迫力満点の自力攻撃で別線をねじ伏せている後藤大輝が本命。1、2班戦でもすでに5Vを飾っていて、しかもすべて3連勝だ。スピードには非凡なものがあるし、航続距離も長い。直近4カ月の勝率は73%を誇っており、主導権を握って押し切ろう。タッグを組む上野優太はS級でも善戦していた実力者。10月京王閣記念、12月伊東記念ではいずれも準決にコマを進めた。さすがにA級では実力上位で、今期は1月当所113着、同月広島511着と好成績を残している。後藤の仕掛け次第では逆転十分。
堀江省吾も機動力には素晴らしいものがある。12月岸和田122着、1月平塚113着、同月大垣231着と最近の成績もいい。しっかりしたラインが形成されるようなら怖く、タイミングよく仕掛けて先手を奪えば好勝負に持ち込める。
秋本耀太郎、幸田望夢、大橋徹とそろった栃木勢も軽視できない。最近の秋本は自力攻撃に磨きがかかった印象だし、ベテラン大橋徹は差し脚好調だ。
若手自力型が激しい先手争いを演じるようだと、小林則之が怖い存在となる。長らくS級で活躍した実績があり、好スパートを決めての一発には注意したい。堅実な出澤拓也が小林を盛り立てる。
昨年の後期は準決が壁になっていた和泉尚吾だが、今年は1月奈良222着、同月広島116着と快調だ。西岡拓朗、近藤範昌が続けばラインも強固で、動向には警戒したい。
パワー溢れる後藤大
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後藤大輝
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上野優太