小川真太郎、阿竹智史の徳島コンビに期待する。小川は昨年3月の平塚以来1年間、優勝から遠ざかっているが、F1戦ではコンスタントに優出しているし、調子自体は良さそう。昨年11月競輪祭でも2連対するなど相性のいい小倉で優勝争いをリードするか。22月全日本選抜は落車に失格と散々だった阿竹は1カ月の期間を空けてウィナーズカップに向けて仕上げてくるはず。自力でも戦えるが、今シリーズは小川に竹内翼と前を任せる中四国の機動型が豊富。優勝のチャンスは十分にある。竹内翼は年末にセッティングを変えてから好調で、仕掛けに自信がうかがえる。元気がない濱田浩司は竹内や徳島コンビと呼応して上位進出を狙う。
競走得点では諸橋愛が断トツの存在だ。今年はここまで優勝こそないが、全日本選抜を含めて出場したすべてのシリーズで決勝に勝ち上がっている。今シリーズは雨谷一樹、近藤隆司と東の2人を目標に3日間を戦うことになりそうだが、鋭いキメ脚で必ずや優勝争いに加わってくるだろう。雨谷は自力自在に成績も安定しているし、脚質的にも当所向き。今度は5年前の競輪祭で使っていたシューズに戻して動きが良くなってきている。
九州勢には自力のある選手がズラリとそろった。山田庸平は昨年8月当所、2月武雄では渡邉雄、黒沢征らを破って優勝するなど乗れている。森山智徳も直前の大垣記念で2勝を挙げるなどスピード健在。いざとなれば自力も出せる荒井崇博、坂本健太郎で数的優位を作れれば別線を迎え撃つには十分な戦力が整う。
徳島コンビに期待
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小川真太郎
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阿竹智史
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諸橋愛