3月に特進でS級に上がった志田龍星(写真)は、今シリーズまでS級を9場所消化してまだ決勝進出が一度もない。ポテンシャルからは思いのほか苦戦している印象だが、志田自身はどうか。
「(S級は)厳しいですね。スピードが(通用しないとか)どうのこうのじゃなくて、焦ってしまう。焦っちゃって変なところで踏んでしまう。A級の時は構えられたけど、みんな強いんで焦ってしまう。もっと自分のペースをつかめればいいんですけど」
中2週間のゆとりのローテの竹山陵太は、ケアと練習に十分な時間を充ててコンディションは上向きのようだ。
「5、6月と(配分が)結構、詰まっていた。それで6月は腰が痛かったところもあるんですけど、(今回は)だいぶ良くなった。しっかりと練習もできたんで、(前々回の)久留米よりはいいかなと思います」
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直近の3場所で1勝のみ。やや勝ち味に遅い感もある酒井雄多(写真)だが、小さくまとまらない競走内容は高く評価できる。
「スピードがもっと必要ですね。(自力で)110点以上ある選手とあたると、自分が完ぺきなレースをしたとしても、その上を力で行かれてしまう。もうちょっと接戦にもっていけるようにしたい。この2週間は強度のある練習をしっかりとやってきました」
最終日だけの補充となった前回のサマーナイトフェスティバルはまくった佐々木豪と愛媛ワンツー。前々回の富山FIではオール3着だった門田凌は、成績面以上の手ごたえを感じている。
「結果が良くないけど、(感じは)いいです。富山も前々に踏んで(自分の力を)出し切れた。7車立ての力勝負は得意じゃない。9車立てで流れがある方が得意だと信じたい。練習の感じもすごくいいです」
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展開に左右されやすい追い込みながらも近況は3場所で5勝の固め打ちをしている岡田泰地は、一次予選を吉田昌司とのタッグで臨む。
「ここが追加だったんで、(正規の配分だと)次の岸和田(8月4日から)まで空いてました。練習で追い込んでいたんで疲れもありますけど、明日(初日)になれば大丈夫じゃないかと思います。自分でできることをしっかりとやらないとラインとして信頼されないので、まずはそこをしっかりとって思っています。練習の成果が出て徐々に良くなっている」
昨年12月の地元記念では4日間すべて最終バックを取る積極的な走りを見せた平尾一晃は、練習でも好感触を得て夏の地元記念を迎える。
「前回の防府が終わってから、中15日の間にやるだけのことはやってきた。不安材料はないです。練習でも自己ベストの(半周のタイムが)10.5、10.6のタイムを出せたし練習の成果が出てきていると思う。今開催の目標は師匠の(井上)昌己さんと一緒に走れるところまでいくことです」
前回の京王閣FIが落車の怪我から2カ月ぶりの復帰場所だった蕗澤鴻太郎は、その京王閣から2週間空いた。
「2場所前の伊東の(落車の)怪我は腰の打撲と擦過傷です。前回の京王閣まで結構練習したのに、体が重くてレース勘もなかったです。京王閣が終わってからは普段通りに練習してきた。佐世保は4回目ですね。走りやすかった印象がある」
近況は追い込みにシフトチェンジをしている河村雅章は、近況の成績をまとめている。
「練習は全然変わってないし、自力を出そうと思えば出せるんだけど。練習でも1周もたない。スピードが出るけど、後半がタレてしまう。後輩が出てきているんで、追い込みでやっていこうと思っています」
3場所前の川崎FIでは19年以来となる久々の優勝を遂げた坂本貴史は、続く青森FIを122着、前回の弥彦FIを242着とその後も安定した成績を残している。
「弥彦の準決でダメだったところがわかって、最終日はそこを修正してレースをつくることができた。(そのあと)直前は順調に練習してきた。佐世保は記念の決勝にも乗っているし、走りやすいバンク。力をしっかりと発揮できるようにしたい」
一時期は調子を落としていた池田勇人(写真)だが、近況は競走得点を上げてまずまずの成績を残している。追い込みもすっかり板についてきた。
「落車したりウエートトレーニング中にギックリ腰をやったりして、去年のいまごろは良くなかった。付いていくのもヤバいなっていう感じだった。ようやく気持ちに余裕が出てきた。(初日に番手に付く坂本)貴史とは自力で(別線で)戦ってきたし、感慨深いものがあります。(こういう番組で)やっと(追い込みとして)認められてきたのかなっていうのがあります」
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勝ち星量産のピスト6効果が競輪にも表れている伊藤信(写真)は、前回の函館FIを411着。19年11月以来の優勝を十八番のまくりで飾った。
「リミッターが切れているというか、出力の出方が違うんで、ピスト6を走って良くなっている。いいことづくめですね。こういう環境を継続してもらいたい。(函館のあとは)上積みを狙って(練習を)やりすぎた感じもあるんで、その疲れだけですかね」
近藤保は前回のサマーナイトフェスティバルを429着。玉野、佐世保と中3日の強行ローテだが、練習はこなしてきた。
「(前回は)ナイターからの遠征だし、(玉野、佐世保で)東の人は移動が大変ですね。ただ、自分もこの日程はわかっていたんで、(サマーナイトフェスティバルの次の日の)帰った日から練習をして、そのあとに疲れを取るっていうパターンでやってきました。(前検日に)指定練習をした感じでは疲れもなくて、普通に戦えると思います」
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佐藤博紀は、前回の弥彦FIを611着。初日予選で敗退も連勝でシリーズを締めた。
「前回の弥彦に関しては初日が良くなかった。やっぱり初日に飛んじゃうとキツいですね。(感触は)悪くないと思うので、しっかりとそれを出せるように。(前回からは)雨もあったりして、そのなかでできることやってきました」
前々回の奈良415着、前回の富山523着とFIシリーズできっちりと優出している山本伸一は、そこから中11日。
「(状態が)良くなってきているので楽しみです。ここ何年かは走って課題を見つけて、そこを練習しての繰り返しです。ピタッとはまることは数年に一度くらいしかないんですけど。(富山のあとは)ケアとかをしながら、いい感じでこられている。これで結果が出ると(気持ちの面でも)グンと上がってくると思うんですけど」
前回の久留米FIを422着の渡部哲男は、その前の取手FIからの修正が功を奏して感触も悪くなさそうだ。
「(前々回の)取手は調整不足もあった。取手のあとに弱いところを補うような練習をしていた。久留米では状態面としては同じでも良かった。そのあとは軽めにやって、変わらずの感じですかね」
今期初のS級に昇級した照井拓成は、前回のS級初場所の名古屋FIを425着。初の9車立ての記念に臨む。
「(S級は)A級とは全然違うなって思いました。(別線が)A級じゃこないようなところで来ますね。ただ、もっとダメかと思ったけど、最初にしてはある程度やれたかなと。A級ではヨコもやってたんで、そこを生かせればと思います。自分はダッシュタイプなんで、そこの持ち味を生かしたい」
直近の5場所で9勝。3場所前には優勝もある野口裕史(写真)だが、前回の名古屋FIの271着は一息だった様子。
「(最終日に連係した)成清(貴之)さんには、走り終わった瞬間、調子悪いなって言われました。(前々回の)立川のあとにギックリ腰をやって、無理やり練習をした。それで疲れが出たのか(名古屋は)良くなかった。名古屋では痛みもあったけど、いまはもうないです」
一次予選でその野口の番手が巡ってきた大森慶一は、気を引き締める。
「(野口の番手は)初めてだと思います。(野口の競走スタイルの)イメージが楽ではないですね。そこをしっかりとアタリをつける意味でもやりたい。(前回のあとは)雨で乗れない時が何日かありましたね」
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前回の久留米FIの最終日にフレームを換えた林大悟は、逃げ切りで久々に勝ち星を挙げて今シリーズに弾みをつけた。
「いろいろやってみたんですが、最終日だけフレームを戻して良さげな感じでした。初日から勝ち上がることを意識していきたい。(成績も)最低限、残しているし、このあとも積み上げていけるように」
スピード化の潮流に対応すべく地道なトライを続ける望月永悟が、こう口を開く。
「いろんな人のを見たりして、1年くらい前に多少なりともフォームとかをいじって良くなってきた。この年齢でキャパが上がるわけじゃないし、自分もそうだけどみんな大変だと思いますよ。そのなかで自分のベストにもっていけるように。(番手の)仕事とか求められるところもあるけど、気負わずに、やれることをやってと思っています」
森田優弥(写真)は、前回のサマーナイトフェスティバルでビッグ初の決勝進出。単騎でシンガリ惨敗も、得たものも多かった。
「ラインに助けられて(優出した)。決勝はミスで全部終わっちゃった感じでした。それでもいい雰囲気だったし、勉強させてもらいました。体も気持ちもいい感じだと思います。(サマーナイトフェスティバルが)終わってから、家に帰ってから(追加の連絡が)来ました。ここは相性がいいと思います」
サマーナイトフェスティバルが2日目からの補充だった黒田淳は、最終日に地元で白星を挙げた。
「(最終日に)1着を取れたことは良かったけど、レース中の判断とかをミスせずにできたら良かったかなと。難しいところでした。体調は悪くないですね」
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怪我からの復帰場所だった前々回の高松宮記念杯が8784着とらしさが見られなかった新田祐大(写真)だったが、前回のサマーナイトフェスティバルを117着。初日特選は番手で勝機をつかみ、準決では持ち前の爆発的なパワーも戻ってきた。
「前回は完全に(自分の)実力ではないけど、戦えるっていうところがわかったのは1つ収穫でした。決勝に乗ったことで安どしたところもあったと思うし、決勝でもしっかりと結果につなげられるようにしたい。1日も早く普通(の状態)に戻れるように。(怪我が)まだ気になるし、半年くらいはかかると思います」
地元記念を3度制している井上昌己は、前回のサマーナイトフェスティバルを672着。キレが感じられなかった前回から中3日での変わり身はどうか。
「前回は思っていた以上に良くなかった。イマイチどころかイマニぐらいでしたね。今回は地元記念なので、1着が取れるときはモノにしていきたいと思っている。前回が終わってからは普通に休んで練習もした。デビューしてから夏の地元記念は初めてなので違和感はあるけど、いいメンバーがそろいましたね。5月の全プロ記念にも出られなかったから、今回はしっかりと頑張りたいですね」
サマーナイトフェスティバルでは優出ならずの郡司浩平だが、最終日は逃げ切りで1着。
「条件は一緒だけど、(中3日で)さすがに疲れがありますね。ナイターで体調管理も思うようにできない。このあと少し時間ができるので、今回が踏ん張りどころだと思います。中3日でとくに変えるようなところもなく、記念も気が抜けないし、これで次につながるように」
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