地元の大坪功一と松岡辰泰の九州コンビがシリーズの主役を担う。大坪はF1戦では11月取手422着での準Vを始め、今期5度の決勝進出と安定感のある走りを披露している。九州勢の先陣役となる松岡は、7月玉野、8月前橋と今期2度の優勝があり、F1戦では3連続で優出中だ。またG戦線でも青森記念、京王閣記念と準決勝までコマを進めていて、機動力ではメンバー中屈指の存在。好タイミングでの仕掛けを決めて、地元の大坪とのゴール勝負へと持ち込もう。
競走得点でリードする岡崎智哉も侮れない。サマーナイトフェスティバルの落車で今期の序盤は成績を落としたものの、岐阜記念では準決勝に勝ち上がり、シリーズ2勝をマーク。その後はF1戦に限れば3場所すべてで優出し、準Vと決勝3着が1回ずつと好成績にまとめている。ここは近畿勢の援軍が手薄気味ではあるが、総合力でカバーして4月以来のVを狙う。
一発の魅力があるのは原田研太朗、湊聖二の徳島勢で、原田は今期の決勝進出が11月熊本の1度のみとムラ脚は否めないが、展開がハマったときのまくり一撃は強烈で、予選と敗者戦を中心に今期11勝をマーク。湊も今期は2度の準Vがあり、F1戦ではコンスタントに優出しているだけに、ここに中四国結束で柏野智典も加わるようならば、V争いに食い込んできても不思議ではない。
11月防府で今期2度目のVをつかんだ木暮安由や、同じく今期2Vを挙げている高橋築もタテ脚があるだけに出番は十分だろう。
地元の大坪功が決め脚発揮
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大坪功一
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松岡辰泰
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岡崎智哉