松山競輪開設69周年記念「金亀杯争覇戦」が3月7日〜10日の日程で開催される。平原康多、武田豊樹の関東コンビに浅井康太、村上博幸とS班は4名が参戦。迎え撃つ四国勢にも躍進著しい太田竜馬に渡部哲男、橋本強と好メンバーがそろっている。最終日9Rには競輪学校113回生によるルーキーチャンピオンも開催。9名中5名がS級と過去に例を見ないハイレベルな出世争いになりそうだ。
関東SSコンビが強力だ。全日本選抜では惜しくも準決勝で敗れた平原康多だが、セッティングを修正して臨んだ最終日は大外をまくり追い込んで快勝。勝ち切れなかった3日間のモヤモヤを吹き飛ばした。グランプリの落車はあったが、1走するごとに感覚を取り戻している印象。ここも高い総合力で優勝争いをリードする。武田豊樹は全日本選抜で決勝4着とG1開幕戦で好スタートを切った。年頭の和歌山記念では結果を残せなかったが、敗戦のなかにも手ごたえをつかんではいた。連日の番手回りだったとはいえ、まずG1で結果を出せたことは精神的にも大きいはずだ。二次予選さえ突破すれば、準決勝、決勝では平原との連係が濃厚。昨年の当所ウィナーズカップ決勝のようにワンツーを決めたい。武田はウィナーズカップだけでなく松山では09年のオールスターを、平原もここで13年に全日本選抜を制すなど、ともに松山競輪場での実績も申し分ない。