昨年の後期は3V、112着の準V2回の好成績を残した東矢圭吾。在所成績第4位の好素材だ。今年はまだ優勝には手が届いていないものの、1月~2月は6場所走って連勝での優参が5回、準Vは2回ある。自慢のスピードを活かした自力攻撃で優勝をものにしよう。
対峙するのは前S級の佐伯亮輔。1月~2月は4場所走って1V、準V1回。初日特選はすべて勝っている。好スパートを決めれば、東矢を撃破する場面も十分。同県の守谷陽介、片山智晴らが佐伯を盛り立てる。
清水剛志、中井勇介、小谷実と機動型がそろった近畿勢の動向にも注意したい。清水は昨年後期のS級戦では、同格戦で好走していた実績がある。今期は決勝を外す場所もあり成績にはやや波があるものの、1月和歌山、2月大垣を連覇。やはりA級では底力上位だ。
森川大輔は長らくS級で活躍した実力者で、G1参戦の経験もある。昨年後期のS級戦では、10月松山G3で決勝に乗っている。ただ、降級した今期は、決勝で確定板入りがなく成績は今ひとつだし、今シリーズの中部勢は上位に自力型が少ない。苦戦を強いられる可能性もありそうだ。