KEIRIN EXPRESS

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小倉競輪

KOKURA KEIRIN

81#

FⅠ西日本スポーツ杯

12.25Wed 26Thu 27Fri

次回開催

F2

1/1 ・2 ・3

検車場レポート

  • 12/24 Tue.  (前検日)
  • 12/25 Wed.  (1日目)
  • 12/26 Thu.  (2日目)

6R

選手の写真です。
内村舞織選手
 今節一番点数を持っている内村舞織はスタイルチェンジへ意識を変えている。
 「今は少し点数を落としてでも緩んだ所で仕掛けて先行しようと思っている。前期より1点近く落としたけど、それでもただマークしての点数ではなくて、自分で仕掛けて内容のある点数なので。しっかりと脚を付けてもうひとつ上のレベルにいきたい。今開催の3日間は来期に向けてのレースをしたいですね」と意気込みを語ってくれた。
 高橋梨香は前々場所の川崎ミッドナイトで4回目の優勝を果たした。
 「最近は感じ良く走れていますね。ただ小倉に関しては凄く嫌で走り辛い苦手なバンクのひとつなんですよ。ここ最近、調子が良いだけにそこが心配ですね。一週間以上空いて、しっかりと練習はできました」
 沖縄出身の比嘉真梨代はドーム開催を歓迎。
 「最近寒くて、前回は脚が全然動いてくれなかった。やっぱり他の人たちより、寒さに弱いみたいですね。ここ最近の不調の原因はわかったので、アップを長めにしたりして対策する。それにドームなので、寒くないですし、前回よりは良いと思う」

7R

選手の写真です。
山口伊吹選手
 116期の新鋭・山口伊吹が小倉に初登場。
 「小倉を走ることで九州地区は全部制覇しました。風が好きじゃないので、ドーム開催は嬉しいですね。初日は外枠になったので、なるべく前の位置は取りたいですね。理想は2、3番手にいたい。今回からフレームを換えます。一応2つ持ってきたけど、乗っている感じは今回から使う方が良かったです」
 最内枠を手にした増茂るるこが逆転候補。
 「初日に1番車ってことは残り2日間が少し怖いですね。ただここ2場所は少し流れが良くないので、最内枠を貰ったことを良い方向に考えて初日は頑張りたいですね」
 高橋智香は白星こそ少ないが、2、3着が多く安定している。
 「最近調子が良いのは自力も少し使えるようになってきたのが大きいですね。小倉前回来た時に最終日1着取れたけど、トータルで見ると良くはないので、何とか今回は少しでも良い結果を出したい」

10R

選手の写真です。
中井太祐選手
 綺麗な3分戦になったが予選3連勝中の中井太祐が中心だ。
 「小倉はここ最近良くないけど、元々好きはバンクだし、ドームバンクは走りやすくて好き。弟(俊亮103期)も小倉で優勝しているし、中井兄弟に取って良いバンクでもあります。状態も上がってきていて、結果も出てきているので久しぶりに小倉で1着を取りたいですね」
 中井の番手は笠松信幸。近況は白星がないものの直前の練習で手応えを掴んだ様子だ。
 「中井君との連係はそこまで多くないけど、調子が良いみたいなので、楽しみですね。自分は良くなかったけど、練習の感じが良かったので、ちょっといいと思う。調子は良いのかなって感じ。小倉も相性がいいので頑張りたい」
 久木原洋はムラっ気があるものの一発が怖い。
 「機動型3人はみんな似たようなタイプですね。自分9着とか大敗とかもしているけど、小倉で風の影響とかもないので、パターンに持ち込めれば、面白いと思う」

11R

選手の写真です。
坂井洋選手
 115期の出世頭・坂井洋が予選のメインを務める。
 「追加は早くにもらいました。小倉バンクは学校の試験の時と高校時代にも競技で何度か走った事があります。バンクのイメージとしては風がないので実力がそのまま出るバンクだと思っています。11月の平塚で優勝したりもしたけど、自分的にはS級の洗礼をうけていますね。そこはわかっていたことなので、乗り越えて脚をもっと付けていきたい。前回から(吉澤)純平さんのフレームを使っていて良い感じだけど、改善の余地もあるので、少しセッティングを換えたい」
 江連和洋は坂井と2度目の連係。初めての連係は11月の小松島初日でその時はワンツー。「本当は杉本(正隆)が予選回りだったのに特選に上がっちゃったから俺が坂井の番手を回る羽目に(笑)。あーあって感じですよね(笑)。与えられた位置で頑張るだけですよ。状態が良いか悪いかは結果でわかると思いますよ」

12R

選手の写真です。
吉田拓矢選手
 競輪祭で決勝に進出したのが記憶に新しい吉田拓矢が初日特選の本命を担う。小倉は競輪祭だけではなく、7月のF1戦でも完全優勝を果たしている相性の良いバンク。「中5日で普通に練習してきたので状態は変わらず。小倉は走りやすいし、自分の力がしっかりと出せる。今年最後の開催なので、3日間、集中して走り切りたい」
 九州地区を代表するのは山田英明だ。
 「ずっと調子が良くないのが本音ですね。直前の練習の感じも良い感じではなかった。でもそんなことばかり言ってられないし、今年ラストの開催なので、来期にむけて少しでも良い感触を掴むためにも気持ちの良いレースをしたいですね」
 唯一単騎の伊勢崎彰大は不気味な存在だ。
 「気持ち的には茨城勢の後ろを回りたいが、3番手の仕事をするのも自分のタイプじゃないし、良さが消えてしまう。ウィナーズカップの特選権利もかかっているので、勝ちたいよね。自分は寒さがかなり苦手なのでドームの小倉は大歓迎。嬉しくてしょうがないよね。練習もいつも通りやれたので、脚を溜めて突っ込めればって考えている」

6R

選手の写真です。
内村舞織選手
 後ろ攻めの佐伯智恵が打鐘過ぎに先頭に立つと誰も動かず逃がされる。前受けから好位を取った比嘉真梨代が2コーナー過ぎからまくり出るとその上をまくり上げる高橋梨香と踏み合いに。その上を内村舞織が外々を踏んで直線で飲み込んだ。
 「佐伯さんの先行が誤算。タイミングを取っていたけど、仕掛けるタイミングがなくて…。久し振りの差しの決まり手ですね。2車踏んでいる所を乗り越えられているので悪くない」
 中西叶美は内村を追って2着に入った。
 「内村さんの後ろの位置に嵌れて良かった。あそこに嵌れたのが大きかったですね。初日2着でクリアできたのは良かった。やっぱりここは走りやすいですね」
 高橋梨香は比嘉に合わされるも踏み続けて3着。
 「外々と思って踏んだけど、やっぱり外はキツかったですね。2走目は外枠だと思っていたので、走り方を考えないといけないと思っていたけど、真ん中ぐらいなのは嬉しい誤算ですね」

7R

選手の写真です。
高橋智香選手
 最終ホームで先行態勢に入る齋藤由紀を増茂るるこが叩いて主導権を握る。2コーナーから山口伊吹がまくり出るも進みは悪く、後方から高橋智香が大外を鋭く伸びてゴール前で前団を捕らえた。
 「勝てて良かったです。内に包まれたときは焦ったけど、それで前に離れたのが良かったのかな。山口さんが仕掛けてくれたのも良かった。車間を詰めていく感じで伸びてくれた。脚も悪くない。練習の感じが悪かったけど、勝てて良かったです」
 逃げた増茂るるこは山口のまくり合わせ切って2着に粘った。
 「高橋さんが巧かったですね。直前の6レースでも最後に伸びているかんじだったので、最後まで油断はしていなかった。やることやっての2着なので十分です。2走目は外枠なので、自分から動いていきたい」
 山口伊吹はまくりの進みの悪さを自覚しており、フレームを換える様子。
 「自転車が全然進んでくれなかったですね。今回から使っているフレームが良くないのかな。練習では良い感じで周回中も軽かったけど、全然進まない。2走目はフレームを前のモノに戻そうかなって考えています」

10R

選手の写真です。
笠松信幸選手
 赤板過ぎに八谷誠賢がきった上を中井太祐が打鐘で叩いて主導権。ペース駆けに持ち込むと番手の笠松信幸が後方からまくってきた久木原洋を止めるとゴール前で差し切った。
 「(久木原君が)まくってきたけど、ビジョンで見えていたので、止めようと思った。中井君が巧く駆けてくれましたね。10月川崎準決以来の1着ですね。調子は変わらず良いと思う」
 中井太祐は別線を封じて2着に残った。
 「残れるかどうか気にしていたら先行できないですからね。今日は練習の成果が出たと思う。最近は先行力を付けたいと思って練習していて、それが実戦でも出せている。長い距離も嫌がらずに仕掛けるようにならないといけないですからね」
 佐藤康紀は久木原に惰性をもらって3着。
 「久木原君が良い感じで仕掛けてくれたけど、中井君が強かったね。自分は付いていっただけで、最後伸びただけ。前のおかげですよ。(前回落車したが)状態は悪くないのか

11R

選手の写真です。
坂井洋選手
 前受けから赤板過ぎに車を下げた坂井洋は打鐘から踏み合った前田義和と村上直久を1コーナーから仕掛けて一気に蹴散らすと悠々と押し切り白星スタートを決めた。
 「前がモガキ合うとは思っていなくて、思った以上に車間が空いてしまった。詰まった勢いで仕掛けた感じですね。その方がラインで決まると思ったので。小倉はやっぱり風がなくて、赤板までは脚にこないので力を発揮しやすいですね。セッティングは徐々に良くなっているけど、調整します」
 江連和洋は坂井に食らいついて人気に応えた。
 「俺からしたら坂井君は詰まってから仕掛けているね。もっと早く仕掛ければ、もっと強いレースができるはず。1コーナー上りはキツかった。坂井君は常に進化しているけど、俺は老化する一方だからね」
 蓮井祐輝は俊敏に切り替えて3着に入った。
 「飛び付こうとは思っていたけど、確認したら3番手の位置が相手いたので、前の勢いを貰いながら巧くスイッチすることができた。良い調子を維持できていますね」

12R

選手の写真です。
守澤太志選手
 後ろ攻めの山田久徳が赤板で上昇して誘導の後ろに入ると前受けの吉田拓矢はズルズルと後方まで下げて打鐘を通過。先頭の山田久は腹を括って打鐘4コーナーからペースを上げて最終ホームを通過すると好位を取っていた守澤太志が2コーナーからまくる。車間を空けて援護していた東口善朋のけん制を乗り越えると後続の追撃を振り切って初日特選を制した。
 「巧く良い位置を取れましたね。そこに尽きると思う。山田英さんがまくりにきていたので、出るしかないなと。まくり切れて1着なので、調子は引き続き良いですね」
 吉田拓矢は車を下げ切るのが遅く、後手を踏む展開になるも快スピードのまくりで前団に迫り2着に。
 「まさかでしたね。もう少し動いて動いて展開が回ると考えていたら誰も動かなくなって、下げるまでに時間がかかってしまった。スピードも出たし、あの最悪の展開から2着までこれたので、脚は良いし、調子は維持できているけど、後ろに迷惑をかけたし内容が…。準決は内容も意識しながら走りたい」
 山田英明は守澤に合わされるも踏み続ける。ゴール前で吉田に屈するも3着に入った。
 「余裕もあったし、仕掛けるべき所では行けているのかなと。状態が良いとは言えない中で、最低限のレースはできている。焦らずコツコツ状態を上げていくしかないですね。準決は隙の無いレースができれば」

6R

選手の写真です。
高橋梨香選手
 打鐘で清水彩那が上昇するも前受けの内村舞織が突っ張る。そのまま徐々に踏み上げてペース駆けに持ち込み他の巻き返しを封じるも初手から後位を取っていた高橋梨香が直線で鋭く抜け出した。
 「良い位置を取れたのが良かったですね。清水さんの動きが早くなかったので、内村さんは突っ張るだろうなと思った。巧く立ち回れたというか、初手からあの位置だったので、恵まれましたね」
 齋藤由紀は2センターから中コースを突いて伸び2着に。
 「巧くいきましたね。コースが見えていたというか、コースが空いてくれた感じですね。お尻が少し痛いけど、じょじょに良くなってきています。久し振りの決勝なので頑張りたいですね」
 内村舞織は正攻法から突っ張り最後はタレるも3着に粘った。
 「前を取れたので突っ張ろうと思っていた。初日の自力を使っていない分、決勝に向けても状態を確かめたくて、長い距離を踏もうと思っていた。決勝は先行はないと思うけど、力を出し切りたい。優勝すれば、サマーナイトの権利にも近づけるので」

7R

選手の写真です。
山口伊吹選手
 打鐘で後ろ攻めの中西叶美が切るとその上を山口伊吹が叩いて主導権。後ろがもつれて最終ホームからペースで駆けると後続を振り切り逃げ切った。
 「初日の反省もあったので、前々から攻めようと思っていた。先行でもまくりでもどちらでもいいからとは思っていた。途中で巧く流せましたね。フレームを戻してこっちの方が重いと思っていたけど、踏み応えのある方が、引っかかりが良いですね。決勝もこのままのフレームで。決勝は(内村)舞織姉さんが強いので、構えすぎずに仕掛けていきたい」
 比嘉真梨代は山口に飛び付き、中西と外併走になるも耐えて2着。
 「山口さんは出てから流すと思っていたので、最悪、併走でも良いと思っていた。でも外併走が苦手なので、ヨコを意識し過ぎず前だけを見ていた。ハンドルの高さを少し上げてそれも良い方向に出たのかも」
 高橋智香は併走を耐えて直線で外を伸び比嘉に迫った。
 「キツい展開だったけど、奇跡でしたね。少し遅いクリスマスプレゼントなのかも。どうしようかと思ったけど、まくりにいくのはかなり上を踏まないとダメなのでキツいなと。2着までもう少しでしたね。小倉で初めて決勝に上がれたので頑張りたい」

10R

選手の写真です。
伊勢崎彰大選手
 前受けした坂井洋が赤板過ぎに7番手まで車を下げると打鐘で一気に巻き返す。最終ホームを通過してグングンとスピードを上げると絶好展開を迎えた伊勢崎彰大が直線で抜け出した。
 「山田君は飛び付きだと思っていたので、内を空けないように注意していた。ごちゃごちゃしていたので、伏見さんの所が狙われたのはわかった。坂井君は言った通りのレースをしてくれた。さすがルーキーだね。若いし、強いし、イケメンだし(笑)。もうひと踏みしてくれれば、残せる感じだった。自分の技量もあると思うけど、ウィナーズカップの特選シードの権利取りもあったので、最後は踏ませてもらった」
 笠松信幸は山田に乗って直線で内を突いて2着。
 「最後はコースを迷ったけど、山田君が外を踏んだので、内にいきました。だいぶ良い状態になってきていますね。状態は良いと思う。決勝も頑張るだけです」
 山田久徳は飛び付いて伏見俊昭を捌いて3着。
 「どうせなら番手に行きたかったけど、坂井君の仕掛けが見えなかったのと余裕はあったけど、踏んだら出なくて。セッティングを少し調整します。最後の伸びが良くなかったので。煮詰めて少しでも良くなれば」
 坂井洋は果敢に逃げるも4着に沈んだ。
 「脚がないですね。最後はタレて粘れなかった。脚が足りないってことですね。もっと練習してきます」

11R

選手の写真です。
山田英明選手
 赤板過ぎに吉田智哉が叩くと山田英明は打鐘で追い上げて中団で岡崎智哉と併走状態になる。それでも逃げる吉田を外併走の山田は2コーナーからまくり上げて一気に飲み込み1着で決勝に進出した。
 「余裕はあっただけに一回切っとけばよかったかも。でも粘られるかもとか考えてしまった。誘導も速かったので、吉田君が下げてくれるかなとも思ったけど、下げてもチャンスがなくなるから、踏みますよね。ちょっとレースがよろしくない。決勝はその辺も踏まえて走る。フレームも少し考えたい」
 室井健一は吉田を巧みにリードしてゴール前で交わた。
 「山田君の後ろが切れるのは分かっていた。作戦は前々の態勢を作る事だった。吉田君もこのメンバーなら逃げるよね。一番若い機動型なわけだし。出切ってからも巧く流して巧く踏んで最後も残ってくれた」
 吉田智哉は作戦通りのレースで3着に残り2場所連続で決勝に進出。
 「山田さんを出させると終わりだから自分が踏めば、中団がゴチャつくだろうと。山田さんが外併走になれば、仕掛けてきてもひとりだろうと思っていた。自分が一番弱い6番車だったので、逃げるのがセオリー。行くしかないと思って仕掛けた。最後もかなりきつかったけど、残れて良かった」

12R

選手の写真です。
守澤太志選手
 前受けの吉田拓矢は打鐘前で強引に7番手まで下げさせられると先頭に立った飯田憲司が打鐘からペースを上げる。吉田がすかさず巻き返しに出ると逃げる飯田を2コーナーで捕らえる。そのまま別線を置き去りにすると絶好展開を迎えた守澤太志がゴール前で差し切り連勝で決勝進出を決めた。
 「初日は自分で動いて、準決は番手回りだったけど、連日、展開が良い。そこに尽きますね。余裕があるのも大きいと思う。それに吉田君はダッシュマンじゃないので、付けやすいし、ダッシュが強烈な人の後ろならキツかったと思う。恵まれてますね」
 吉田拓矢はロングまくりで別線を瞬く間に飲み込んだ。
 「打鐘前のエックスの動きの所で踏んだり止めたりしたのがかなりきつくて。力勝負をしたかったし、出てからは余裕があった。でも守澤さんには抜かれるなと思いつつ、抜かれたくないと思うって、力んでしまった分、踏み直しが巧くできず。決勝はそこをなくすように意識して走りたい」
 中井太祐は3着に入るもレース内容を反省する。
 「3着に入って決勝に進出したけど、気持ちの良いレースではなかった。内容が良くないですよね。中団を取ったまでは良いけど吉田君をいかせないように先に仕掛けないといけなかった。一瞬の隙みたいな所でこられた。踏めてはいるけど、内容が良くないのが反省ですね」