腰の手術をするなど万全な体調ではない小林優香。昨年は12Vを含む45勝をあげていて、勝率は約68%だった。これまでの実績を考えるとやや物足りない数字だが、今シリーズのメンバーの中では群を抜いている。スピードにものを言わせて主役を演じる。
対抗格は野本怜菜だ。昨年は6Vを達成している。特に昨年の終盤は好成績で、11月~12月の5場所は2V、準V3回と決勝で連を外していない。9月平では小林優を撃破してVの実績もあり、ここも逆転があってもおかしくない。
競輪祭女子王座戦は振るわなかった高尾貴美歌だが、普通開催では安定した成績を残している。今年初戦の1月佐世保はオール2着の準V。好位置占めれば、鋭い差し脚を発揮しての連浮上がありそうだ。
堅実な高橋朋恵も連対候補。やや勝ち味に遅く、昨年は3勝にとどまったものの、2着21回、3着20回で3連対率はジャスト5割。自力はほとんど出していないので、位置取りが浮沈の鍵か。
杉浦菜留は状態が気になる。今年は1月高知、同月四日市と予選は大きな数字ばかりだ。機動力があるので調子が戻れば軽視できない。
地元Vは譲れぬ小林優
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小林優香
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野本怜菜