本命に推した岡崎景介は、S級でも同格戦では連がらみが多かった実力者。6月玉野では連勝で優参するヒットも飛ばしていて、連対率は4割を上回っている。先行基本の自力攻撃で別線をねじ伏せよう。位置取り、差し脚ともにしっかりしている伊藤大彦が食い下がり中四国ワンツーを目指す。
吉田昌司もS級を張っていた機動力の持ち主。直近4ケ月の連がらみの決まり手は74%が逃げてのもので、積極さは岡崎景に引けを取らない。マイペースで駆けるとしぶとく粘る。須藤直道、山崎充央らベテランマーカーの援護が見込めるので、主導権さえ握れば好勝負に持ち込める。
栗本尚宗、藤田大輔の千葉コンビに松坂英司とそろった南関勢も侮れない。今期は2班の栗本ながら直近4ケ月の競走得点は91点台で、自力攻撃の破壊力にはなかなかのものがある。好スパートを決めれば、南関勢から優勝者が出ても不思議手はない。
九州勢も松本憲斗、工藤文彦、古川貴之と戦力は整っている。準決が壁になっていたときもあった松本だが、2月久留米で初Vを飾ると、4月当所、5月松山は連勝で決勝に乗っている。タイミングよく仕掛けて先手を奪えば、九州勢が優勝をさらう場面もありそうだ。