獲得賞金ランク11位(11月20日現在、以下同じ)の犬伏湧也(写真)は、5月の日本選手権、8月のオールスター、10月の寬仁親王牌と今年は3度のGI優出。条件次第ではあるものの、獲得賞金でも初のグランプリ出場を狙えるところまできている。
「(1レース1番車は)結構、ありますね。昼間の開催だったら早いですけど、ナイターなんで助かります(笑)。(今年は)しっかりとGIでやれている感じもあるので、そこは悪くないかなと思います。(前回の防府記念の決勝は)結束する以上は僕も含めて、中四国から優勝が出るような走りをって思っていた。相手に踏まれて僕的にはしんどかったけど、ラインから優勝が出て(清水)裕友さんが(防府記念を)6連覇してくれて良かったです。(そのあとは地区プロもあったけど)練習はいつも通りやってきました」
山田庸平は落車失格を喫した前々回の寬仁親王牌のあとの前回の別府FIが324着。トーンはなかなか上がらない。
「(別府は)練習もできてなかったんですけど、競輪祭に向けて走りたかったんで調子をみながらでした。そのあとも(武雄の)バンクが使えなかったり、また体調を崩したりしたんで、(上積みは)あんまりないかなと。戻す感じでやってきました」
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前回、玉野で行われた防府記念で優勝した清水裕友(写真)は、地元記念6連覇の偉業。獲得賞金ランクも6位とグランプリ出場には視界良好だ。
「(今年は)ダービー(決勝)2着とか去年よりも充実感がありますね。(前回もそうでしたけど)人の後ろが多くて、中四国の層の厚さを感じます。防府記念は状態自体は良かった。そのあとは普通に練習とケアをやって、いつも通りにやってきました。(自力の一次予選1は)寬仁親王牌の初日みたいに出し惜しみをしないように」
新田祐大は、前回の四日市記念では7184着で準決敗退。二次予選ではまくりで勝ち星を挙げたものの、いまひとつかみ合っていない感もあった。
「(今年は)前半が良かったんですけど、半ばで落車があった。そこからまた調子が戻ってきた時に落車をしてしまって、リズムがつかめなかった。(前回の)四日市は消極的なレースがありました。ここ(小倉)は、しっかりと戦えれば持ち味が光るようなバンクだと思うので、そこをしっかりと出せるように」
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郡司浩平は、前回の防府記念の二次予選で落車に見舞われた。現在の獲得賞金ランクが12位。今シリーズは準Vでもグランプリ出場の可能性は残されているが、狙うは2度目の競輪祭制覇だ。
「(落車の怪我は)打撲だったけど、思ったよりも長引いてしまった。ここに来る前にいつも通りの練習ができて、なんとか間に合ったかなと。自分のやりたい練習ができたのが、ここ3日くらいです。GIで結果を残せないと、後半は苦しい戦いになる。そういう意味でもGIで成績を残せるように、脚力だったり精神面を鍛えていかないと」
前回の地元、平FIを3連勝の完全V。渡部幸訓(写真)は、3場所前の寬仁親王牌でGI初優出の3着。遅咲きの40歳の充実ぶりが目を引く。
「(好成績を残せているのは)ラインの力が一番ですけど、その展開をモノにできているのも大きい。寬仁親王牌は決勝に乗れて、表彰台にもあがれた。まだ終わってないけど、いい1年でした。自分はもともと波があるタイプではないので、脚力を上げるためにコツコツとやっていた成果が出ているのかなと。中4日だったので、疲れを残さないよう、軽めにやってきました」
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9月の共同通信社杯でおよそ9年ぶりとなるビッグ制覇を遂げた深谷知広(写真)は、直近の伊東、前橋でのFIを連続V。獲得賞金ランクも7位で、17年以来のグランプリ出場圏内にいる。
「(今年は)変化の大きい年だった。1年を通してある程度、戦えた結果かなと思います。周りのランキング(上位選手)が強すぎるので、自分は1走、1走をしっかりと走って、(グランプリ出場は)その結果かなと。計画通りに練習できたけど、(以前に)大きく体調を崩していたのをどこまで戻せているかですね。練習での感じはいいので、あとはしっかりとレースに臨めたらいいと思います」
11月7日に47歳のバースデーを迎えた佐藤慎太郎は、今年2度のGI準V。優勝こそないが、獲得賞金ランクで9回目のグランプリ出場を確実なものにしている。
「(競輪祭は)例年だとグランプリのことをすごく意識していることが多いけど、(それに比べれば)気持ち的な余裕はあるかなと思います。(今年は)トータルでみれば活躍できた。ただ、優勝もない。2、3連対率ではそこそこの数字を残せていると思います。最後まであきらめずに走ろうっていうのが、(安定した)着に表れているのかと。日々、体の衰えは感じるし、疲れの取れ方も遅くなっている。そこら辺はしっかりとケアをしていかないと」
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薄氷を踏む思いで競輪祭の出場権をつかんだ園田匠(写真)にとっては、不本意なシーズンだったに違いない。今年のラストGI、ホームバンクの競輪祭で、一昨年に次ぐ決勝進出でばん回したい。
「しんどい1年でした。ここ何年かこういうことはなかった。すべてがかみ合ってなかった。(前回の福井FIは)前の山口(敦也)君が頑張ってくれて、申し訳なかった。そのあとはいつも通り普通に練習をしてきました。(一昨年の競輪祭の決勝の)あの声援をもう一度浴びたい。このまま腐るわけには行かないので」
8月のオールスターでの落車の怪我が尾を引いている松浦悠士だが、前回の防府記念9133着後のトレーニングではまずまずの手ごたえをつかんだ。
「(前回の防府記念は)シリーズを通して疲労がたまっていく感じだったけど、感触は良かった。(怪我が)かなり影響しています。ただ、玉野(防府記念)が終わってからは、練習もできるようになって、だいぶ影響はなくなった。理想とするフォームでの乗り方もできるようになってきた。グランプリに向けてっていうところで、今節はしっかりと結果を残したい」
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古性優作(写真)は、前々回の寬仁親王牌で今年3度目のGI制覇。今シリーズは、記録更新となるGI年間4Vに挑む。
「(今年は)ラインの近畿の先輩方、後輩に助けていただいて、(成績が)いいかなと思います。(前回の防府記念8114着は)疲れのあるなかで、まあまあだったけど相手が強かった。(そのあとは)しっかりとトレーニングをして、いつものGIと同じ調整をしてきました。(競輪祭は二次予選敗退の)昨年は力負けだったんで、まずはしっかりと決勝に乗れるように。GIは狙って獲れるようなものではない。すべてがかみ合わないとっていうのはあります。いつ何があるかはわからないので、来年も(GIに必ず)走れるとは思ってない。1走、1走、気持ちを入れて、それで結果がついてくれればいいかなと」
前回の平FIでは決勝に落車。そこから中4日の強行ローテーションの小松崎大地が、10月の寬仁親王牌に続く連続でのGIファイナルを狙う。
「(落車の怪我は)擦過傷です。影響はないと思います。(平を走って)気づくところもあったけど、(感触は)良くも悪くもなかった。(そのあとは)ケアを中心にやってきました。自転車は寬仁親王牌に乗っていたモノに換えます。あとはドームなんで仕掛けどころでしっかりと行きたい」
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新山響平(写真)は、獲得賞金ランクがグランプリ出場ボーダーの9位。昨年は初戴冠を果たした競輪祭で、勝負の6日間を迎える。
「(今年は)優勝が1回もないんで、そこは不甲斐ないですね。ただ、賞金9位で来られたのは、自分でも良かったと思います。(先行という)自分の武器をしっかりとつくりあげて戦えたのも良かった。いままでで一番、ここに入ってくる前は緊張している。そういうことを自己分析ができているんで、やることを変えずにしっかりと走りたい。(前回のあとは)計画的に追い込めたし、疲れも取れたんで万全の状態です。去年(競輪祭の決勝は)ラインに恵まれて1着が獲れたので、今年は自分が先頭で獲りたい」
前回の静岡FIを411着。決勝は佐々木眞也の番手からまくりで人気に応えた*渡邉雄太は、そこから2週間空いた。
「(前回は)優勝できているんで、(感触は)いいかなと思います。そのあとも普通に練習をしてきました。いったん追い込んでいるんで、(コンディションは)今回はいいのかなって感じます」
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8月のオールスターで落車に見舞われた脇本雄太(写真)は、肩甲骨の骨折などで3カ月近い戦線離脱を余儀なくされた。復帰場所となった前回の四日市記念が2119着。
「体の違和感が多少はあるなかで復帰した。(前回は)内容とかを含めて、まだまだつめるところがあるかと思います。(そのあとは)地元に戻って、普通にいつも通りの練習をした。まだ、完全に戻っているわけではないので、確かめたいこともあるけど、そこは焦らずにと。(グランプリ出場は)まったく意識はしてない。グランプリに出られないなら出られないでと思っているので、特段、焦りはないです」
浅井康太は、前回の四日市記念を3311着。自力で戦った決勝は、まくりで脇本雄太らをくだして、地元の期待に応えた。
「(決勝は)思い切りが良かったのが、勝因だと思います。ほとんどの方が脇本君が勝つって思われただろうけど、しっかりと自力で勝てて良かったし、もっと頑張らなきゃというのもありました。(そのあとは)しっかりと体のケアをしながら、練習というよりコンディショニングでの調整でした」
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獲得賞金ランク3位。3年連続でのグランプリ出場権をグッと手繰り寄せている尾方真生(写真)は、前回の川崎312着よりも上積みがありそうだ。
「(この時期は)毎年、(獲得賞金ランクが)7番目とかでギリギリで入って、ドキドキしながらですけど。今年は少し余裕があるかなと。川崎がまったく力が入らなかったので、帰ってから師匠(藤田剣次)にセッティングをみてもらって、だいぶ戻ったかなと思います。(練習での)タイムも夏場の暖かいくらいの時に戻った」
3場所前の大宮、前々回の向日町ではV逸の山原さくらだったが、前回の川崎では尾方らを破り3連勝で完全V。弾みをつけた。
「(ここ2場所は)優勝ができないのは残念でしたけど、自分の調子は変わらずだった。とくに(調子が)悪いとかはなかった。(今年としては)前半は苦労をしたところもあってキツかったけど、中盤くらいから自分のレースができて結果もついてきた」
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久米詩(写真)は、児玉碧衣らを抑えて獲得賞金ランクトップ。初のグランプリチケットをつかんでいる。
「(今年は)大きなレースが獲れたり、去年に比べて上デキだと思います。そのなかで課題もあるので、(課題を)見つけられて良かった。練習だけではなく、自転車のセッティングだったり、いろんな角度から伸びしろを見つけられた。(競技のジャパントラックカップに出て)そこまで疲れはない。(グランプリ出場が確定的で)気持ち的にはすごい楽です。そのなかで自分のレースができれば」
昨年のグランプリ女王の柳原真緒は、獲得賞金ランク8位で連続のグランプリ出場に厳しい位置にいる。
「(今年は)前半戦はすごく良かったけど、後半戦は体調を崩してから、気持ちと体が戻ってこない。(前回の)福井ではセッティングと車輪を変えてみて、すごい良かった。けど、(優勝ができなくて)着が伴わなかった。もう(グランプリ出場には)獲るしかないんで、狙って頑張ります」
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児玉碧衣(写真)は、新設されたGI、6月のパールカップVで誰よりも早く年末のグランプリの権利を獲得。グランプリを見据える今シリーズは、腰痛により1カ月以上、空いた。
「最初に獲ってしまえば、追い込まれることもないんで、(そのあとは)1戦、1戦、リラックスして走れている。腰痛で長い期間休んだけど、いまは大丈夫です。練習でのタイムは、腰を痛める前には戻った。あとはレース脚がどのくらいかなと。こんだけ空いたのも初めてなんで、走ってみないとわからないけど、そこは気持ちでカバーしたい」
獲得賞金ランク5位の石井寛子は、6位の坂口楓華とは僅差の賞金額。11年連続でのグランプリ出場に気は抜けない。
「1年間でビッグレースを1個は獲るっていう目標があったんですけど。(まだその目標が達成できてないけど)同じ人が(大きいレースを)勝ったりして、(自分も)この位置にいられている。1年間を通して上位に来られたかなと。絶対にグランプリに出場したいっていう気持ちが強い。最後は気持ちかなって思います」
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前回のオールガールズクラシックを3連勝の完全VでGI制覇。ナショナルチームでの活動があり、獲得賞金ランクは16位の佐藤水菜(写真)だが、グランプリのチケットは持っている。
「グランプリまではハードなトレーニング期間が待っているんで、去年に比べてしっかりと練習ができるので、去年よりは(グランプリは)いい状態で迎えられるのかなと考えています。(直前の競技のジャパントラックカップは)練習のタイムも悪かったし、状態も悪かったんですけど。走ってみたら意外と走れた。そこで自分のベストを更新できたことは、これからの自分にすごくプラスになれた。コーチからも脚はすごくいいって言われているので、それを信じて頑張りたい」
吉川美穂は、7月のガールズケイリンフェスティバル、10月のオールガールズクラシックをともに準V。獲得賞金ランク4位で、初のグランプリ出場がみえている。
「今年は特別、調子が良かったとかいうわけじゃない。ガールズケイリンフェスティバルとオールガールズクラシックの決勝で2着に入れたのがすごく大きい。ただ、付いていってなんで、自信になるというよりも、展開が良かった。(グランプリ出場は)すごく意識してますし、精いっぱい走りたい」
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