久留米競輪開設69周年記念 第24回「中野カップレース」が6月23日から開催される。S班は浅井康太、諸橋愛の2名。他にも山中秀将、吉澤純平、小川真太郎ら他地区のライバルたちを坂本亮馬ら地元、九州勢が迎え撃つ。最終日9Rにはレインボーカップチャレンジファイナルも開催されるなど見どころの多いシリーズだ。
浅井康太が高い総合力で優勝争いをリードする。近畿の機動型はいるが、今シリーズは上位に中部の機動型が手薄。4日間の自力戦も覚悟してシリーズに臨んでくるだろう。最近は前で戦うレースも多く、5月ダービーのゴールデンレーサー賞、そして京王閣記念でも自力で攻めて2勝を挙げている。状態もよく、自力でのレース勘に不安もない。ここもしっかりと決勝に勝ち上がって、シリーズの頂点を狙う。山口富生、志智俊夫の追い込み陣が浅井をマーク。ともに近況は好調で記念優出は十分に狙えそうだ。
山中秀将のスピードも争覇の一角を占める。4月奈良の決勝で落車したが、続くダービーで決勝に進出して不安を一掃した。調子は良好。連対時の決まり手は全てまくりだが、デキのよさは仕掛けの早さにも表れている。昨年2月の四日市以来となる自身2度目の記念優勝も射程圏内だ。渡邉雄太は5月名古屋で記念初優勝。決勝戦は簗田一の逃げに乗ってのものだが、ダービーから積極的なレースで調子のよさをアピールしている。成清貴之は5月松阪、6月大宮と落車続きで状態が気がかり。それでも山中に渡邉と頼もしい目標がそろったここはチャンスを生かしたい。