南関勢を代表する機動型に成長した渡邉雄太がV争いをリードする。今年はウィナーズカップでビッグ初優出を果たし、ダービーでG1ファイナルの舞台を経験。さらに、サマーナイトで準Vと一気に輪界の階段を駆け上がった。8月西武園記念で落車したが、オールスター、地元地区の小田原記念、共同通信社杯と続いた後の今節なら、状態も上向いているはず。自力兼備の小原太樹や、援護堅実な内藤秀久を連れて別線を完封しよう。
中近勢の軸となる柴崎淳も侮れない。今年は落車もあってなかなか波に乗り切れていなかったが、7月弥彦で今年初の記念決勝にコマを進めた。さらに、当所は昨年の競輪祭で優出したイメージの良いバンク。持ち前の鋭いまくりで南関勢に対抗する。
山田庸平と小川勇介の九州勢も見逃せない。山田は今年のF1戦で既に3Vを飾っているし、前記の弥彦では2537着と決勝進出を果たした。一方、小川は7月大垣記念での落車が気掛かりも、参戦なら地元の意地を見せたいところ。
3月玉野記念を制し、その後もF1戦で2Vや6月四日市G3を3連勝で優出など、随所に好走がある阿竹智史も軽視はできない。同県の堤洋とV争いに加わってくる。
波に乗る渡邉雄太が主役
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山田庸平