豪快なカマシ、まくりで別線をねじ伏せている根田空史が優勝候補の筆頭だ。8月松戸記念では一次予選、二次予選を逃げ切ると、オールスターの一次予選1は先行して2着に粘り、和田健と千葉ワンツーを決めた。スピード、航続距離ともにハイレベル。主導権を握って押し切ろう。岡村潤、嶋津拓弥が根田に続いて南関ラインを形成する。最近は一息不足の感もある岡村ながら、根田とは連係実績が豊富。3月伊東G3の二次予選でワンツーを決めている。
桑原大志、晝田宗一郎の中国コンビも差はない。桑原は48歳の大ベテランながら差し脚に陰りは見られない。高松宮記念杯で決勝に乗ると、オールスターでは27282着と3連対を果たしている。チャンスが巡ってくれば、ものにできる状態にある。まだS級では優勝経験がない晝田だが、F1戦の準決はほとんど連に絡んでいるし、7月福井記念では2512着と3連対の大活躍。仕掛けがツボにはまれば一発怖い。
宿口陽一、鈴木竜士の埼京勢は鈴木が前で戦うか。オールスターで落車した影響があったのか、9月向日町記念の動きは物足りなかった鈴木だが、調子が戻れば侮れない。宿口は競走得点今節トップ。好展開が巡ってくれば首位に躍り出る場面もありそうだ。
差し脚鋭い嶋田誠也は、伊藤旭に前を任せて地元Vを狙う。伊藤の十八番のまくりが飛び出せば九州勢で連独占も。
自力攻撃冴える根田空
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根田空史
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桑原大志