悲願だった東京五輪代表の座をつかみ取って小林優香が帰って来た。激しさを増す児玉碧衣との同門対決が今シリーズも最大の焦点となりそう。本命には児玉を推す。昨年3回あった両者の対戦は児玉が2回先着。2年連続のグランプリ女王に輝いた児玉の脚力を素直に評価すべきだろう。6月小倉MNでは状態万全でない中で完全V。連勝街道を歩む児玉が、小林優の動向を見ながら一気攻撃を決めてくる。一方の小林優も児玉の後塵を拝し続けている気はない。W杯メダリストらしく、好機に仕掛けてスピードに乗ってしまえば、児玉をも一蹴できる。
第2グループは、昨年覇者の石井貴子、石井寛子、梅川風子、高木真備らで横一線だが、最も勢いを感じるのは高木だ。開催中止明けの5月広島、6月大宮を連続完全V。 広島予選2でまくって11秒5の上がりタイムを叩き出したダッシュ力は脅威だ。