グランプリ女王の石井寛子が本命。今年に入って一段と進化を果たした印象で、10月武雄ミッドナイトを制して昨年のV回数14に早くも並んだ。大舞台での強さは言うまでもないし、6年連続でのグランプリ出場は確定的なら、平常心で臨める。舞台も21走で19勝して、6Vの得意中の得意走路。好位確保から自慢のダッシュ戦で決着だ。
同じくグランプリ出場は確定的な石井貴子(千葉)が後を追う。ダッシュを生かしたレース巧者ぶりでは負けていないし、5月のコレクションをV、モートンら最強外国勢を破った同月別府など勝負強さも互角以上だ。
この2人をまとめて破るのではと期待を抱かせるのが梅川風子。スピードスケート出身のアスリートは着実に力を付け、機動力なら間違いなくここ一番だ。
長澤彩、山原さくらもVラッシュの近況。ともに賞金でのグランプリ出場は厳しく、狙うはVのみ。ハマれば獲る脚はある。
地元グランプリ出場へ視界良好なのが鈴木美教。オールラウンダーぶりを発揮して今年は9月終了時でV11。112期のトップランナーとして、特別を勝ってグランプリへ向かいたい。
実績優る梶田舞や荒牧聖未、石井貴子(東京)も見逃せない。