前回の向日町記念では2連対の木村弘(写真)だが、最終日にはシンガリ惨敗。中8日でハードなトレーニングを積んできた。
「(練習は)結構、キツいメニューをやってきたんで、そこはプラスにとらえたい。疲れもあったけど、ケアもしっかりといつもよりやってきた。(いくら練習をしても)レースで出せないと意味がない。前回の最終日に失敗をしているんで、その分も。(S級1班の)点数は取りたいけど、レースは小さくならないように」
3週間以上空いたベテラン内藤宣彦は、久々の実戦に慎重なコメント。
「体調を崩してしまったけど、練習はやるだけのことをやってきた。(調子が)戻ってきているかもしれないし、ダメかもしれない。やっぱり実戦と(練習は)違うので。(初日は木村)弘がいるんで悩むことはないですね」
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前回の前橋FIでは2日目、最終日を連勝。そこから2週間以上空いたゆとりのローテの鈴木浩太(写真)が、上々の手ごたえをつかんでいる。
「ずっと(配分が)詰まってたんで、久しぶりに練習ができたんで良かった。自分がやりたい練習を2クールくらいできた。休みもそれなりにとりました。まだ9車立てに慣れてない。走り方を知らないっていうわけじゃないけど、(別線に)うまくやられている感じですね」
才迫開は、前回の広島FIを153着。地元シリーズでの疲れもあったようだ。
「(広島は)地元での緊張があったりして、疲れがありましたね。そのあとはしっかりとリラックスしてリフレッシュした。記念は勝ち上がりの幅が広いし、ここで頑張って点数を上げたいですね」
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オールスター後の小田原記念で2日目から途中欠場。その後はコンディションが戻らず、共同通信社杯、平塚FIとここ2場所は一息だった雨谷一樹がこう口を開く。
「8月のオールスターが絶好調で調子が良かった。そしたら、そのあとに熱中症になって1週間くらい寝込んでしまった。我慢の時期ですかね。最近になって(調子が)上がってきた。このあと寬仁親王牌もあるので、攻めの気持ちで気持ちを入れて走りたい」
「(優出は)7月以来ですね」と根本哲吏は、久々の決勝進出となった前回の弥彦FIでの走りを納得する。
「(2場所前の小田原FIの777着は)相手が強すぎた。けど、弥彦は良かったですね。状態は変わってないのかなと。(初日は)相手も骨があるんで頑張るだけですね」
前回の小松島FIで久々に勝ち星を挙げた晝田宗一郎は、その後の練習で好感触を得ていた。、
「ずっと(競走間隔が)詰まっていたので、久しぶりに練習ができた。それで脚が落ちていたんだとわかった。練習ができたし、ここ最近のなかでは良かった。勝ち上がれるように走りたい」
5月の函館記念の最終日に早期追い抜きで失格の憂き目をみた藤井侑吾は、4カ月以上空いた今シリーズが復帰場所。
「長かったですね。ずっとバンク練習はしていたし、練習しかすることはなかった。8月には体調不良にもなったんで、まずは走ってみてですね。ゼロからになってしまったけど、バック数を増やして点数を上げていきたい」
前回の地元、向日町記念の一次予選では中井俊亮の番手から突き抜けた窓場千加頼(写真)が、初日に再タッグ。選手になる前からその背中を見てきた村上義弘の引退には、衝撃を受けたようで、気を引き締めて初日に挑む。
「(村上の引退は)ホンマに信じられない。ビックリのひと言です。たくさん怪我もされていたし、28年間、お疲れさまでした。お体を大事にしてもらえれば。(これからは)僕らが頑張っていかないと。(中井は)いつも頑張ってくれるので、そろそろワンツーを決めたいですね。自分もいつでも前を回れる状態には仕上げている」
前回の函館FIを752着。近況が一息の岩谷拓磨は、初日にできあがった4車のラインを意気に感じて上位独占を誓う。
「(初日は)4車のラインですし、ラインでスッキリと決まるように。(番手を回る小岩大介は後ろで仕事をしてくれて)めっちゃ熱いですよ。だからいいレースをしたい。師匠(吉岡稔真)と一緒にハードな練習をして、そこを(競輪祭)を視野に入れている。練習はしっかりとやっているので、あとは自分の力を上がっていければ」
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9月26日にアメリカのロサンゼルスで行われた自転車競技のマスターズ世界選手権のスプリント種目で優勝した伊藤信は、帰国後の初めての実戦になる。
「9月23日から30日の日程でロサンゼルスでした。(10月)1日に帰ってきて、移動の疲れはあります。(スプリントを優勝で)勝てたのも良かったけど、いい体験ができたのが良かったです。競輪はまた競技とは違う心理面などもありますから」
近況はFIで勝ち星を積み重ねている野口裕史は、初日もいつも通りの組み立てに迷いはない。
「名古屋(共同通信社杯)の時に浅井(康太)君に聞いたことをやってきた。ハンマー投げの時にやっていたことを、自転車でもそのままやればいいんだなって。自転車に乗り過ぎて、感覚がおかしい時に気づけるようにしたい。成績がいい時は、いい動きはできている。いつも通りにバックを取る競走をしたい」
GIでも勝ち星を挙げている橋本優己(写真)は、記念決勝進出を目標に掲げて、レベルアップにまい進する。
「今年は(記念の)決勝に乗りたい。そこでSSの人たちと走りたい。レベルの高いレースでは学ぶことが多いですからね。自分はS級のトップ選手に比べるとトルクだとかトップスピードが足りない。練習ではA級の選手にも負けることもあるんで、底上げをしていきたい」
昨年はわずか2勝の柴田洋輔だが、今年はすでに10勝をマーク。近況は差し脚もさえている。
「(初日に連係する)中嶋(宣成)君は点数以上のものがある。(連係は)初めてだけど、信頼しています。今年はもう10勝もしている。展開に恵まれているけど、抜けるようになってきた」
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皿屋豊(写真)は、直近のFIを連続優出。腰痛で調子を落としていた昨年と違い、ホームバンクの記念を好感触で迎えることができた。
「練習はすごく良かったんで、それをしっかりと出せるように。(前回は)決勝にも乗れているんで悪くはない。去年(の松阪記念)は、ヘルニアになったんでしばらくはつらかった。最近は調子も上がってきて、腰痛も良くなってきた。あとは自分を信じて走るだけですね。(昨年より)全然いいですね」
前回の向日町記念では自力で2勝を挙げた中村一将は、気負うことなくここもマイペース。
「(前回と)あんまり変わらずですね。(前回の2勝は)展開もあるんで、展開が良くなるように祈ってます。いままで(前期に)A級にいたんで、競走得点が三ケタ(100点台)になったのはうれしいです」
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町田太我は前回の地元、FIシリーズを221着。逃げ切りで6月以来の優勝で弾みをつけた。通算98勝で今シリーズでのメモリアルも視野に入ってくる。
「今開催で100勝できるように頑張りたい。(地元の広島は連続優勝で)地元はやっぱり気合が入りますね。オールスターから名古屋(共同通信社杯)まで新車を使っていたんですけど、広島から以前使っていた自転車に戻して感じは良かった」
今シリーズが追加配分の萩原孝之だが、追加での仕上げも問題なさそうだ。
「追加は1週間前くらいにわかったんで大丈夫です。落車して良くなかったのが、だんだんと良くなってきた。練習での感じもそうですね」
9月はあっ旋がなかった山田久徳(写真)は、1カ月以上をトレーニングに充てて、ここから再スタートを切る。
「しっかり練習をしてきました。8月の最後あたりは、脚が落ちていた。それでしっかりとつくり直せたと思います。あとはレース勘がちょっと心配ですけど、(初日は)自力ではないので」
立川FIの461着といまひとつだった理由を三谷竜生が、こう打ち明けて今シリーズに気持ちを切り替える。
「(立川は)いろいろ失敗しました。自分の踏んでいる感覚が良すぎて、周りとの感覚がズレていた。(引退した村上義弘とは)もうちょっと一緒にやりたかった。でも、本人が完全燃焼したのなら。自分はしっかりと結果を残して、近畿を盛り上げていけるように頑張りたい」
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前回の函館FIでは同地区の青野将大を目標に、渡邉雄太が今年5回目の優勝をつかんだ。
「前回は自分の感じも良かったけど、青野君が強かった。いまは長期的なメニューを組んで、競輪祭に向けてやっているところです」
7、9月で2度の落車に見舞われた黒田淳は、落車からの復帰場所となった前回の小倉FIが253着。
「(小倉は)しのいだと言えば、しのいだかなと。最終日は自力だったので、もうちょっといきたかったところもある。落車が続いているんで、贅沢は言わずにちょっとずつ上を目指せれば。前回よりは良くなってきているかなと思います」
清水裕友(写真)は、現在の獲得賞金ランク8位。5年連続5回目のグランプリ出場のボーダー上にいるだけに、この2カ月が正念場となる。
「次の寬仁親王牌に向けて、部品も換えながらいろいろやっているんで、(今開催で)いいもの見つけられればと思います。(3月に)ウィナーズカップを獲ったおかげで、グランプリがかかるいい位置にいられるけど、今年1年はいいレースが少ないというか、働いていない。この2カ月でばん回したいですね。前橋(寬仁親王牌)はすごく好きだし、そこに自転車の不安をなくしていきたい」
前回の共同通信社杯の決勝で落車に見舞われた佐藤慎太郎の状態はどうか。
「ちょっとダメージがある感じですね。ただ、練習はいつも通りのタイムが出てはいる。あとは燃え尽きないように。まだまだ燃料満タンです(笑)」
前回の立川FIから中5日の新山響平は、近況をこう分析する。
「パッとしない。自転車のセッティングも微妙ですし、体の感じもいいんですけど重い感じもある。その分、粘りとかがない。いままで逃がしてもらえたけど、自分も新人じゃない。若手もたくさん出てきて、先行意欲が高い選手が多い。先行争いをしてつぶれることもできないし、技術を磨いていかないと」
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