前回の小倉FIでは3連勝でS級初Vを飾り、リズムも良好な松本秀之介(写真)。10月の前橋GIIIから初日を4連勝中と、予選では断然の存在だ。
「少しずつですけど、S級の走りに慣れてきている。まくりが多いけど、自分のタイミングで行くことを心がけている。(前回のあとは)基本的にはバンクをメインに練習をしてきた。(初日は8車立てだが)自分のタイプとしては、(FIの7車立てよりも)9車の方が流れに乗っていけるので得意かなと」
前回の小田原FIで今年初優勝を遂げた隅田洋介は、今年のラスト場所で競走得点を是が非でも上げたい。
「ピストシックスを走る前から、練習でカーボンフレームを使っていました。けど、もっとスピードをつけるためには、もう少しカーボンフレームで練習する必要があるなって気づいた。今回は来々期のS級1班の点数がかかっているので勝負駆けです」
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雨谷一樹(写真)は、11月の豊橋FIの232着以来、久々の競輪での実戦になる。
「12月はワクチン接種の関係で(松山記念を)欠場をした。そのあとはピストシックスが終わって、休んでからしっかりと調整をしてここに来ました。自分はなんでもやって1着を取れるように頑張りたい」
名古屋FIを614着、続く広島記念1947着の瓜生崇智が、直近を振り返る。
「(3場所前の)佐世保で落車した影響がまったくなくなったわけじゃないし、いいころと比べたらタテ脚は落ちている気がしますね。でも、自分はもともとタテ脚だけで勝負するタイプじゃない。タテ脚が足りないところは、位置取りであったり、組み立てでカバーするのが持ち味です」
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地元、松山記念のあとの前回の小倉FIが545着と一息だった渡部哲男(写真)は、そこから中9日あった。
「(小倉は)松山の疲れが出てたのかなと思います。調子自体はそんなに悪くはない。松山記念はそれなりに走れたけど、小倉はなんとも…。小倉はオーバーワークって感じたので、軽めの調整です」
前回の深谷知広フレームから自転車を変更する内山雅貴に新味が出そうだ。
「ここ最近は深谷さんに借りたフレームを使っていたんですけど、今回は師匠(新田康仁)から借りたフレームに換えます。ここに向けて集中して練習をしてこられましたし、地元のグランプリシリーズなので頑張りたい」
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前回の伊東記念を1372着とまとめた大石剣士は、今度こそ優出の気持ちを込める。
「前回の伊東記念は決勝に乗れなくて悔しかったですけど、先行した準決の内容も含めて良かった部分もあります。前回から使っている新車の感じも良いですね。グランプリシリーズは、3年連続で3回目。今年は地元での開催なので、いままで以上に頑張りたい。今年こそ決勝に乗れるように」
中村浩士(写真)は前回の立川FIで初日特選1着、準決2着とリズム良く優出したものの決勝は落車に見舞われた。
「(落車の怪我は)骨は大丈夫だったけど、打撲がだいぶひどかった。もうだいぶ回復してきたんで、練習はできました。自分は大石(剣士)君の後ろにいかせてもらいます」
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前々回の競輪祭を54748着、前回の京王閣FIを426着の三谷竜生(写真)だが、感触は悪くなさそうだ。
「(前回は)調子自体は悪くなかったけど、初日は失敗しました。決勝も難しかったし、しょうがない部分もあるのかなと。動けるところで動けているので、あとは最後の詰めかなと」
3場所前の平塚FIで落車に見舞われた酒井雄多だが、その後もまずまずの走りを見せている。
「前回は運もあって決勝に乗れた感じですけど、今回は少し競走間隔が空いたのでしっかり練習できた。それで前回よりも上向きだと思います。三谷さんとは防府記念以来2度目の対戦。前回は三谷さんと位置を取り合う感じで力勝負ができなかったので、今回はしっかりと力勝負をして勝ち上がりたいですね」
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前回の松阪FIを535着。三宅達也は(写真)、後輩との準決を振り返る。
「(準決は)前を走ってくれた山根(将太)君が頑張ってくれたおかげです。3着ですけど、ラッキーで決勝に上がれた。流れはいいですね。調整はなしですけど、体調もバッチリです」
地元、松山記念から3週間空いた佐々木豪は、ピストシックスを走って今シリーズを迎える。
「ピストシックスを走っていい刺激になりました。ここまでしっかり練習もできましたし上向いていると思います。(18年に)静岡は悲しみの3着を取ったヤンググランプリ以来なので、今年は笑って帰れるように頑張りたい」
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初日予選の同県の須永優太とのメンバーを見た山崎芳仁(写真)が、自力を即決する。
「(前回の732着の)取手は踏めてなかった。そのあとは地元に帰って練習をしてました。(15年に全日本選抜競を優勝した静岡は)懐かしいですね。(初日は)自力のメンバーなんで、須永君と頑張ります」
近況は優出こそない林慶次郎だが、前回の松阪FIでも2勝をマークして、コンスタントに勝ち星を挙げている。
「山崎さんは怖いですけど、メンバー的に自分のレースができそう。ここ最近は調子の良いアニキ(大悟)を見習ってペース配分だったり組み立てを考えて戦っています。自分はちょっと焦ってしまう時があるので、アニキみたいに落ち着いて走れれば。セッティングも換えて良くなってきているので頑張ります」
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前回の立川FIでは最終日を待たずに途中欠場の松井宏佑の状態が気がかりだ。
「去年のヤンググランプリを勝ってから、ここまで1年は早かったですね。もう年末っすね。立川の欠場は腰痛が出てしまった。でも、もう大丈夫です。ここ最近はいいレースができていないし、後ろは地元の岡村さん。今開催が盛り上がるような熱い走りがしたい」
岡村潤(写真)は、前回の伊東記念に続いての地元シリーズ。年末をいい形で締めくくりたい。
「(前回は)ラインに助けられた部分が多かった。準決、最終日は連結を外したので、そこはずっと自分につきまとう問題だと思ってます。(そのあとは)若手といい練習ができました。(地元でも)気負うっていうのはそこまでないので、自分なりにレースができたらと思います」
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7月の本格デビューから18連勝でS級まで駆け上がった吉田有希(写真)は、S級でも壁に阻まれることなく直近は3場所連続の優勝。9戦8勝2着1回と抜群の戦績を残している。
「(3場所連続Vでも)それはそれで、今回は新しい気持ちでと思ってます。自力の選手も追い込みの選手も強いので、胸を借りるつもりです。初の兄弟配分ですし、レースのグレードは違うけど(兄の拓矢と一緒のシリーズは)すごくうれしい」
前々回の小田原123着、前回の京王閣127着と鈴木竜士はFIシリーズで納得の数字で状態も良さそうだ。
「引き続きというか、(11月に)復帰してからすごくいい状態なのかと。(中4日だったので)ゆっくりしてきました。これで吉田兄弟(拓矢、昌司)との連係はコンプリートしたので頑張りたい(笑)」
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山田英明(写真)は、前回の別府FIを3連勝。近況はようやくらしさが戻ってきた。
「自分の体がちょっとずつ良くなってきたし、感触も良くなっている。あとは自転車の感覚が戻ってくれば、(もっと)戦えるんじゃないかと。今年の最初に比べれば良くなっている。今年の最終戦なので、来年につなげたい」
前回の広島記念4237着で優出した野原雅也は、今シリーズに新車を投入する。
「フレームを新車に入れ替えて練習をしてました。(今回は)新車なのでレースで使うのは初めてです。ここは走りにくいイメージはないので、しっかりと仕掛けたい」
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現在34連勝中で連勝記録を更新し続けている児玉碧衣(写真)は、グランプリ4連覇がかかっている。
「(通算)400勝を達成したり、連勝記録を34連勝中ということで記録的にもすごく充実してる1年だなと思います。おかげさまで(防府の)追加が入って、ここまで10日間くらい空いていたので、しっかりその10日間はグランプリに向けて集中して練習できた。しっかり4連覇して自分を応援してくださるファンのみなさんと喜んで良い1年だったと思えるグランプリにしたい」
8月には東京五輪でケイリン、スプリトの2種目に出場した小林優香は、出場機会が限られたガールズケイリンのなかでグランプリ出場を決めた。
「8月に1つ大きなイベント(五輪)が終わって、そのあと日本の競輪に出走してしっかりこの舞台に戻ってこれたことをうれしく思います。(競技大会の)全日本選手権などがあって、そっちのレースを走っていたので防府は欠場となってしまった。でも、全日本選手権が終わったあとは、グランプリへ向けて集中してやってこれたので状態はいいと思います。2021年を最後良かったと笑って締めくくれるようにしたい」
≪2日目11R「ヤンググランプリ2021(GII)」≫
町田太我は、前回の広島記念1122着。準決、決勝はグランプリレーサーの松浦悠士との地元ワンツー。価値ある準Vから2週間以上空いた。
「(前回は)地元で(松浦と)ワンツーできたのはすごくうれしかったです。(前回のあとは)乗り込みとかを中心に、地脚の強化をはかって練習しました。ここまでは計画通りに順調にできました。直前の練習の感触もすごく良かったです」
前回の伊東記念では昨年10月の松戸以来となるGIIIの決勝進出を遂げた寺崎浩平は、単騎で初のヤンググランプリに挑む。
「(前回は)4日間を通して主導権が取れて、決勝でも先行ができたんで良かった。(今年は)しっかり主導権を取ることを心掛けてきて、結果勝ち上がりで4着ということが多くて、準決とかにはあまり上がれてなかったんですけど。しっかり手ごたえのある1年だったと思います。(ヤンググランプリは)自分は自力を出すだけ。後手を踏まないように、勝負どころを逃さないように」
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