1月の向日町FI、続く2月の川崎FIで連続落車に見舞われた植原琢也は、これが復帰4場所目。
「正直、朝一のレースはっていうのはあります。まだ本調子には遠いけど、タツさん(芦澤辰弘)も付いてくれるし、地元なんで積極的にいければいい。この次の開催まで空くんで、ここで頑張って次につながるようにと思ってます」
13年の当所記念を制した萩原孝之にとっては、西武園は思い出のバンクだ。
「(西武園記念優勝から)もう8年もたちましたか、早いですね。(前回の決勝は)自分で勝負してカマしみたいにできた。出切れなかったけど、脚の感じはいい。そのあとはいつも通りの調整で来ました」
2月のGI全日本選抜では特選スタートから決勝にコマを進めた園田匠(写真)は、一次予選に気を引き締める。
「(中16日あって)空きすぎです。走ってみないとまったくわかりません。(前検日が雨で)乗れないかもしれないんで、ぶっつけ本番になるかもしれない。記念の一次予選は久しぶりですね、しっかりと。松川(高大)君(と一緒)なんで気楽に追走していきたい」
その松川高大は、前回の高松FIを77欠と精彩を欠いた。
「前回(成績)が悪かったんで気持ちを入れ直してやってきた。前回もそこまで(感触は)悪くなかった。(初日は)自分としてはやりやすいメンバー構成かと思います」
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直近の3場所で5勝の固め打ち。FIシリーズだが、初日予選は3連勝中の瀬戸栄作が乗れている。
「(前回の最終日は)S級になって初めての番手戦だった。自力よりも緊張した。でも、1着にこられたんで良かった。そこからも終わってすぐに練習して追い込めたんで、感じもいいです」
田中誠は前回のウィナーズカップを3726着。初日にタッグを組む瀬戸とは昨年10月の高松FI準決で連係している。
「(練習は)普通にやってきました。(瀬戸とは)高松の準決で走ったけど失格でした」
13年の記念では3連勝で決勝に進出。当所との相性がいい村上義弘(写真)が、久々に西武園のファンの前に登場する。
「感じ自体は徐々に良くなっている。ケアもできました。(西武園は)数字的にまあまあいいんで頑張りたい」
村上と同期の成清貴之は、中3週間以上空いて今シリーズを迎える。
「練習は結構、やれたかなと思ってます。息子の四十九日とかもあったので、バタバタしてたので疲れあるけど。体調自体を崩しているとかはない。(西武園は)あんまり得意じゃない。ここより大宮とかの方が相性いい」
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近況は優勝こそない大槻寛徳だが、FIの準V2回をはじめ、成績をまとめている。
「(前回は)まずまず良かった。そのあとはダービーに向けてやってました。ただ、(今回は)予選からかなと思ったんで調整はしてきました。(坂本周作とは)何度も連係している」
中3週間以上空いた久米良は、その期間を練習に充てて脚力アップに励んだ。
「かなり空いたんで、きっちりと練習期間を設けられた。(最近は)着以上に自分の感触が悪くて、運が良かったんで着が良かった。そこを修正したくて練習をしてきました」
元砂勇雪は持病の痛風でここが1カ月ぶりの実戦。
「4月から乗り始めたんで2週間くらいですかね。調子いい時にかぎって出るんですよね。本調子ではないけど、戻ってきている感じはあります」
弟子の平尾一晃に前を託す井上昌己は、いつも通り淡々としたもの。
「中5日くらいあったんで新しいセッティングを煮詰めてきた。ハンドル周りとかですかね。ここ(のバンク)は平たいイメージがある。まくりが決まらない感じですかね」
野口裕史(写真)は、前回の前橋FIで最終ホーム手前からのまくりで前団を仕留めて優勝を飾った。
「(初日、2日目と)2日間先行できて、3日目はまくり切れたんで悪くなかった。ここは初めて転んだところだけど、とくに走りにくいとかはない。先行できるように組み立てたい」
前回の地元シリーズ、伊東FIでは2日目に車体故障に見舞われた岡村潤だが、コンディションに影響はなさそうだ。
「2日目に車体故障もあったけど、最終日は1着が取れたんで体調とか全然問題ない。大丈夫です。さらに強くなっている野口の後ろなんで楽しみです」
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自転車のセッティング変更で上積みがありそうな宿口陽一(写真)は、地元記念での期待も膨らむ。
「前回が終わってから、平原(康多)さんにアドバイスをもらってセッティングをガラリと変えた。それで感触が良かったんで楽しみです。やれることは一生懸命やってきました」
前回の伊東FIを途中欠場の山岸佳太の状態はどうか。
「(前回は)調子良く(競輪場に)入ったんですけど、前検日からまったく違う自転車に乗っている感じがした。体がおかしくて、それで腰も良くなかった。それから体を戻すのに専念して、腰の方はだいぶ良くなった。バランスもいいと思います」
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弟の慶一郎(119期)が5月にデビュー予定の石塚輪太郎は、前回の地元FIを241着から中4日。
「同期の清水裕友と渡邉雄太にアドバイスをもらって、練習の意識を変えてみた。それがかみ合って前回の準決は凡走したけど、最終日は逃げ切れた。弟の前でカッコ悪いとこは見せられない。しょうもないレースをしたら、弟も勘違いしますから」
前々回の立川FIで昨年8月の富山記念以来の優勝を遂げた稲垣裕之は、上り調子で久々の記念に臨む。
「だんだんと良くなってきています。立川より(前回の)和歌山の方が感触的には良かった。ここは初めてGIの決勝に乗った舞台でもあるんで、好きなバンクのひとつです」
2月の高松記念を含めて初日は5連勝中の町田太我(写真)は、今シリーズ3度目の記念優出の期待がかかる。
「(前回の広島FIは準決で)負けたけど、感じは良かった。調子はいいと思う。ここまで(S級では自分で)やりすぎくらいだと思っている。2回も優勝ができたし、戦えている方だと思います。課題はいっぱいあるけど、まずは人のペースに惑わされないこと。自分のペースでって、師匠(吉本哲郎)と松浦(悠士)さんには言われました」
池田憲昭は町田ラインの3番手を固める。
「しっかりと練習ができたけど、ちょっと追い込みすぎかなっていうのもある。ただ、直前はスピードも出てたんでいいと思います」
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一次予選のトリを務めるのは、地元の黒沢征治(写真)。番手の木暮安由とのタッグは人気を集めそうだ。
「(前回の和歌山FIでも)9車立てを意識して長い距離をっていう感じでした。(前々回の)ウィナーズカップはあんまりだったけど、終わってからフレームを換えて、そういう意識でやってきた。(西武園には)入らずに大宮で練習をしてきました」
木暮安由は前回の地元、前橋FIを124着。久しぶりに決勝までコマを進めた。
「感触は良かったけど、結果的にはこういう成績なので、もう少しかなっていうのがある。(落車の影響が)長引いてタイムも出てなかったけど、最近やっと出始めた。我慢の時ですね」
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今年記念3V。すでに15勝をマークしている平原康多(写真)は、さらなるレベルアップを目指して新車を投入する。
「セッティングとか乗り方とかは、だいぶいい方向にいっている。それを踏まえて新車で自転車のプラスアルファがあると思うので。ずっとレースを走りっぱなしだったんで、やりすぎず抜きすぎずやってきました」
北日本3車の先頭を務める高橋晋也は、伊豆で練習をともにする渡邉一成と守澤太志とラインを組む。
「(前回は)脚の状態はそんなに良くなかったけど、ラインのおかげでいいレースができた。西武園はA級の時に2走(ともに1着)しているだけですけど、結果だけを見るといいのかなと」
前々回のウィナーズカップで落車に見舞われた和田健太郎は、前回の四日市GIIIを9241着。
「ウィナーズカップの落車からちょっとずつ良くなっている。練習とケアをうまく両立しながらやってきました。(グランプリ優勝での1番車は)大変ですけど、できるかぎり頑張っていければ」
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