A級は吉武信太朗、今野大輔の愛媛、同級生コンビがそろった若手機動型を迎え撃つ。ともに来期もA級だが、今期はS級点を大きく上回るなど好調を維持している。中四国勢はこの両者に久米良、郡英治とバランスの取れた陣営。大挙して決勝に勝ち上がって強力なラインを作りたい。
実績で考えるなら金澤竜二、中村敏之輔の北日本コンビだ。5月函館では初日特選、準決勝と2日続けてワンツーを決めるなど相性もいい。若手機動型が激しくやり合うようならチャンスだ。
3月奈良ミッドナイトの完全優勝からやや元気がない池野健太だが、来期からのS級初挑戦を前にそろそろ本来の力強さを取り戻したい。渡邉泰夫、田中俊充と頼もしい追い込み型の援護を背に攻めのレースを見せるか。
林大悟、吉田昌司に高橋築と2班にも優勝を争える若手機動型がそろった。林は4月奈良の優勝など先行主体に抜群の安定感を誇る。吉田は1、2班戦に特別昇班してからは2場所連続無傷の優出とすでに争覇クラスの力を誇示している。