自力型がそろい熾烈なV争い。狙いは絞りにくいが、自力攻撃の破壊力なら村田瑞季が最上位か。1月岸和田121着では今年の初Vをものにすると、続く2月大垣は3連勝。初日特選、決勝と前S級の下井竜を2タテしている。タイミングよく仕掛けて主導権を握って押し切ろう。近畿勢の上位陣は追い込み型が手薄なので、太田剛司、竹田和幸の中部勢が村田と連係し中近ラインを形成か。
畝木聖、西岡拓朗の中国勢を重視する手もある。畝木は前期のS級戦では、同格戦で勝ち星を稼いでいた。さすがにA級では実力上位で、1月小田原215着、同月別府113着、2月高知117着と好走している。そろそろ決勝で結果を出したい。西岡は長らくS級を張っていた実績の持ち主。位置取り、差し脚ともにしっかりしていて、畝木が先手を奪えば単望める。
松岡孝高、曽我圭佑の熊本コンビも差はない。今年の松岡は1月小倉でVスタートを決めると、1月当所、2月佐世保はいずれも準V。最近の曽我は積極的に攻めている。2月小倉で落車したのは気になるが、体調に問題がなければ松岡に好展開が巡ってくる可能性もありそうだ。
なかなか決勝では結果が出なかった菅野航基だが、2月松戸では3連勝を達成。決勝は邊見光の仕掛けに乗って最終2コーナーから自力に転じたものだが、きっかけになったはず。ダークホースとして注目したい。
櫻井学は43歳のベテランながら自在戦が冴えている。今年は1月京王閣、2月前橋と早くも2V。展開がもつれるようだと浮上してきそう。
遠藤勝弥も1月~2月は5場所走って1V、準V2回と動きがいい。