実力互角のメンバー構成で狙いは絞りにくいが、本命には野原雅也を推した。昨年は寬仁親王牌で決勝に乗っていてG1常連の実力者だ。航続距離はもう少し欲しい気がするものの、トップスピード、ダッシュ力は一級品。オールスターの3走目に落車のアクシデントに見舞われて1カ月欠場したが、復帰戦の9月福井の動きはまずまずだった。更に良化が見込めるはずで、自慢の快速で別線を沈黙させよう。
松本秀之介が先陣を受け持ち、地元の田中誠、大坪功一が盛り立てる九州勢を重視する手もある。松本は当所はゲンがいいバンクで、昨年12月にS級初Vを3連勝で達成している。8月小田原記念3921着、9月前橋では準決で勝ち星をゲットするなど最近の調子も良好だ。松本が積極的に仕掛けて先手を奪えば九州勢で連独占もありうる。
自力攻撃の破壊力なら谷口遼平も見劣りしない。高松宮記念杯では①➌着で準決に駒を進めているし、9月岐阜記念22⑧4着の動きも力強かった。好スパートを決めれば勝ち負けに持ち込める。ベテラン金子貴志が続き中部ワンツーを狙う。
門田凌、久米良、原誠宏の四国勢も侮れない勢力だ。門田は優参から遠ざかっているものの、仕掛けがツボにはまった時の自力攻撃は破壊力がある。久米は機敏な立ち回りと鋭い差し脚で成績をまとめている。四国勢の動向からは目が離せない。
スピード1枚上の野原雅
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野原雅也
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田中誠
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谷口遼平