前期は3Vを飾った谷口明正は、柔軟性を兼ね備えた自力攻撃が冴え渡っている。今期はまだ優勝には手が届いていないものの、7月松阪113着、同月前橋112着と好成績だ。相変わらず調子は良好だし、三宅裕武、舛井幹雄ら同県のベテランマーカーがそろっているのでラインも強固。優勝に一番近いとみて中心視した。三宅は前期S級の実力者。同格戦では連がらみが多く5勝、2着9回で競走得点は100点台に乗せていた。谷口の仕掛け次第では差し切り望める。舛井も7月静岡123着など近況は悪くないので、三重トリオで上位独占もありそうだ。
佐伯辰哉、小川巧の中国勢も好勝負が見込める。佐伯は1年ぶりのA級戦。前期S級戦は敗者戦では善戦していたし、今期は7月防府、同月豊橋の準決はいずれもまくって勝ち星をゲットしている。好スパートできれば首位に躍り出ても不思議ではない。大ベテランの小川は差し脚健在。7月佐世保で準V、同月松戸は22着で決勝に乗っている。好展開が巡ってくれば連に浮上してこよう。
瀬戸晋作、萱島大介の九州勢も差はない。瀬戸は前期最終戦の6月別府でS級初優参を果たすと、降級した今期初戦の7月佐世保は連勝で決勝進出。仕掛けがツボにはまれば単も。