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レース展望

進化が続く佐藤水菜

  • 佐藤水菜

  • 久米詩

ナショナリチーム入りし、ダッシュ、スピードが大幅に強化された佐藤水菜がVに最短。腰痛で苦しんだ時期もあったが、それもナショナルチームのトレーニングで解消。勝つしかなかった昨年11月のグランプリトライアルを制してからの躍進ぶりは素晴らしいものがある。今年は24戦で22勝、7V。5月京王閣でのコレクションでは大胆な組み立てで、遂に児玉碧を倒して初の特別レース制覇を果たした。現在の賞金ランク7位という事が示すように出走回数が少ない佐藤は走るレースできっちり結果を出していかないと3年連続グランプリ出場は見えてこない。考えた仕掛けで人気に応える。
 しかし、アルテミス賞も強豪がそろっただけに佐藤と言えども簡単に勝てない。その強敵の筆頭が梅川風子で、こちらはナショナルチームAに所属している実力者。昨年までは対戦成績でも佐藤に大きくリードしていた。男子選手にも見劣りしない快速で繰り出すまくり、カマシが主戦法で、2カ月ぶりの実戦となった6月川崎も危なげなく完全優勝している。
 久米詩、山原さくらも有力なV候補で、久米は7月小倉で絶妙なペースで踏んでの逃げ切りで児玉らを相手に優勝する快挙も成し遂げている。山原は今年7Vと順調そのもの。ともに勝負所で思い切って踏み出していければ一発ある。
 侮れないのが石井貴子。すんなり逃がした時の踏み直し、粘りは強烈でトップレーサーたちも皆その洗礼を受けている。5年連続で出場となるおなじみのレースで、今年も存在感を発揮する。
 経験値で勝負する梶田舞、先行主体の積極策一辺倒からレースの幅を広げて成績上昇中のフレッシュ高木佑真の走りも見もの。