オープニングレースで1番車の藤根俊貴は、オールスターで右鎖骨を骨折。今回が復帰戦だ。
「初めて鎖骨を折りました。手術をして2日後には腕は上がったし、パワーマックスに乗って心拍は鍛えていました。普通の練習も2週間くらいはしっかりできました」
前回の共同通信社杯は失格となった佐藤友和だが、8月高知FIと続く取手FIは連続で決勝にコマを進めている。
「前回は失格だったけど、感触は良くなっているし納得の走りはできました。(弟子の藤根)俊貴とは練習でも一緒にやっているし、問題ないですね。久留米は冬季移動で6年くらいお世話になったので、ホームバンクと言っても過言ではない。青森よりもこっちの方が練習している時間は長いです」
地元のトップバッターを務める森山智徳(写真)は、近況、優出こそないが随所で好走を見せている。
「前回の別府は(準決勝で)飛んでしまったけど、しっかり仕掛けられれば大丈夫なレースでした。練習はできているので、それがどう出るかですね。気負い過ぎると練習をやり過ぎてしまうので、いつも通りにやってきました。地元で一番手なので、良いスタートを切れるように、楽しみながら走りたいです」
オールスターで落車した東龍之介は、9月京王閣FIで復帰。2戦目の共同通信社杯では準決勝へ進んだ。
「オールスターは肋骨骨折の診断だったけど、地元に帰って再検査をしたら大丈夫だってことだったんで、そこからは吹っ切れて普通に練習できました。痛みに反して体は動いていたので。前回(共同通信社杯)よりは、体的にも気持ち的にも良いんじゃないかなって思います。練習もケアもできました」
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今期S級に返り咲いた地元の松岡孝高は、ここまでに3勝を挙げている。
「今回は思いつく限りのことをやってきたので楽しみですね。別の競技からトレーニングを取り入れたりして、それが良い方に出るのか分からないですけど、納得できるトレーニングはできました。自分はA級でも仕掛けられるところはしっかり仕掛けて、タイミングを逃さないようにやってきたので、それはS級でもしっかりやっていきたいと思っています。やってきたことをしっかり出したいです」
ウィナーズカップで左手首を骨折した植原琢也は、前回の小田原FIで復帰後初優出を果たした。
「オールスターまでに戻したいと思っていたんですけどね…。手首を折ってバランスが悪くなり過ぎでしまって、自転車に乗っているのがキツかったんですけど、最近は練習で数値が戻ってきているし、今年中にはなんとかって思っています。メンバーが良いので胸を借りるつもりで走りたいです」
松本貴治は共同通信社杯の最終日に白星をゲット。目標の島川将貴は不発となったが、自ら追い上げて勝利をつかんだ。
「共同通信社杯からフレームを新しくしました。今までと形とかは一緒なので、特に変わったことはないんですけど。(最終日は)内容は良くはないですけど、1着だったんで気持ち的には良いですね。9車立てはタイミングが取りやすいので、7車立てより好きです」
7月当所で優勝した湊聖二(写真)が、松本をマークして差し切りを狙う。
「約1カ月間(中27日)空いたので、強弱を付けて練習してきました。強の時は、ものすごい重たいギアを使ってウエイトみたいな練習ですね。間は空いたけど、レース勘とかは全く問題ないと思います。練習の方がよっぽどキツイことをしているので」
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7月富山FIでVをつかんだ山田久徳は、前々回の松戸記念で決勝進出を果たしている。
「感触は悪くないかなと思います。7車立てだったり、9車立てだったりでレース勘とか、おかしいところはありますけど。今回は9車立てなので、スピード感に気を付けたいです。(中5日は)普通にいつも通り練習できましたし、疲れも大丈夫です」
澤田義和はサマーナイトフェスティバル、福井記念、オールスターを欠場。今回が復帰3場所目となる。
「サマーナイトは体調を崩してしまって、時期が時期だったんで休みました。オールスターは練習中の落車で。肋骨と肩甲骨の骨折は思ったほど痛くなかったから、オールスターは走りたかったんですけど、擦過傷が酷かったので欠場しました。まだ完ぺきに骨はくっついてないと思うけど、もう大丈夫です。復帰してから使っている新車は、スカスカするので今回から元のフレームに戻します」
高松宮記念杯での落車はあったが、復帰後も8月大垣からFI戦を3場所連続で優出している神田紘輔(写真)は、好調をキープしている。
「最近、やっと調子が上がってきました。練習のメニューを少し変えたのが良いんですかね。今回の追加は前回(岐阜)の前検日に来ました。中2日ですけど疲れは大丈夫です。この後もレースが詰まっているけど、走りっぱなしは嫌いじゃないので」
神田に前を任された高久保雄介も、近況のFI戦は手堅く決勝にコマを進めている。
「決勝に上がれているから調子は悪くないと思っているんですけど、人の後ろが多いのでなんとも言えないですね。(前回の)松阪からは疲れがあったので、疲れを取るのに必死でした。(神田は)同期で同い年なんで2人で決めたいですね」
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地元の松川高大(写真)は、前々回の防府FIから新車を導入している。
「新車は特別良いっていう感じでもないけど、問題ないかなと思います。(共同通信社杯は)みんな強すぎてタイムもすごかったですね。9車立ては道中の動きがあるから、何回も脚を使ってキツイですけど、僕みたいに位置を取る選手は9車立ての方が勝ち目はありそう。(初日に連係する上田尭弥は)レースで練習の強さを出せてないですよ。あの強さを出せればGIの常連くらいの強さはあると思います」
上田尭弥は今回が2度目の地元記念。持ち前の機動力でラインを上位に導けるか。
「今年は決勝を目標にして頑張りたいですね。松川さんとはバンクで練習はしていますけど、レースで一緒に走るのは初めてです。前回の岐阜記念からは、玉野の追加も来たんですけど、そこは断って熊本記念を意識して練習してきました。末脚が足りないなと思うので、もうひと踏ん張りできれば戦えるのかなと思っています」
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6月青森GIIIから好調を維持している長島大介は、前回の弥彦FIで今年初Vを果たした。
「今回はしっかり疲れを抜いてきました。前回は練習をやり過ぎていたから、今回の方が調子は良いと思います。久留米は(17年の)記念優勝以来、走ってないですね。良いイメージはあります」
芦澤辰弘は前々回の平FIで準V。前回の共同通信社杯では最終日に連対を果たした。
「共同通信社杯の最終日の感覚が良かったんで、その感覚を維持できるようにしてきました。その感覚で(長島と)ゴール前勝負ができれば良いかなと思います。記念を走るのは久々ですね。7車立てのポイント制の記念も走ってみたかったけど、一回も走れなかったです」
向日町記念と共同通信社杯を連続で失格している三谷竜生だが、調子自体は悪くなさそうだ。
「自分の中では、一番厳しい時は脱したかなと思っていて、連続で失格していますけど、動きは悪くないと思います。肩鎖関節の骨折は長引くみたいで、肩とか張っている部分もありますけど、それは言い訳にもならないので。練習はいつも通り、毎日やってきました」
7月富山記念以降は優出がない元砂勇雪だが、前々回の向日町記念でオール確定板入りを果たすなど、好調ムードだ。
「デキは悪くないんですけど、成績はパッとしないですね。4コーナーからの末が甘いかなと思うので、そこを意識して走りたいです。追加は1週間くらい前に来たので、練習もできていますし、問題ないです」
前回の弥彦FIを無傷で優出した野口裕史(写真)は、今回が6月青森以来の9車立てレースとなる。
「7車立てで脚を使う場所と、9車立てで脚を使う場所は違う気がしますね。ペースも違う感じがするし。でも自分には先行しかないので、9車立てでも自分のスタイルで走ります。前回からは、結構練習してきたので疲れはあるかもしれないです」
1月奈良FIの落車以降は大敗も目立った高木翔だが、近況は徐々に白星が増えている。
「コロナ期間のあとくらいから、だいぶ調子は良くなってきていると思います。久留米は冬季移動で来させてもらっているので、走り慣れていますね。(昨年2月に)優勝もあるバンクです。自分には100パーセント、9車立てが合っているので頑張りたいです」
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近況、グレードレースを走ることが多い坂井洋(写真)は、やや点数を落とし気味だが、持ち味のスピードは健在だ。
「共同通信社杯の結果は散々でしたけど、得るものはありましたし、毎開催しっかりレースを振り返っています。練習もしっかりやっているので、脚は大丈夫ですね。佐々木(雄一)さんとは何度か連係はありますけど、毎回差されています(苦笑)」
その佐々木雄一は、8月福井FIでVを達成。差し脚が冴えている。
「6月に落車をしたけど、体も練習の数値も落車する前くらいまで戻ってきていると思います。前回(弥彦FI)からは1日休んで、昨日(前検日前日)まで練習してきました。最近の坂井は強いので、まずはしっかり付いて行くことを意識して走ります」
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共同通信社杯は決勝で1着入線も、失格と判定された山田英明(写真)。賞金争いも終盤に差し掛かっているだけに、気持ちを入れ直してシリーズを戦い抜く。
「もっと気持ちが強くならないとS級S班になっても通用しないと思うので、しっかり立て直していきたいですね。とにかくやるしかないですし、今年はGIでもFIでも一戦、一戦、大切に走って行くことを課題にやっているので、コツコツ走ります。(共同通信社杯の決勝は)ラインでそれぞれの仕事はできたんですけど、僕はお客さんに迷惑をかけて申し訳ない気持ちがあるので、レースで返していけるように頑張ります」
山田の失格で中本匠栄が繰り上がりのGII初優勝を飾った。今回の初日特選は、九州4車の先頭で風を切る。
「山田さんにはいつもお世話になっているし、前で頑張りたい気持ちがありました。一戦、一戦、できることをやっていくしかないですね。前回からここまでは、疲れを取ながらやってきました。地元から優勝者がでるように頑張りたいです」
S班の郡司浩平は、前々回の岐阜で今年3度目の記念Vをゲット。共同通信社杯は二次予選で敗れるも、シリーズ3勝と力を発揮した。
「調子は変わらずです。1着が増えているのは良い兆しですね。特に何かを変えたとかはないんですけど、長い距離を踏めるようになって、先行もできるようになってきたので、幅は広がったと思います。感覚的なものはいつも意識していて、イメージ通りに走れているので、そこさえ崩れなければ成績も崩れないだろうと思っています」
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