地元の渡邉豪大が主役を務める。S級で優勝経験もある実力者とあって、さすがに降級した今期は格上の走りを披露している。3月高松112着、4月福井121着、同月小倉は3連勝で今期4V目を飾っていて、ここ3場所は連を外していない。何でもありの自在戦で地元ファンの期待に応える。田中陽平が渡邉とタッグを組み九州ワンツーを目指す。
坂本修一、山本奨の岡山コンビを重視する手もある。坂本は高いレベルで成績をまとめていて、今期は2V、準V3回、決勝3着3回と競走得点は今節トップ。山本も今期は2V、初日特選で7勝をあげている。両者ともに動けるが、積極さで上回る山本が前で戦うか。山本が好スパートなら岡山ワンツーは十分。注目株は室井蓮太朗だ。在所時の記録会でゴールデンキャップを獲得した好素材で、3月小倉で特別昇班を達成した。1、2班戦初戦の4月高松は123着。このクラスでもスピードは通用する。
徹底先行の福元啓太を佐藤成人が盛り立てる近畿勢も好勝負が見込める。決勝では結果が出ていない福元ながら、ここ3場所は初日特選で3勝、準決では2勝と調子は問題ない。ここも主導権奪取に全力投球の構えか。中近スジで大洞翔平まで加勢ならラインも強化する。
渡邉豪が地元Vに闘志
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渡邉豪大
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坂本修一