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おおがき競輪
OGAKI KEIRIN
44#
決勝戦レポート
シェーンパーキンス(外国・999期)
パーキンスが無傷で連覇
「ハードレースだ。(競りがあった)それが日本の競輪ですから。レースを少しでもエキサイティングにしたいと思った。アドレナリンが出ましたね。離れても考えすぎず、流れに任せていこうと思ってた」
2コーナーからまくって高橋を飲み込んだが、ゴールでは佐藤に激しく詰め寄られた。
「(勝利を確信したのは)フィニッシュラインを越えてからですね。越えるまでは何があるか分からないので。7番(佐藤)が追ってくるのは分かってたし、最後は彼に負けないように頑張りました」
これで大会連覇。今年初戦の平から無傷の7連勝だ。「勝てたとても興奮している。外国人として勝ててるのがうれしいですね」。次は今月19日からの平塚に出場予定。これからどこまで連勝記録を伸ばせるのかにも注目だ。
「(打鐘から)全力だったっす。そうしないとないと思ったんで、踏み込んでそこから。何もしないと9着だし、同じ9着なら何かと思った。あの3人に駆けられたら追いつかないし、あれしか優勝はないと思った。平では外国勢に連独占されたので、それを崩せてよかった」
「ゴールまで距離があったけど、(パーキンスの後ろに)戻るまでにかなりエネルギーを使った。ゴールの100m手前では消耗してたし、前を抜くのは難しかったです。満足はしてないけど、結果的にそんな悪いレースではなかったと思う」
「東君もパーキンスと競ってて、僕も飛びつきを含めて考えてた。ホームを番手で通過できたし、展開は作れたと思うけど2コーナーから出て行く勇気が…。パーキンスが来る前に出てれば面白かったけど、ボスがもっと伸びるんじゃと、そこがダメだった。いい展開だったし、3着には入りたかった」
「どう考えても力は海外の選手があるし、マークでアピール。1人だったし、自分のスタイルで。締めたらパーキンスは遅れたんで単独になってからが勝負だと思ったけど…」
「後ろが競りだったのは分かってました。打鐘のところで踏んだときも、この4日間で一番スピードが出てた。ただ(最終ホームで)後ろが誰か分からなくて、少しちゅうちょしてしまった。その分、残り200m勝負できませんでしたね」
レース経過
号砲で佐藤友和が勢いよく飛び出して正攻法に構える。隊列は佐藤友-佐藤康紀、高橋和也-小林信晴、伊勢崎彰大、ボス-パーキンス-ドミトリエフ、東龍之介の並びで落ち着き、周回を重ねる。
青板周回のバックから東が上昇。パーキンスの外で併走して、外国勢の分断を狙う。赤板の2コーナーからボスが一気に仕掛けると、これに合わせて3番手から高橋も踏み込む。ボスが打鐘過ぎから主導権を握るが、各ラインの隊列は乱れる。高橋がボスの番手にはまり、東をどかしながら懸命にボスを追ったパーキンスは3番手で態勢を立て直す。佐藤友が4番手の位置を確保して最終ホームを通過。2コーナーからパーキンスがまくると、高橋もこれに応戦。それでも力強く前を抜き去ったパーキンスがそのまま押し切り、大会連覇を果たした。パーキンスを追う形から迫った佐藤友が2着。パーキンスとの連結を外してしまったドミトリエフは外々を踏まされる苦しい展開をしのいで3着に入った。
着 | 車番 | 選手名 | 府県 | 期別 | 級班 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | シェーン パーキンス | 外国 | 999期 | S2 | 11.1 | まくり | B | |
2 | 7 | 佐藤 友和 | 岩手 | 88期 | S1 | 1/2W | 11 | マーク | |
3 | 4 | デニス ドミトリエフ | 外国 | 999期 | S2 | 1B | 11 | マーク | |
4 | 1 | 高橋 和也 | 愛知 | 91期 | S1 | 1W | 11.2 | ||
5 | 5 | 佐藤 康紀 | 青森 | 73期 | S1 | 2B | 11.1 | ||
6 | 3 | 伊勢崎 彰大 | 千葉 | 81期 | S1 | 3/4W | 11.1 | ||
7 | 6 | 小林 信晴 | 愛知 | 83期 | S2 | 1/2W | 11 | ||
8 | 8 | テオ ボス | 外国 | 999期 | S2 | S | 11.4 | H | |
9 | 9 | 東 龍之介 | 神奈川 | 96期 | S1 | 5B | 11.5 |