宮杯出場のS級上位陣が不在なら地元の新鋭、松本貴治の優勝が期待できそうだ。松本は1月にS級特進してから、まだ優勝こそないが、2月向日町、3月別府では決勝2着。4月川崎では記念決勝にも勝ち上がっている。久米康平は直前の西武園で997着とまさかの結果に終わってしまったが、ここは勝ち上がれば松本との連係も可能。松本、久米とスジの目標豊富な三宅伸にもチャンスだ。
稲毛健太にとってもチャンスのあるメンバー構成だ。ダービーの後半戦2連対、続く京王閣記念での2勝はいずれもバックを取ってのもの。出し切るレースさえできれば強い。中近で林巨人が稲毛マークになりそうだが、直前の名古屋記念で落車しているだけに状態が気がかりだ。
坂本貴史、堀内俊介も優勝候補の機動型。坂本は4月に冬季移動先から地元に戻って調子も上向き。稲村成浩、新井秀明も力のある追い込み型だが、スジの機動型が手薄な点をどう克服するか。