しずおか競輪

SHIZUOKA KEIRIN

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決勝戦レポート

太田竜馬がリベンジV

 昨年のヤンググランプリは準優勝。悔しさを糧に進化を遂げた太田竜馬が同じ舞台でリベンジを果たした。「無駄脚を使わずに脚をためて」。昨年の経験を生かした作戦がピタリと的中。狙いどおりの一撃で同世代のライバルたちを破った。
 「去年の経験から、絶対にもつれて脚がたまっている人が優勝するかなと思っていたので。内も絶対に空くから、落ち着いて走りました。想定どおりにレースが動いたかなと思います。内まくりみたいな感じで、ちょっと決め打ちでいった感じでしたね。そのあとは、力ずくでいきました。合わされたかなって感じもあったんですけど、最後踏み勝てたんでよかったです」
 四国のホープとして、思うような結果を残せない時期もあったが、今年の終盤戦から上昇気流に乗っている。9月高知の共同通信社杯ではビッグ初優出。11月小倉競輪祭では初めてGI決勝の舞台にも立った。
 「昨年から悔しいというか、なかなか思うようにならんことばっかりだったので、ちょっとずつよくなっていったかなと思います。今年は最後の最後でいい形で締めくくれました」
 今後はビッグ戦線で常に上位で戦うことが期待される。
 「持ち味はスピードなんで、今回みたいなレースができたらいいなと思うし、先行もできるので、どこからでもいけるような選手になりたいですね。まだまだ力不足ですけど、選手としてグランプリを目指すことは当然だと思うので、しっかり頑張ります」
 来年は輪界の頂点へ。太田の挑戦はまだまだ続く。
 
 南潤は単騎でも位置取りにこだわった組み立て。前々に踏んで懸命に追い込んだが、あと一歩のところで優勝を逃した。
 「3コーナーではもらったと思ったんですけどね。気持ち的には余裕があったんですが、脚が残ってなかったです。外併走のイメージはしていたけどホームでもバックでも脚を使っているぶん、進まなかった。門田(凌)さんが付いてなくて、ホームで(3番手に)入ってしまったのが…。そこが負けですね。負けると気合が入るので、課題は来年に残して、しっかり練習します」
 
 番手まくりの佐々木豪は3着。絶好展開をモノにできず、悔しさを隠せない。
 「松本さんがあれだけ行ってくれたのに、勝てなかったのは恥ずかしい。本当に悔しいですね。本当は(番手から)出たくなかったんですが、(南)潤が前々に踏んでいたので、出ないと厳しいと思った。ジャンから振ったり、慣れないことをしていたので、脚にくるんだなって。四国から優勝が出たのはうれしいけど、愛媛から出せなくて申しわけないです」
 
 人気を集めた山崎賢人は再三のブロックを受けて力を発揮できなかった。
 「位置は取れたらいいなというくらいで、しっかり仕掛けようと思ってました。(佐伯辰哉のブロックが)すごかったですね。でも、あれを乗り越えないと。すべてが後手、後手になってしまいました」
 
 中団確保からまくった竹内翼は不発に終わった。
 「組み立ては悪くなかったと思います。南とかぶっていて、そこだけは意地でもと思ってました。佐々木と南を見ちゃったんで、そこだけですね。太田に内から来られてしまった。気持ちを切り替えて、また頑張ります」

レース経過

 号砲が鳴ると、島川将貴がスタートを取る。そこに太田竜馬を迎え入れて徳島勢が前団を形成。以下は南潤、山崎賢人、竹内翼-佐伯辰哉、松本貴治-佐々木豪-門田凌で周回を重ねる。
 竹内が青板の2センターから動いた松本に合わせて前に出る。松本は竹内を赤板の1センターで押さえて先行策。続いた南、山崎が中団で併走になるのを見てギアをトップに入れた。南が3番手に追い上げてから仕掛けると、佐々木は合わせるように踏んでゴールを目指す。前受けから8番手に下げた太田は、最終2コーナーから満を持してアタック。コースを縫うと、直線で外のコースを伸びて激戦を制した。南は離れた佐々木の後位に切り替える。直線で追い込んで2着に入った。番手まくりを放った佐々木が3着。浮いていた山崎は、最終2コーナーで佐伯に絡まれて5着まで。

車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 S/B

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