根田空史、福田知也の南関コンビがⅤ争いをリードする。両者は抜群の相性を誇り、数えきれないほどワンツーが決まっているし、10月松山での福田のG3初優勝の立役者になったのも根田だった。福田は松山G3での優勝の後も鋭脚を保っており、11月四日市記念では213着で決勝に進出している。四日市の二次予選は松井宏のカマシにぴったり付け切ると周りの状況を確認しながら、ゴール前で抜け出しており、ここも根田が主導権を奪う展開ならⅤを逃さないだろう。もちろん、仕掛けのタイミング次第で根田の押し切りも十分。ピスト6にも積極的に参戦してスピードを磨いている成果がレースにも生きてきているし、寒くなってくる季節も馬力のある根田にはマッチしている。
菅田壱道ら北勢が対抗していく。仕掛けは早くないし、もどかしさを感じるレースも少なくない菅田だが、今年は7月福井記念を含めて4Ⅴをマークしている実力は決して侮れない。また、自力自在な走りで昨年を上回るペースで1着を量産している地元の佐藤一伸もⅤ候補に挙げられる。徹底先行で鳴らす木村弘が優参してくれば流れは北勢に大いに傾くし、並びも含めて動向には注意が必要だ。
親王牌で落車した小森貴大が復帰してくれば椎木尾拓哉にもチャンスのシリーズとなりそう。松山G3で3連対など乗れている笠松将太と、池田勇人の埼玉コンビにも一発の魅力を感じる。
相性抜群な南関コンビ
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福田知也
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根田空史
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菅田壱道