原田礼、中井大介に市橋司優人が加わり、戦力が整っている地元勢が総力を結集して他地区を迎え撃つ。原田は降級初場所の佐世保を311着。決勝は豪快なまくりで穴井利久とワンツーで優勝を飾った。1年ぶりのA級に戸惑うことのない立ち回りからは、コンディションも悪くなさそうだ。今シリーズは市橋がいるだけに、番手が濃厚。別線の反撃を落ち着いた立ち回りから阻んで、地元Vへとまい進しよう。
東日本勢では鈴木謙二の機動力が脅威だ。近況も優勝こそないが、まずまずの成績を残している。7月の立川では無傷の連勝で優出。決勝では直線失速もスピード感溢れる先行策が目を引いた。関東勢の追い込み陣が手薄で、渡邊秀明に鈴木の番手が回ってくる可能性も。グレードでの優勝経験もある歴戦の差し脚は侮れない。
また、渓飛雄馬、大井啓世とソツないマーカー陣や九州勢を盛り立てる塚本大樹らからも目が離せない。