前回の小倉FIを連勝で優出した井上昌己が1レース1番車を務める。
「朝は苦手ではないから良いけど、僕が1レース1番車ですか…。ブルーですね(笑)。(小倉からの)中4日は、疲れていたので、軽めに練習してきました。上田(尭弥)とは初連係ですけど、警戒されると思うのでしっかり付いて行きます」
その上田尭弥(写真)は前回の静岡記念初日に、1レース1番手で白星を挙げている。
「最近は、初日は疲れがないから成績が良いんですけど、2日目から悪くなるので、そこが反省点ですね。しっかり勝ち上がる仕掛けをしないと、ただ駆けているだけになってしまっているので。緊張しますけど、ラインで決まるようにしっかり走ります」
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畑段嵐士は、前回奈良のブロックセブンで近藤隆司の番手を奪取して優勝を飾った。
「(近藤の動きが)遅ければハコ勝負もありかなと思っていました。練習はしていたので、力は少しずつ付いてきたのかなと思います。でも、展開次第では飛んでしまうので、その辺を考えて気を付けて走りたいです」
前回の小倉GIIIは別線の包囲網に苦しめられ、地元戦ながら予選で敗れた林慶次郎。今回こそは、自分のレースを披露できるか。
「(小倉は)他力本願みたいなレースをしてしまったので、今回のテーマは初心に戻って自分でレースを動かしていくことですね。本当は小倉のあとに新人訓練があるはずだったんですけど中止になってしまって、同期と練習して刺激を入れたいと思っていたので、そこはリズムを崩してしまいました。思っていたより強度というか、練習内容は薄くなってしまいましたけど、練習は普通にできたので。調子は特別良くもないですけど、悪くもないです」
地元の工藤文彦(写真)は、平常心を心掛けてレースに挑む。
「地元だからって鼻息を荒くしてもしょうがないんで、自然体で走れたら良いですね。そうとは言っても、地元記念なので…(笑)。前回の小倉は無観客で、やっぱりファンがいないと寂しいなと思いました。今回も、生で見て欲しかったっていう気持ちはあります」
9月富山の失格で3カ月間あっ旋がなかった山田庸平だが、復帰初戦の立川記念初日に白星をゲット。その後もFI戦を連続優出など、徐々にリズムを取り戻している。
「脚はだいぶ戻ってきています。あとは、レースの組み立てに失敗したり、組み立てが雑になってしまっている時がある。その辺をしっかりできれば、もっと良くなっていくと思います」
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FI戦で手堅く決勝に上がっている坂本貴史は、近況の成績をこう分析する。
「決勝には乗れているんですけど、初日特選と決勝の着が悪いですね。でも、レースの内容自体は悪くないので、これを続けていかないと。(前回の大垣FIからは)冬季移動先の競輪学校(競輪選手養成所)で練習してきました。疲れもないし、玉野は着が良いんで、決勝を目指して頑張ります」
昨年の当大会は一次予選で敗れるも、2日目から3連対を果たした片岡迪之。今年は初日から結果を出したい。
「去年は初日に失敗したので、今年こそはなんとかやらないといけないです。初日が全てだと思っています。(坂本)貴史も位置取りが上手いタイプだし、先行ありきの組み立てでくると思うから、難しいですけど、しっかり頑張ります」
前回の奈良記念が追加あっ旋だった山田久徳(写真)は、今回中2日での参戦。初日は藤井栄二を目標にして勝機をつかむ。
「(自力と番手を)どっちもできて、何でもできるのが一番良いと思うから、与えられた位置でしっかり仕事をするだけですね。玉野に向けて練習していた時に奈良の追加が来たので、中2日でも大丈夫だと思います。調整もできたし、治療にも行けました」
高木翔は、1月奈良FIで落車して以降、なかなか調子が戻っていない。
「練習はできているのに、なんでなのか分からないんですけど変な感じですね。転ぶ少し前からの記憶がないので、恐怖心があるってわけでもないんですけど。セッティングも含めて、しっくりきてないです」
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12月名古屋FIと大宮FIで連続準Vの島川将貴(写真)だが、今年はここまでに優出がない。
「疲れが溜まっていたのか、体調がちょっとおかしかったんですけど、だんだん良くなってきました。(前回の大垣FIからは)2日間、長距離を乗ったりしたので、完全休養はなかったです。昨日(前検日前日)モガいた感じは悪くなかったので、今回を良くなるきっかけにしたいです」
近況、随所で1着がある前田義和は、前回の奈良記念で2連対を果たした。
「記念で2連対は、初めてでした。まだ9着も多いので、減らしていかないと。(中2日で)一回、家に帰ったりしたので、疲れはあります。いつも髪型を変えたら成績が良かったりするので、ゲン担ぎでパーマを当ててきました(笑)。今回もなんとか頑張りたいです」
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2月大宮で約1年11カ月ぶりのFI優勝を果たした*澤田義和は、前回の名古屋でも近畿ラインの3番手からVを達成。近況は絶好調だ。
「だんだん調子が良くなってきていたっていうのもあるんですけど、展開もあるし、前の選手が頑張ってくれているお陰です。大宮の時は畑段(嵐士)君が頑張ってくれたし、名古屋の時も優勝できるとは思ってなかったですね。またいつ調子が悪くなるかも分からないので、できるだけ今の状態を続けていきたいです」
河合佑弥は初日のメンバーを確認し、驚きの表情を見せた。
「まさか、前回の静岡のブロックセブンと同じ相手(石塚輪太郎と藤原俊太郎)になるとは…。石塚さんとは、前々回の小倉でも対戦しました。静岡の分も、今回頑張りたいですね。2月は3本あっ旋があったんですけど、今回は中8日あったのでウエイトをちょっと多めにやってきました。レースが詰まっている方が、その流れのまま走れるので、感覚が途切れなくで良いです」
近況はFI戦でも優出がなかった桐山敬太郎だが、前回の立川FIで約5カ月ぶりに準決勝を突破した。
「(前々回の)平でセッティングを大幅に変えたら良くなかったんですけど、前回は戻して決勝に上がれたので、だんだん良くなっていると思います。現状の中で、より良くなって行くように考えます」
皿屋豊は、今年のFI戦を5場所中4回決勝にコマを進めている。
「成績自体は安定しているんですけど、後手、後手を踏まされたりで、先行ができてないですね。でも、スピードは付いてきたと思うし、周りは自分のことを逃げたら強いって思ってくれていると思うので、早め早めで動いてくれるようになって、戦いやすくはなっています。最近はカマシで後ろを連れていけてないことがよくあるんで、しっかり先行で勝ち上がりたいです」
昨年末から一気に調子を取り戻した取鳥雄吾(写真)は、近況も好調ムード。今年は一昨年以来の、地元記念決勝を目指す。
「最近は決勝に上がって満足してしまっているというか、ふーってなってしまっている感じなんですけど、地元記念があるから負けられないっていう気持ちで走ってこられたので、決勝に上がれているんだと思います。(玉野記念は)今年で4回目。メンバーも良いので、まずは自分がやれることをしっかりやって、勝ち上がっていきたいです」
取鳥マークの池田憲昭は、1月高松記念の予選を連勝したが、準決勝で無念の落車。その後はまだ1着がない。
「まだ完ぺきな状態ではないですけど、走りながらですね。(前回の)奈良からは中2日ですけど、練習は軽くしてきました。疲れもないです。(初日は取鳥に)しっかり付いて行って、ワンツーできるように頑張ります」
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全日本選抜で落車した黒沢征治は、前回の大垣FIで復帰。準決勝で敗れたが、最終日は納得のいくレースができたと話す。
「(打鐘手前で主導権を握っての先行で)4着だったけど、感じは良かったのでウィナーズカップまでの7走もあんな感じで走りたいですね。前までは2周とか駆ける感じだったけど、最近は気持ちが弱いというか、ああいうレースができてなかったので。前回はシューズのサンの位置を変えてみたんですけど、誘導の後ろとかでもキツくて最終日に元に戻したら良くなりました」
久保田泰弘は、前回の久留米FIで、S級に上がって2度目となる優出に成功。タテヨコ自在な立ち回りを見せている。
「S級は楽しいです。(競りとかは)すごい怖いけど、今の脚だとやるしかないというか。僕は全力で踏んでいるんですけど、黒沢さんみたいな強い人が7割で切りに来たら、それが(番手で)合ってしまうんです(苦笑)」
1月平FIで完全優勝を飾った岩本俊介(写真)は、今年すでに11勝をマーク。全日本選抜でも2勝を挙げた。
「ちょっとマークされてきて、先行しづらくなっていますね。強い人を相手にも先手を取りに行って、レースが小さくならないように切り開いていかないと。中村道場で苦しい練習をしているので、それをしっかり出し切りたいです」
寛仁親王牌の失格であっ旋が止まっていた川口聖二は、復帰2場所目の前回、小倉FIで決勝進出を果たした。
「復帰戦は新しいフレームを使ったんですけどイマイチで、小倉から長期欠場前のフレームに戻しました。そのせいなのか、小倉は楽に走れましたね。玉野は前回(一昨年11月)優勝しているので、自分的には相性は良いと思っています」
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全日本選抜で初めてのGI制覇を果たした清水裕友(写真)は、前回の静岡記念を欠場した。中21日で状態面はどうか。
「静岡記念は胃腸炎みたいな感じになって欠場しました。(今回の初日特選は)GIの勝ち上がりみたいなメンバーですね。力勝負したいです。GIを獲っても気持ちは変わらず。まだ獲った実感がないです。(無観客で)ファンがいないのはどうなんですかね。ミッドナイトは好かんかったです。練習はできました。感触は悪くなくて、直前は良かったです」
地元記念を3度制している岩津裕介は、今年初戦の大宮記念で決勝3着。全日本選抜でも2連対と、ここに向けて調子を上げてきた。
「ここに向けて、気持ちも体も作ってきたつもりです。傾向的には良くなってきていると思う。S班の(清水)裕友の姿とかは、なかなか生で見られないので、本当はファンに競輪場に来て、見て欲しかったですね。無観客はさびしいですけど、やるしかない。気持ちは入っています」
復帰戦の全日本選抜で優出した郡司浩平は、前回の静岡記念でも、抜群のスピードで決勝まで勝ち上がった。
「静岡記念の決勝は、勝ち切るところで勝ち切れなかった。そこが反省点でしたね。5月の静岡ダービーには出場できないので、今回も含めたそこまでの(ウィナーズカップ、4月平塚記念、武雄記念)大会は全て獲るぐらいの気持ちで走りたい。単騎戦のつもりだったけど、木暮(安由)さんに付いてもらえるなら、普段以上に頑張らないといけないですね」
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