九州勢が総合的な戦力でリードしている。ラインの主軸を担うのは大西貴晃だ。S級戦は大敗が恵まれる目立つとはいえ、随所に勝ち星を挙げている。通算100勝のメモリアル勝利を飾っている思い出のバンクでパワー全開だ。大分同士の魚屋周成は直近4場所で優勝2回。自力だけでなく、戦法の幅も広げている。徳永哲人は12月久留米で3日間、瓜生崇に続いて、オール2着の準V。自力のシーンは減ったが、マーク戦の技術は上がっている。地元の高木和仁や高木竜司も位置次第でV圏内だ。
東日本の遠征勢は松坂侑亮が注目株だ。当地は決勝3着と好走した4月開催以来、7カ月ぶり2度目の参戦。この期間でさらに成長した。ヤングパワーで強力な九州勢に挑む。追い込み型では1月に不惑を迎える内田玄希がS降りで点数を持っている。
峰重祐之介に高田大輔、藤原悠斗の岡山勢の動向も見逃せない。