自転車アジア大会出場のため、2月の全日本選抜を欠場した渡邉一成、深谷知広がグランプリ以来となるレースに参戦。ここで今年初めてS班9名が勢ぞろいする。
中心はやはり全日本選抜を制した新田祐大になるだろう。競技で磨いたスピードが競輪と融合したのが昨年だ。両立に体が慣れるまでに時間はかかったが、6月高松宮記念杯で優勝するとその後のビッグレースはオール優出。11月競輪祭での優勝をはじめ、決勝戦でも確定板すら外していない。ここも自慢のスピードでビッグ連覇を狙う。渡邉一成は今シリーズがグランプリ以来、3カ月ぶりの実戦。レース勘の不安こそあるが、新田同様にナショナルチームで磨いたスピードでどこまでカバーできるか。昨年は8月オールスター、10月の寛仁親王牌で優勝するなど、新田を交わせる数少ない存在だ。佐藤慎太郎は新田、渡邉ら充実した北日本の機動型を目標に上位進出を目指す。