G1戦線で存在感を示している佐々木悠葵が優勝候補の筆頭だ。昨年の後期は寛仁親王牌で優参を果たすと、競輪祭では準決にコマを進めている。最近の調子も良好で、今年初戦の1月大宮記念では、上がり13秒8の超速まくりを炸裂させてV。最高のスタートダッシュを決めた。好機に仕掛けて主導権を握って押し切ろう。差し脚鋭い神山拓弥が佐々木とタッグを組む。1月立川記念の二次予選で落車したが、同月大宮記念、同月川崎とそれぞれ2勝していて、落車の影響はないとみてよさそう。関東ワンツーは有力。
九州勢の先導役を務めるのは、当所ホームの後藤大輝だ。まだS級で優勝経験はないものの、ヤンググランプリ2024に参戦した有望株。直近4ケ月の連がらみの決まり手は83%が逃げ。ここも先手は譲らないか。井上昌己が後藤を盛り立てる。45歳のベテランながらスピードに陰りはみられない。昨年12月の佐世保記念では1141着と3勝をあげている。後藤のかかりが良ければ首位に躍り出る場面もありそうだ。
展開がもつれるようだと山崎芳仁が怖い。1月松阪記念3182着など、最近の動きは悪くないし、随所でまくりも出している。北日本勢の上位陣は自力型が手薄なので、前で戦う可能性が高そうだが、一発には注意したい。
桑原大志、島川将貴の中四国勢も軽視は禁物。低空飛行が続いていた島川ながら、1月高松記念では準決で勝ち星をゲットしていて、どん底状態からは脱した感がある。
神奈川コンビ佐々木龍、新村穣の動向にも注目しておきたい。
自力攻撃冴え渡る佐々木悠
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神山拓弥