持ち味である自在戦が冴え渡り、好成績を残している細田愛未。3月〜4月は4場所走って2V、準V2回と決勝で連を外していない。今年の連対率は7割を上回っていて、昨年の45%から大きくジャンプアップしている。今の充実ぶりなら優勝に最も近い存在とみて中心視した。
野口諭実可も今年の連対率は7割に迫る勢いで、戦歴は細田に見劣りしない。初戦の1月広島でVスタートを決めると、その後は優勝には手が届いていないものの、準V3回、決勝3着4回と安定感は抜群。自力基本ながら追い込みもこなせるので、うまくレースの流れに乗ってのVゲットは十分だ。
那須萌美は堅実さが売り。やや勝ち味に遅く、今年の勝ち星はまだ3勝ながら、ほとんどの場所で優参し、準Vが5回もある。好位置占めれば連対望める。
徹底先行の石井貴子は相変わらず積極的で、直近4ケ月の連がらみの決まり手は87%が逃げてのもの。ここもブレない先行勝負で風を切る。
2月小倉で待望の初Vをものにした藤原春陽。大久保花をはじめ、野口諭、吉岡詩らの強豪を撃破した。ツボにはまった時の一発には注意したい。
当所ホームの廣木まこも侮れない。普通開催ではほとんど決勝に乗っていて、2月豊橋はまくって準V。機動力を発揮なら浮上も。