前回の寬仁親王牌で2勝をマークした坂井洋(写真)だが、勝ち上がりは一次予選で敗退。関東勢は3人が決勝に進出。吉田拓矢を目標に平原康多がV奪取しただけに、坂井ももどかしいところがある。
「そうなんですよね、自分もGIの決勝、あの場にいられたらっていう思いがあります。自分としてはむちゃくちゃ練習をやっているつもりだし、苦しい思いもしている。練習通りに(レースで力を)出せればいいんですけど、なかなかそういう風にはいかない。でも、結果を出せている人もいるんで、これじゃセンスがない人になってしまう。正直、焦りもありますね」
脇本勇希は、2度目にGI出場となった前回の寬仁親王牌3日目にまくりでGI初勝利を挙げた。
「(GI勝利は)誰でもできるわけではないので、うれしいですけど。まくっただけですから、先行してないんで…。(中11日での練習で)とくに変わったことはしていない。あとは(今回は)ナイターで寒そうなのが。それが怖いですね」
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7月の富山、9月の青森に次いで3度目のGIII出場となる藤井侑吾(写真)は、現在の通算勝ち星が99勝。
「(通算100勝を)早くしたいけど、近くて遠いですね。後ろに抜かれるか、変なレースして共倒れになるかっていう感じです。明日(初日)は8車立てですけど、自分は7車よりも9車の方が得意。流れがあった方が走りやすい」
佐藤博紀は、前回の平塚FIを137着。6月の平塚FI以来、久々に決勝に進出した。
「(前々回の落車は)とくに問題ない。怪我も打撲と擦過傷だったけど、それほどでもなかった。自転車も大丈夫だったんで、とくに変わったところはない。自分は(車立てが変わっても)それほどやることはかわらない」
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8月のオールスター、前々回の川崎FIと落車に見舞われた神山雄一郎は、前回の寬仁親王牌を6748着。53歳の現状をこう口にする。
「怪我も続いてたし、なかなか大変ですね。まだ戻り切らないというか、少しずつ焦らずにですね。(寬仁親王牌からは)体調を崩すこともなく、いまできることをやってきました」
今シリーズが追加配分の竹内雄作は、前回の別府FIの411着から中2日の強行軍。
「調子が悪すぎてなにがって見えてこないところもあったんですけど、前回で自分に足りないものがっていうのを感じた。それで(中2日でも)ウエートトレーニングをやってきた。もちろんケアを中心にはしてきました。筋肉痛が残ってるけど、それが取れれば大丈夫だと思います」
コンディションを崩していた野口裕史は、4月西武園で4連勝の完全Vで記念初制覇を遂げたころの体重に戻り、徐々に復調を感じている。
「(前回の)寬仁親王牌は力を出し切れた。でも、4日目は出がらし状態でした。ようやく体重も戻ってきて、3、4キロ増やしてきた。それで自転車に乗っている感じも変わってきた。西武園記念の体重くらいには戻りましたね」
一次予選は同地区の木村幸希もいるが、「自分で」の戸田洋平が単騎になった。
「(近況は)展開とか流れもいいけど、自分の感じも悪くない。あとは明日(初日)みたいなこういう番組を自分で打破できるか。真価が問われる。全部人任せにとは思ってないんで、自分で打開でしたい」
前回の寬仁親王牌では4日間すべてバックを取って7131着の取鳥雄吾(写真)。持ち前のダッシュ力にさらに磨きをかけているが、その分、課題も出てきている。
「(仕掛ける)タイミングが悪いですよね。(練習で)バンクが使えなくて、引っ掛かりがないとダッシュがしづらいっていうところがあって…。(ラインを)生かすっていうのもそうだし、僕が勝つためにもそこをしっかりとしないと。最終日は(連係した岩津裕介に)お世話になっている分、少しでも恩返ししたかった。きっちり決めないとダメでした。しっかりと競輪を覚えないと。バックを踏む回数を減らしていかないと」
近況決勝にこそ勝ち上がれていない平尾一晃だが。積極的な競走でアピールしている。取鳥を相手に一次予選でも、その組み立てが注目される。
「相手が強いですけど、自分も練習での調子が良かった。あとは最後の末脚。慌てて行かないようにっていうのもあります。自分が勝つ競走をしないと点数は上がってこないけど、やっぱり攻めのレースをしないと」
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山崎芳仁は前回の京王閣FIを461着。FIシリーズで決勝進出を逃した原因は、はっきりとしているようだ。
「トレーニング方法を変えたんですよ。それで京王閣(が感じ良くなかったので)終わって、戻しました。時代の流れに乗っていかないとっていうのがあって(トレーニング方法を変えたけど)、それが合う合わないもある。お客さんには申し訳なかった」
藤原憲征は前回の地元、弥彦FIを231着。最終日はここでもタッグを組む一戸康宏の番手から中のコースを鋭く追い込んだ。
「(一戸とは)最終日でも一緒だった。自分はそのあと体調も崩さずにこられているかなと思ってます。(直近の競走得点103点台も)妥当な感じじゃないですか。状態的にも問題ないですね」
鈴木竜士は、2カ月以上のブランクを経て今シリーズに臨む。久々の実戦は、高橋築の番手からスタートを切る。
「9、10月はあっ旋が止まってました。(5月の)ダービーで鎖骨を折ったんですけど、(8月の)オールスター(の落車)で鎖骨に入っているワイヤーが曲がってしまった。(久々のレースですが)練習での数値は変わってない。あとは本当に久しぶりなんで、実走でどうかなっていうのがあります」
前回の寬仁親王牌を8113着の山田久徳(写真)は、状態が良かっただけに一次予選を悔やむ。
「前回は感じも良かった。初日落としたのが反省点ですね。そんあとはひと段落したものもあって、キツめに練習をやってきた。直前に疲れを抜いてきたんで大丈夫だと思います」
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9月和歌山FIを3場所連続の完全VでS級に特進した上野雅彦は、今シリーズがS級4場所目。初めての記念が、ナイター開催になる。
「S級特進までは連勝が続いているかぎりは、勝ちを意識した方がいいって先輩方に言われた。(S級になって連勝が止まり)いまは目先の勝ちよりも、先行を主体にやっている。(FIでの初日の)予選は自分のペースに持ち込めたらイケるけど、準決はそういうわけにはいかない。苦戦してます。自分のタイプとしてはスピード地脚ですかね」
坂本貴史は、前回の寬仁親王牌を白星で締めてリズムも悪くない。初日の一次予選は3車のラインを生かしたい。
「(前回は)終わりが良かったんで。初日は気持ちを楽に、大槻(寛徳)さんもいるんでしっかりと先行したい。(佐藤)友和さんと3日間(初日から3日目まで)一緒でいろいろアドバイスをもらった。もったいないところがあるから、組み立てをうまくやっていけばもっと良くなるっていうところがあるって言ってもらいました。そのあともいい感じで練習ができた」
前々回の川崎FIで3月の西武園以来のV奪取した岩本俊介(写真)だったが、前回の寬仁親王牌では3788着。
「(前回は)初日、2日目の脚の感じは悪くなかったけど、バテちゃいました。レースのなかで、もうちょっとある感触が欲しいっていうのはあります。やっぱり自分はレースを支配して走っている方が、得意なんですよね。展開待ちみたいなレースをやってると、このままダラダラ(下降線をたどって)いっちゃうんじゃないかと。勝ち切ることも大事だけど、勝ち切るためにもそれが必要だと」
内藤秀久は直近の3場所、FIを3連続準V。成績をまとめてはいるものの、4場所未勝利と勝ち切れていない。
「(10月27日に自転車競技大会の)地区プロがあったんで、そんなに間隔が空いている気がしないんですよね。エリミネイションで入着(3位)できたし、ケイリンでも狙ってたんですけどダメでした。エリミネイションのあと15分後ぐらいにすぐにケイリンがあったんキツかった。(近況に関しては)1着がないんで、しっくりはきてない。取りこぼしている2着もありますからね」
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北津留翼(写真)は、前回の別府FIの161着から2週間以上空いた。このあとはホームバンクでの競輪祭が待っている。
「練習もいつも通りですね。(初日は)細切れなんんで、行けるタイミングがあると思う。そこをしっかりと。今回は(競輪祭に向けて)新しいクツを持ってきた。(競輪祭に)つながればと思っているんで、まずは(初日に)使ってみるか(前検日の指定練習をして)考えます」
前回の地元、青森FIを275着と思いのほか成績を残せなかった木村弘だが、前向きに一次予選のメンバーを見る。
「(青森は)負けたんですけど、レース自体は得るものがありました。もうちょっと(調子が上がって)欲しいけど、状態は悪くない。(初日は)あとはやれることをチャレンジしたい」
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柴崎淳は、前回の四日市FIから中8日での今シリーズ。ホームバンクに連続参戦でのアドバンテージは大きい。
「状態としては、前回と変わらない感じです。四日市を連続して走れるっていうこともないですからね。2年前に(3度目の四日市記念を)優勝した時とは、(落車で腰部を怪我して)いまはあの感覚にはない。ちょっとでも近づけるようにやってるけど、練習のしすぎも(腰に負担がかかり)良くない。それで歯がゆいところもあります」
近況は勝ち星を順調に積み重ねている岡田泰地が、好調の理由をこう説明する。
「レースに慣れてきたんで、それでちょっとずつ良くなってきている。余裕も出てきました。(ラインとしての仕事と差し脚の)どっちも良くなっている。調子はいいと思います」
古性優作(写真)は、前回の寬仁親王牌を2441着。初戴冠となったオールスターからのGI連覇こそならなかったが、成績はまとめた。それでも、まだ古性が見据える理想のイメージには遠い。
「(前回は)不甲斐なかった。上には上がいっぱいいるんで、自分もそこにちょっとでも近づきたい。ラインで決められる確率をもっと上げていきたい。(1着の)最終日にしても村上(義弘)さん、東口(善朋)さんと決められなかった。その辺が課題です。(前回から感触は)だいぶ良くなってきた。1年とか1年半先をみてやっているトレーニングで、ガッツリ練習をしたんで体はしんどいですけど」
中11日のローテーションだが、地区プロの自転車競技大会などもあり、郡司浩平にとっては時間がさほどなかったようだ。
「地区プロとかイベントの協力とかがあって、それほど思うように(練習を)できなかったけど。先を見据えてやってきた。競輪祭に向けてですね。でも、結果を求められると思うし、内容もしっかりと自分のレースができるように。悔いのないレースをしていきたい」
和田健太郎は、共同通信社杯、平塚記念、寬仁親王牌と3場所連続で4日間を走りぬき、悪い流れから抜け出した。
「アクシデント(落車)イコール、プレッシャー(が原因)っていうわけではない。アクシデントは、レースでのいろいろなアヤですから。あとは一戦、一戦しっかりとできるところまでもってきて、そのなかで感じをつかんでいきたい」
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