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決勝戦レポート

渡部幸訓(福島・89期)

渡部幸訓がG3初制覇

 渡部幸訓が初のG3決勝の舞台でチャンスをモノにした。即席でラインを組んだ竹内雄作を目標に得意バンクで抜群の勝負強さを発揮した。
 「まさか自分が獲れるとは思ってなかったです。チャンスがあればと思っていたけど、不思議な感じですね。佐々木(悠葵)君が突っ張って思っていた展開と違ったけど、竹内君が思い切って行ってくれたんで展開が向きました。踏み出しはしびれましたが、出切ってからはある程度、回しながら余裕がありました。宇都宮は本当に相性がいいですね」
 追い込みに転向して着実にランクを上げてきた。昨年は2度のS級優勝に、9月伊東の共同通信社杯ではビッグ初出場を経験した。今後はG3ウィナーとして、注目度は格段に高まる。
 「優勝の実感は全然ないけど、これからだと思ってます。最近、追い込みに変わったので、経験値をもっと上げていきたいですね。ヨコも課題がまだまだ多いですから。ひとつひとつ勉強して、先行選手との信頼を築いていきたいです。それを一番大事にしたいですね」
 5月には京王閣の日本選手権で初のG1出場を控えている。追い込みの技術にさらに磨きをかけて、強力な北日本ラインの中で存在感を示す。

 別線勝負となった関東勢。佐々木悠葵を目標にした杉森輝大がコースを突いて2着に強襲した。
 「(佐々木は小川が)見づらくて判断が難しかったと思います。スピードに乗る前に(竹内が)来てしまった。佐々木君は脚を使っても、もう1回踏めるくらい強いのは分かっていたので迎え入れて、そこから自分でコースを探していました。ちょっと踏むのが遅かったですね。もう少しシビアに踏めれば良かったです」

 まくった竹内雄作は3着。力を出し切っての結果に納得している。
 「佐々木君が誰かを突っ張るのは想定していました。3番手の位置でこだわるつもりだったけど、流されすぎて内で詰まるのも嫌で、車を下げました。そこからは呼吸を整えてワンつテンポ遅らせて行った。ここ最近にないくらい加速は良かったです。出切ってからはペースに入れたけど、このレベルになると追い込みのスピードが違うから最後は行かれました。でも、自分が勝つように走ってラインから優勝者が出たので良かったです」

  • 優勝者の写真です
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レース経過

 位置をうかがいながらのスタートから杉森輝大が誘導員を追うと、佐々木悠葵-杉森が前受け。3番手以降は竹内雄作-渡部幸訓-宿口陽一-神山雄一郎-新田康仁-小川真太郎-柏野智典の並びでレースは進む。
 打鐘前2コーナーから小川が上昇するが、佐々木が誘導員を下ろして軽く突っ張る。突っ張られた小川は下げることなく杉森の外で併走。小川の上昇に続いた宿口が中団5番手に入り、下げた竹内は8番手で残り1周の最終ホームを通過する。先頭の佐々木が踏み上げるタイミングを計っているところを1コーナーから竹内が仕掛けて出る。2コーナー手前からは佐々木も踏み上げたが、コーナーの下りを使った竹内がバック手前で先頭に。外併走の小川は竹内ラインに乗り換えたが、反応が遅れた宿口は後方で不発に終わる。竹内の仕掛けに乗った渡部にとっては絶好の展開。外の小川を張りながら直線踏み込むと、デビュー17年目で初めてのG3を制覇する。渡部のけん制で空いた中バンクを突っ込んだ杉森だったが2着まで。まくった竹内が3着に粘った。

車番 選手名 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 4 渡部 幸訓 福島 89期 S1 14.2 追込み
2 5 杉森 輝大 茨城 103期 S1 1/2B 14.1 追込み
3 3 竹内 雄作 岐阜 99期 S1 3/4B 14.4 捲残 B
4 2 柏野 智典 岡山 88期 S1 1/4W 14
5 9 小川 真太郎 徳島 107期 S1 3/4W 14.2
6 8 神山 雄一郎 栃木 61期 S1 1/2W 14
7 7 佐々木 悠葵 群馬 115期 S2 1/2B 14.4 H
8 1 宿口 陽一 埼玉 91期 S1 1W 14.2
9 6 新田 康仁 静岡 74期 S1 1/2W 14.1