A級の初日特選は単騎が4名となり混戦模様。中心となる選手を挙げるとすれば、今期すでに4Vの川越勇星だろう。前回の武雄決勝では特別昇班してきた115期の伊藤颯馬などを相手に自在に立ち回ってV。ここも柔軟に攻めて白星を狙う。
「前回は優勝できたけど、なんか変な力みがあったりして調子が悪かった。地元に帰ってから練習して感覚が戻ったつもりです。最近は流れの中で先行することも考えているし、叩かれたら何でもやる。先行できる自在になりたいです」
9月立川で磯川勝裕マークから嬉しい地元Vを掴み取った内田玄希も意気揚々と検車場入り。
「最近は流れが良いし、若い子が頑張ってくれるんですよ。初日は川越君が空くみたいなので、彼に付きます。人の後ろは問題ないです。高校まで福岡にいたので、実家はこっちにある。地元戦のつもりで頑張ります」
地元の阿部兼士は8月大垣、9月久留米で準Vを続けるも前回の名古屋2日目にゴール手前で接触して落車滑入。中4日での参戦となるだけに状態が気がかりだ。
「打撲と擦過傷だけだったんですけど、状態は走ってみないと。前回は疲れがあったのか3場所2場所前と比べると重たく感じていた。自転車自体は問題なかったです」
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競走得点最上位の近藤俊明は勝ち星こそ少ないが、堅実な走りで3連対率は驚異の50%超え。8月向日町の2日目にワンツーを決めた蒔田英彦とタッグを組み上位を狙う。
「前回からちょっと空いたので練習をしていたけど、腰を痛めてしまった。でも直前に休んで少し良くなったし、自転車に乗る分には問題ない。最近は初日の成績が悪いので気合入れて走ります」
8月の伊東で約4カ月ぶりに復帰した天田裕輝は、昨年の競輪祭以来となる当所参戦。唯一の1班とあって、底力を発揮したいところだ。
「体はだいぶ良くなってきたが、レースで成績が付いてこない。まだ2場所しか走っていないですけど。練習ではかなり良い感じだし、早くG1で走れるようにF1戦から気持ちを入れて頑張ります」
今期初めてS級に昇級した吉田智哉は前回から中2日の参戦。疲れが心配されるが、勝率の高さと勢いは一番。若さ溢れる走りで強敵に立ち向かう。
「前回から間隔があまり空いていないので軽く体を動かしてきた程度。今は自分に何ができるのか考えて、できることをやるって感じです。体調は問題ないし、ドームなので風がないのは良いですね」
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通算758勝を誇るレジェンド・小嶋敬二は49歳の今でも現役バリバリの自力勝負。輪界トップクラスの太ももから生み出されるパワーは、別線にとっては非常に脅威となるだろう。
「前回から中2日なので地元には帰らないで来ました。台風で何もできなかったけど、久留米に寄って整体だけやってきました。追加ですけど、まあ頑張りますよ」
若い木村弘に託すことにしたのが点数最上位の安部達也。前回の失格でS級1班の点数確保へ暗雲が立ち込めるが、気持ちを切り替えて一戦必勝で集中力を研ぎ澄ます。
「負け戦での失格だったので結構堪えました。ここまでは間が空いたので練習しかしていないです。最近は調子は良いので展開が向けばモノにできていると思います」
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地元の津村洸次郎は前回から中2日の参戦。今年の4月当所では内に被ってしまい予選敗退しているだけに、今回は前回の分まで期待がかかる。
「今回こそ力を出し切りたい。元同県同期の佐藤(健太)さんがいるけど、いつも通り戦うだけです。前回も良かったし、今回は中2日なので良い感覚のままこれたと思う」
番手を務めるのが直近4ヵ月の競走得点が105点を超える小岩大介。前回の松阪の共同通信社杯では大敗続きで3日間しか走れなかったが、ここでは力上位。巧みなサポートで九州ワンツーを目指す。
「津村君のまくりのスピードに付いていけるように頑張る。前回まで使っていた新しいフレームがダメだったので、以前使っていたモノに今回から戻します。このフレームだと展開に恵まれることが多いので」
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実績で優る川村晃司が予選のメインを務める。ムラこそあるが、白星の数は断トツで自慢のパワーを発揮できれば、別線に付け入る隙はなさそうだ。
「体調は問題ないし、練習の感じも良かった。最近は成績が悪かったので、レース間隔が空いた方がしっかり練習できる。笠松君とは何度も連係あるので、ラインで決められるように走りたい」
番手を回るのはこれまで幾度となく川村と連係している笠松信幸。前回の青森記念では準決勝敗退したが、シリーズ通して3日間確定板入り。しぶとさはまだまだ健在だ。
「前回は3度確定板に入ったけど、もっと良い成績が欲しい。調子は良いし、前回から中14日空いたので休養もできた。川村さんとは何度も連係しているので今回も信用していきます」
前回から2週間ほど空いて調整バッチリの佐藤真一は、攻め幅の広い恩田淳平に託して予選突破を目指す。
「前回の最終日に欠場して、ここに備えて腰の治療をしてきた。恩田君には良い位置を取ってから頑張って貰いたいね」
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渡邉雄太の欠場により追加参戦となった山崎芳仁が今節のシリーズリーダーを務める。今年は2月奈良記念の決勝で落車したことにより左手の指を骨折。2ヵ月ほどレースから遠ざかったが、4月の川崎記念で復帰するとその後は徐々に復調。5月の日本選手権や8月のオールスターでは準決勝に進出しており、自慢のパワーは健在だ。
「指を折って休んでいた時期でも脚の練習はできたのでそれが良かったのかも。最近は行ける所で仕掛けられているし、脚は問題ない。前回は外国人が強かっただけであれ以上は無理ですよ(笑)。中3日で調整程度ですけど、しっかり頑張ります」
6月の高松宮記念杯でG1初決勝に進出した小原太樹は、前回の青森記念でもしっかりと決勝に進出。2週間ほどレース間隔も空いたことで、更に上積みが見込めそう。
「前回後はいつも通りに練習してきました。最近は特に何かを変えたとかはなくて単純に番組が良いし、流れも良い。巧く取りこぼさずにいけていますね。内藤(秀久)さんに任されるので自分が前で頑張りたい」
地元の小川勇介に任された山田庸平は前回の共同通信社杯で2度の連対をするなど、近況は動きが抜群に良い。巧みな位置取りから得意のまくりで強敵撃破を目論む。
「しっかり自分から動けているし、展開が向いた時にこそ結果が出ている。いつも通りに練習してきたので、タイミングを逃さずいきたいです」
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