今節のシリーズリーダーは阿部力也。鋭い差し脚を武器に1月松阪記念で1152の成績を収めるなど、直近4ヶ月の勝率は4割を超えている。北日本地区の機動型はやや手薄感があるが、俊敏な動きから抜群のコース取りで最後は突き抜けてくるシーンが見られるはずだ。
九州地区を率いる林慶次郎も侮れない存在。直近の高松記念では1378の成績を収め、準決勝まで進出。先行、まくりを使いこなす器用さもあり、ツボにハマったときの破壊力は競走得点以上。援護の手厚い大塚健一郎や上野優太との連係は他地区にとって脅威となりそう。
S級2班ではあるが、黒沢征治のパワーも怖い。近況は岸和田では3日間最終バックを取る走りで122の成績を収めており、動きは良かった。河合佑弥や石川裕二など機動型から堅実な追い込み陣まで揃っており、充実したラインが組めそうだ。
中四国勢では柏野智典が中心になって、ライン一丸で強敵に立ち向かうか。年またぎ開催の岸和田では1132と準Vの成績も、1月和歌山記念では33失。続く熊本は244と若干リズムを崩した感はあるが、直近4ヶ月の3連対率はおよそ5割と高い数字を残している。
激戦ムードの漂う今シリーズを制するのは果たして誰か、一瞬たりとも目が離せない。
阿部力也が直線突き抜ける
-
阿部力也
-
林慶次郎
-
黒沢征治