デグレンデルが中心になるだろう。競技では17年―18年シーズンのケイリンで優勝と、世界の頂点に君臨する実力者。ガールズケイリンこそ初参戦だが、持ち前の脚力で日本勢をねじ伏せていくだろう。さらに、当所は出走3場所目だけに、レースにも慣れてきているはず。好機に仕掛けて、力の違いを見せ付けよう。
奥井迪が日本勢の意地を見せる。年末のガールズグランプリでは惜しくも準V。それでも、気持ちを新たに白星を量産している。ウィナーズで行われたコレクションは力を出し切れずに終わったが、スタイルにブレはない。持ち前の積極的な組み立てで真っ向勝負を挑む。
石井貴子も逆転十分。グランプリこそ出場できなかったが、選考期間中の賞金ランクは7位。その実力はガールズ屈指と言えるだろう。3月松阪では奥井、尾崎睦、梶田舞らを相手に、2コーナーまくりでVを手にしてみせた。巧みなレース運びで、デグレンデルに土を付けるか。
内村舞織も着実に成長している。デビューからVこそないが、3月福井で準Vなど決勝の連対は多い。坂口楓華、中川諒子、奈良岡彩子らも虎視眈々とVを狙う。