KEIRIN EXPRESS

全国の競輪開催案内のポータルサイト

久留米競輪

KURUME KEIRIN

83#

レース展望

戦力充実の九州勢

  • 中川誠一郎

  • 山崎賢人

  • 平原康多

久留米競輪開設70周年記念「第25回中野カップレース」が6月27日〜30日の日程で開催される。全国のトップスターが4日間に渡ってハイレベルなV争いを繰り広げる。


 タレントのそろった九州勢が優勝争いを優位に進める。主役の座にもっとも近いのは中川誠一郎だ。2月別府の全日本選抜で2度目のG㈵制覇を果たした。その後はピリッとしないが、状態面に問題はない。不惑を迎えたばかりの中川がラインの主軸を担って、他地区の強力なライバルを迎え撃つ。今期最終戦でしっかり結果を出して、後半戦に弾みをつける。ラインをけん引するのは山崎賢人だ。3月大垣ウィナーズカップでは3度目のビッグ優出。5月松戸の日本選手権は準決勝で敗退したが、暖かくなって状態は上向いている。自慢の豪脚で4日間を駆け抜ける。地元の坂本亮馬はウエイト練習中に痛めたひざのケガのダメージをまだ引きずっている。半年以上、まともに練習できてないが、それでも積み重ねてきた経験値と競走のテクニックで高い位置に踏みとどまっている。状態面の不安は気力でカバーできる。5年ぶり2度目の地元記念制覇へ全身全霊を傾ける。
 平原康多が九州勢の前に大きく立ちはだかる。ナショナルチームの躍進に対抗するべく、試行錯誤を重ねている。今年のビッグレースは3回とも準決勝4着で決勝を逃しているが、最強のオールラウンダーとしての地位は揺るがない。木暮安由は5月日本選手権で準決勝進出。安定した戦いぶりが光っている。連係実績豊富な平原と連係できればチャンスだろう。神山拓弥は5月地元の宇都宮記念で優出。決め脚は相変わらずシャープだ。

  • 三谷竜生


 三谷竜生は2月全日本選抜の落車で左の肩鎖関節を脱臼。5月平塚記念の最終日にまたしても落車したが、立て直す期間は十分にある。椎木尾拓弥、東口善朋が三谷のアシスト役だ。
 郡司浩平は4月川崎ナイター記念で地元エースの重責をしっかり果たして5度目のG3制覇を遂げた。5月日本選手権は準決勝で敗退したとはいえ、レース内容は力強かった。今シリーズは持ち味の自力勝負で活路を切り開く。山賀雅仁が南関で郡司と好連係を決める。
 池田憲征、柏野智典ら中四国の追い込み陣も目標次第で好勝負に持ち込める。
 度重なるケガを乗り越えた成田和也の動向も見逃せない。

  1. 1
  2. 2
  3. 次へ≫

注目選手

  • 吉本哲郎

    広島 ・84 期・S2

    吉本哲郎

     5月松戸の日本選手権でG㈵初出場。2走目は2着に入り、4走目は先行策を披露するなど存在感を示した。7月に初のS級1班昇格が決まっている。今期最終戦となる今シリーズは自力でしっかり攻め抜く。

    ■直近4ヶ月成績(*4/24現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    101.42 13 3 6 4 20
  • 林大悟

    福岡 ・109 期・S2

    林大悟

     徹底先行のレーススタイルで着実にパワーアップしている。当地記念は2年連続で2度目。ホームは小倉だが、久留米も地元バンクでいつも以上に気持ちは入る。ラインの先頭で迷わず力を出し切る。

    ■直近4ヶ月成績(*4/24現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    101.16 19 8 3 2 12
  • 上田尭弥

    熊本 ・113 期・S2

    上田尭弥

     熊本のホープは順調に出世街道を歩んでいる。3月にS級特進。初戦の4月小倉、同月当地と2場所連続で決勝に乗っている。記念初参戦となる今シリーズは九州勢のけん引役として期待がかかる。

    ■直近4ヶ月成績(*4/24現在)
    競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
    104.22 11 6 4 2 6