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まえばし競輪

MAEBASHI KEIRIN

22#

検車場レポート

  • 10/19 Wed.  (前検日)
  • 10/20 Thu.  (1日目)
  • 10/21 Fri.  (2日目)
  • 10/22 Sat.  (3日目)

1R

選手の写真です。
小松崎大地選手
 小松崎大地(写真)は、前回の岸和田FIを731着。最終日は同地区の箱田優樹を利して勝ち星を挙げたものの、こう振り返る。
 「前回の3日間は手ごたえがなかった。悪かったですね。そのあとは計画通りに(練習を)やってきました。良くなっているとは思いますけど、走ってみてからですね」
 前回の弥彦FIも725着。菊池岳仁はここ3場所勝ち星がないだけに状態が気になるところだ。
 「(長野県松本市の)美鈴湖も33だし、33バンクは相性がいい。セッティングを試していたけど、戻してきました。オールスターのころと同じような感覚ではあります。寬仁親王牌は昨年に続き2回目ですけど、前橋では初めてですね。しっかりと走りたい」

2R

選手の写真です。
南修二選手
 前々回の立川FIの初日に落車を喫して途中欠場の南修二(写真)は、前回の和歌山FIを514着。
 「(和歌山は)普通というかいつも通りでした。そこからは上積みはとくにないというか、変わらないかなと。(前橋は)走りやすいと思います」
 共同通信社杯での落車からの復帰場所となった前回の防府FIを726着の石原颯。主導権を握った決勝だが、久木原洋のまくりに屈した。
 「防府の前に(3月のウィナーズカップでの落車より骨折の)左鎖骨に入っていたピンを抜いてきました。動きやすくはなりました。防府の決勝はペース配分を間違えて、変に脚を使ってしまいました。(前々回の共同通信社杯の)名古屋(の落車)で壊れたフレームが元通りになってきたので、今回はそれを使います」

3R

選手の写真です。
坂口晃輔選手
 一次予選は、前回の松阪記念の二次予選でもタッグを組んだ皿屋豊との連係。坂口晃輔(写真)は、その後の10月14日に行われた地区プロの競技大会のケイリン種目で優勝を飾った。
 「地区プロではカーボン(フレーム)に乗ったりして、違う刺激が入った。漢字の競輪が自分には向いているんですけど、ケイリンで初めて優勝ができた。いい流れかなと。(前回の松阪は)いい手ごたえというか、日に日に良くなってきていた」
 皿屋豊は、ホームバンクの松阪記念で一、二次予選を連勝。ともに逃げ切りで準決に進み、決勝まで勝ち上がった。
 「松阪は決勝以外は完ぺきでした。記念の決勝は2回目でしたが、前は(山口)拳矢君がいて自力は初めてで失敗した。いい経験になったし、これから大きいレースが続くので、反省を生かしたレースをしていきたい」

4R

選手の写真です。
内藤秀久選手
 前回の松阪記念では2勝をマークした内藤秀久(写真)は、追加配分が自身にとってはプラスだったようだ。
 「松阪が追加でした。自分は実戦が一番大事なんで、松阪に行って良かった。そこからむちゃくちゃ向上をしたとか力がついたとかはないけど、そのままキープをしているかなと思います」
 町田太我は前回の松阪記念でまさかの一次予選敗退も、シリーズ後半を連勝。通算100勝のメモリアルを遂げた。
 「松阪は100勝ができて、ちょうどいい感じで締めくくることができた。また、イチから200勝を目指していきたい。いつも通りに練習をしてきたし、感じも普通です。(開催後半に1着を取れるのは)なんでか、わからない。勝てる時は勝てるし、負けるときは負けるんですよね」

5R

選手の写真です。
吉澤純平選手
 吉澤純平(写真)は、松阪記念を初日特選、二次予選を連勝。順風満帆だったが、準決で落車に見舞われて最終日を待たずに欠場した。
 「(落車の)怪我はほとんどない。雨で滑ったんで多少打撲があったけど、擦過傷はなかった。そこからケアしながら練習をやってきました。松阪から新車だったんですけど、その自転車がだいぶ良かった。ある程度、(セッティングが)出たかなと」
 近況、白星を量産している坂井洋だが、苦手意識のある33バンクにこう口を開く。
 「支部の合宿を泉崎でやってきた。33バンクですし、ここに向けてと、地区プロも前橋であるので。33バンクは成績を調べてもらうと、わかると思うんですけど苦手なんです。直前の練習は感触が良かった」

6R

選手の写真です。
岩本俊介選手
 岩本俊介(写真)にとっては久しぶりの前橋バンク。一昨年12月のFIシリーズでは落車に見舞われただけに、今シリーズはそのイメージを払しょくしたい。
 「(前橋は)後手を踏んだら終わりだと思うので、そこら辺は気をつけたい。スタートのポジションからですね。(前回の函館FIの112着は)ボチボチですね。そのあとも普通に練習して、前回と同じくらいの感じですね」
 前回の松阪記念で通算4回目のGIII制覇を遂げた山田久徳は、そこから中8日のローテーション。
 「(松阪の前に)練習ができていたし、脚自体は自信をもって走れていた。(記念を獲った後で)流れがいいので、そのあとの練習でも感覚が良かった」

7R

選手の写真です。
和田圭選手
 優勝は4月の函館FIから遠ざかっている和田圭(写真)だが、近況も安定した戦績。直近の2場所は、函館312着。弥彦416着とFIシリーズでの着順をまとめている。
 「いい意味で変わらず、普通ですかね。(前橋は)イメージ的に怖いけど、成績はそんなに悪くないと思います。頑張るだけです。(9月の)青森記念ではうまく追走できずに、(新山響平に)迷惑を掛けたんで、しっかりと集中したい」
 共同通信社杯以来、およそ1カ月ぶりの実戦になる山口拳矢は、新たな相棒と大一番に臨む。
 「注文していたフレームが届いた。思ったより遅かったですね。セッティングはもっと煮詰めたかったけど、今回はこれ1台です。小倉のドームは苦手ではないけど、前橋は初めて走るので、それがどうなるかですね」

8R

選手の写真です。
三谷竜生選手
 好調を実感していた三谷竜生(写真)は、その通り松阪記念を2212着のオール連対。決勝はまくりでラインの山田久徳とのワンツーで別線を一蹴した。
 「(前回は)調子もいいですし、感覚も良かった。(前橋は)室内ですし走りやすいですね。(初日は)小森(貴大)君に。(連係は)ちょっと覚えてないです」
 通算7度目で初めての地元GIとなる佐々木悠葵は、前回の岸和田FIの637着から変わり身がありそうだ。
 「前回はダメでした。体がうまく使えなくて、進まなかった。落車からずっと背中が硬くなっていたみたいで、それを(ほぐしたり)やってもらった。それまでは、周回で5割くらい使っちゃってた感じでした。(背中の硬さが解消されたのが)一番デカいです」

9R

選手の写真です。
吉田有希選手
 前々回の共同通信社杯は1813着。前回の向日町記念は1172着で3連対の吉田有希(写真)は、仕上がりも上々の様子。G戦線での経験を積んで、持ち前の機動力を生かす術を体得しつつある。
 「(共同通信社杯は)結構、いい内容だった。2日目以外は仕掛けられた。向日町はケアをしないで行ったんで、体がボロボロでした。そこからはリフレッシュしながら、いい練習ができた。(9車立てに慣れたのが)一番大きいです。7車立てとは全然違う。そういうのが(慣れてきて)僕に向きつつあるのかなと思います」
 前々回の向日町記念の2日目に落車した神山拓弥だが、その後は連勝。最終日は吉田の逃げを差し切った。
 「(吉田)有希とは最近結構、連係している。向日町は二次予選と最終日に連係して、最終日はワンツーだった。最近は差せるようになってきたし、差せる感覚をつかんだのかな。今回は地区プロに向けても、支部合宿をしてきてきた」

10R

選手の写真です。
眞杉匠選手
 共同通信社杯2262着からおよそ1カ月空いたゆとりのローテーションの眞杉匠(写真)は、その期間を練習に充てて迎える大一番。正規の配分では初の寬仁親王牌となる。
 「しっかり追い込んで、ここに向けてやってきました。(直前の手ごたえは)悪くないかなという感じです。前回よりは良くなっていると思います。たまたまあっせんがなかっただけですが、1カ月空くのは初めてでした。時間があったので計画的にやれました」
 フランスのサンカンタンアンイブリーヌで行われた世界選手権に出場していた山崎賢人は、昨日の帰国からの強行軍。
「(ケイリンとスプリントに出場したが)全然ダメでした。ケイリンはもったいないというか、悔しい負け方をしました。いい状態で世界選に行ったので、問題ないと思います。時差ボケだけです」
 スピード自慢がそろったこのメンバーでも魅力たっぷりの太田竜馬は、前回の松阪記念で重いバンクコンディションに手を焼きながらも上々のポテンシャルを披露した。
 「4日間を通して最低限のレースはできたと思っています。バンクは重いなという感じでした。それで自分の状態はよくわからなかったです。いまひとつスピードが乗らない感じでした。それからは普通にして、いつも通りでした」

11R

選手の写真です。
寺崎浩平選手
 寺崎浩平(写真)も山崎賢人同様、フランスでの世界選手権から前日に帰国。オールスター以来の競輪でGI連続優出を目論む。
 「(世界選は)手ごたえは、なんとなくありましたし、去年より今年1年は成長できた。その実感ができたので、まだまだやれるかなと思います。競技でやっていることが競輪にプラスに働いていると思います」
 前回の防府FIの決勝で落車に見舞われた成田和也の状態はどうか。
 「(落車は)まったく問題ないです。そのあとは寬仁親王牌に向けて練習してきました。まあ、普段通りの練習ですけど。(直前の感触は)感覚的には悪くないと思います。(前橋は)脚質的に合うバンクかなって思ってます」
 獲得賞金ランク9位。初のグランプリ出場ボーダー圏内にいる山田庸平にとっては、残す2つのGIが正念場だろう。
 「(ここ2場所で)新しいフレームを使ったんですけど、いいところ、悪いところが出ていたので、今回は戻してきました。共同通信社杯で落車した影響はないんですけど、体の調子があまり良くなくて、したい練習はあまりできていないですね。やれることはやってきました」

12R

選手の写真です。
郡司浩平選手
 8月の小田原記念から16走して10勝、2着5回、3着1回の郡司浩平(写真)。共同通信社杯、久留米GIIIを連続優勝中と、着外なしのハイパフォーマンスを見せている。
 「レースもやりたいことができてますし、その通りに体も動いているので、そういう意味では状態はいいと思います。ここ最近はしっかりと計画通り練習もできてますし、レースに向けての準備もできている。それが結果として現れてうれしいです。そこからは練習量的にはたくさんできましたし、久々にいい感覚で臨めるかなと思います」
 同じメンバーの昨年末のグランプリでは郡司の3番手を回った守澤太志がここは古性優作をタッグを組む。
 「前回の久留米に関してはセッティングもだいぶ定まってきた。調子も上がってきたかなってところですね。共同通信社杯の時に(セッティングを)大幅に変えた。それがしっくりきていなかったのでどうかなって思っていたんですが、久留米のときはだいぶ良くなったと思います。グランプリのときは郡司君の3番手を回ったんですけど。(初日は)古性君の番手にいかせてもらおうと思います。最近の古性君の走りを見て素晴らしい選手だと思います。郡司君の3番手が嫌とかではなく、古性君の評価が僕のなかで上がったというか。すごいしっかりした走りをしているので古性君の番手を走りたいなって思っていた」
 3車の関東勢はグランプリと同じ並び。昨年、弥彦で寬仁親王牌を制した平原康多は、3番手でシリーズをスタートさせる。
 「(共同通信社杯の落車は)大きな怪我じゃなかったです。すぐに練習しました。(1カ月近く空いたが)ちょっと空きすぎてるくらいでしたね。(共同通信社杯の)名古屋の時とそんなに変わらない感じだとは思うんですけど」

1R

選手の写真です。
小松崎大地選手
 青板3コーナーで竹内翼が先頭に立ち、3車の中国ラインが主導権を握る。小松崎大地(写真)は4番手に追い上げて、6番手で谷口遼平と菊池岳仁の併走で赤板を迎える。前団との車間を大きく空けた小松崎は、外併走から仕掛ける菊池を合わせながら詰める。ロングまくりの小松崎が、逃げる竹内を最終1センター過ぎにとらえる。合わせて踏んだ隅田洋介は佐々木雄一とからんで、小松崎がそのまま押し切った。
 「(スタートは)取れた位置からで、流れをつくるなり、乗るなり、レースをつくってと。(竹内が)押さえたところから行って、結構、踏んでいたけど、流れに乗っていいところから仕掛けられたと思う。(佐々木)雄一さんも菊池君に合わせて仕事をしてくれていましたし、(前橋は)走りやすいですね」
 逃げる竹内の番手の隅田洋介は福島コンビに出切られたが、わずかに佐々木に差し込んで最終3コーナーから盛り返す。最後のハンドル投げで佐々木より前に出た隅田が2着に入った。
 「(竹内は)しっかり押さえて駆けてくれたけど、自分の技術不足で残せなかった。後ろのもつれを確認しようとしたら、小松崎さんがもう来ていた。あとは着に入らないとって。脚は戻ってきているし、今日(初日)でレース勘、場慣れを経験できた」

2R

選手の写真です。
南修二選手
 中団の渡邉一成が先に切って出たところを、石原颯が押さえて先行態勢に入る。竹内雄作は、一本棒の7番手で赤板を通過する。石原のペースを見極めた竹内が1センターから仕掛ける。スピードに乗せた竹内が鮮やかにカマして主導権。4番手に飛び付いた石原だが車間が空いて、後方の渡邉も前が遠い。中近ライン3車の勝負は、番手の南修二(写真)がゴール前で竹内を交わして1着。
 「(竹内が)すごく強かったと思います。(付いていても)キツかったですね。めちゃめちゃ掛かってたんで、まくられないかなと。(最後の直線は)ヘタクソだった。自分の技術不足です。よく抜けたかなと思います」
 先行策からラインで上位を独占。竹内雄作がGIの舞台で久しぶりに好スタートを切った。
 「石原君がペースで駆けていたので、酔わされる前にと。いいタイミングでいけた。あそこで(石原に)もっと踏み上げられたら、構えるしかなかった。自分も1着に残れる感じで踏んだんですけど、上位のマーク屋さんはスゴいですね。ここ(GI)でいかに戦えるかが1個の課題だったので、まずは確定板にあがれたんで」

3R

選手の写真です。
山田英明選手
 皿屋豊に合わせて中団から動いた松本貴治を前受けの山田英明(写真)が突っ張る。皿屋は再度、赤板手前から踏み込んで主導権。4番手を確保した山田が、間合いを取って打鐘を通過する。7番手の松本が最終ホームで仕掛けて、引きつけた山田が車間を詰めながら合わせてまくる。直線で坂口晃輔との踏み合いを制した山田が1着。
 「(松本を)突っ張るつもりはなかったけど、中団を確保した方がチャンスはあると思った。自分は位置を取らないといけない。今回はぶっつけで新車なんですけど、アタリが良かった。前回が不甲斐なくて、悔しかったので、そこが関係しているのかな」
 後続を一本棒にして駆けた皿屋豊の番手の坂口晃輔は、山田のまくりをけん制するも止められず2着。
 「皿屋さんがあの位置から目いっぱい仕掛けてくれた。切ったところを叩くのが理想だったけど、バンクが流れすぎたのもあると思う。前橋は難しいですね。ヒデさん(山田)が隠れるように来たので、自分も当てようと思ったけどスライスしそうになった。余裕はあった。でも、特性を生かせなかった。(ラインで)1、2、3(着)を狙えそうな展開だったのに、悔しい」

4R

選手の写真です。
雨谷一樹選手
 青板3コーナーで飛び出した町田太我は、別線を出させる気配はない。3番手に引いた松井宏佑と金子幸央で併走になり、九州勢は後方になる。3番手は最終ホームで内の松井が踏み勝つ。雨谷一樹(写真)は、冷静に南関後位で脚を温存する。逃げる町田の掛かりが良く、中国勢でのゴール勝負に思われた。が、インを突いた雨谷が、直線で中割りで1着。
 「(松井と金子で)併走が長引いて決着がつかなかったので、先に降りちゃった。脚の感じも良かったし、レースも見えてました。(最終4コーナーで)内藤(秀久)さんが降りてきたのもわかったけど、自分は前に踏んでいけるところまでと。ここに向けてやってきた部分もあるし、脚の感触はここ最近で一番いい」
 2周以上を先行した町田太我は、別線を翻ろうして柏野智典とともに勝ち上がった。
 「(周回中は上田)尭弥さん(のライン)の後ろからと。尭弥さんは先行が強いし、番手も(中川)誠一郎さんなので。先に動いてフタをしてって、イメージ通りでした。2周半いけたらと思ってました。感じが良かった。久々に初日から感じがいいですね」

5R

選手の写真です。
吉澤純平選手
 赤板1センターで松本秀之介を叩いた島川将貴が主導権。中四国勢を追いかけた坂井洋の反応も早く、スピードに乗せて前団をのみ込んで最終周回。坂井が島川から主導権を奪う。1センターから反撃の松本も関東勢を脅かすまでには至らず、番手の吉澤純平(写真)がチャンスをモノにした。
 「(坂井は)島川君と若干、踏み合いになったけど、出切ってくれましたね。もっと車間を切れれば良かったけど、(別線に)のみ込まれてはいけないっていうのが頭にあった。松阪の時も自力は出していないけど、余裕はあったし、(今回も)自転車は進むのかなと」
 山下渡が吉澤に流れ込んだ茨城ワンツー。
 「付いていければ、チャンスがあると思っていた。(関東ラインで)出切れば、決まると思っていたので、その通りになって恵まれた。坂井君が頑張ってくれたおかげです」

6R

選手の写真です。
佐藤友和選手
 前受けの小原佑太が、門田凌を突っ張る。今度は野原雅也が襲い掛かるが、それも小原は出させない。しかしながら、踏み合いで隊列が短くなり、そこを逃さず岩本俊介が反応。逃げる小原を岩本がとらえる。踏み出しで遅れた松谷秀幸は、佐藤友和(写真)にさばかれる。最終2コーナーから切り替えて岩本を追った佐藤が交わして1着。区切りの通算400勝を飾った。
 「(400勝のなかで)印象に残っているレースですか…。難しいですね。意外と1着じゃないレースが残ってるんですよね。スタートはみんな取りたくないだろうし、うちらもそうだった。けど、スタートを取っても作戦は組めるかなと。相手が相手だけに、下手に出させてからのレースより、これからの小原のためになるんじゃないかと。自分の調子もいいんじゃないですかね。今回は(3週間空いて)時間もできたんで、久々に集中してトレーニングができた。それが結果としてどう出るか楽しみにしてきた」
 近畿勢を目標に打鐘の3コーナーで踏み込んだ岩本俊介は、ロングまくりで2着。
 「野原、山田(久徳)のラインにしっかりとスイッチできた。その動きが良かった。そこはうまくいきました。(そこから仕掛けたタイミングも)ドンピシャでした。脚はいつもの通りくらいですかね」

7R

選手の写真です。
原田研太朗選手
 赤板過ぎに新山響平が、好スピードで先頭に立ち駆ける。3番手に飛び付いた末木浩二と追い上げた山口拳矢で3番手がもつれる。そこに最終ホームから踏んだ小川真太郎が襲い掛かる。小川は和田圭のけん制でいっぱい。小川の踏み出しに車間が空いた原田研太朗(写真)が、詰める勢いでまくった。
 「(小川が仕掛けた時に)山口君を見てしまって追走ができなかった。(自分で仕掛けたところは)悩みました。小川君が頑張っていたし、待っていたけど。追走は甘かったです。あそこは難しかったですけど、吸い込まれた。しっかり追走しないとですね」
 大外をスピードの違いでまくった原田から離れた2着に和田圭。逃げた新山が5着に沈んだだけに、反省しきりでこう振り返った。
 「新山がいいレースをしてくれたのに…。もっと車間を空けたりできたなと。余裕がなかったです。ただ恵まれただけ。あんなにいいレースをしてくれたのに、(新山)響平を残せなかった責任が…」

8R

選手の写真です。
橋本優己選手
 赤板過ぎに堀内俊介が先頭に立ち、その上を小森貴大が仕掛ける。1センターで佐々木悠葵に振られた三谷竜生が遅れて追いかける。打鐘で主導権を奪った小森の番手に堀内が飛び付いて、三谷をさばく。そこを佐々木が反撃に出て小森をとらえるが、長島大介は付け切れない。佐々木を追うように橋本優己(写真)がまくって1着。
 「仕掛ける余裕があったんで、(最終)ホームから行こうと思った。そしたら佐々木さんとかぶったんで追いかけていきました。(前橋は初めてですけど)ドームで33バンクなのでピッチが早くなる。自分は地脚なんで、そこが良かった。スローペースよりハイピッチの方がいいんで。(GIで)決勝を目指す選手ではないので、いつも通り練習をしてきました。だいぶ軽いし、体の反応も良かったです」
 佐々木悠葵は、地元のGIで一次予選をクリア。前回の岸和田FIから動きも見違えたようで笑みを浮かべる。
 「選手宣誓で命を削った(笑)。(レースでも)やることはやりました。今日(初日)は堀内さんみたいなことをやりたかった。1回切って、番手か合ったところでと。でも、自転車の乗り方がわかってきて、位置を取るのにも脚を使わないでいけた。ここに入る3日前くらいですね。乗り方がわからなくて不安だったので、そこがわかったのが一番ですね」

9R

選手の写真です。
吉田有希選手
 山本伸一を突っ張った吉田有希(写真)は、取鳥雄吾の仕掛けには冷静に対処して、中四国勢を受ける。神山拓弥のアシストもあり、吉田が4番手をキープ。最終1センターからのまくりで神山とワンツーを決めた。
 「山本さんと一緒に出ていって、取鳥さんがすかさず来ると思った。そこは出させて、落ち着いてからでした。あとは詰まったところでいこうと決めていた。ここの33バンクは特殊だけど、自分は(競技で)高校の時から走っているのでバンク特性がわかるし、落ち着いていた。でも、一番は神山拓弥さんと連係できたこと。相性もいいんで、それが大きかった。脚はいつもよりいいかなと」
 息の合ったラインプレーで神山拓弥が2着。
 「(吉田が最終)ホームで仕掛けてくれて、ワンツーができて良かった。(吉田)有希が判断をしてくれた。脚を使った分、展開もついてきた。(仕掛けたところは)若さだよね(笑)。やっぱり強い。自分も追走できたし、変な感じはない。関東のGIなので、力を合わせて頑張りたい」

10R

選手の写真です。
山崎賢人選手
 赤板1コーナーで出た太田竜馬が、スピードに乗せて逃げる。久々の競輪となった山崎賢人(写真)だが、うまい立ち回りで太田ラインを追いかけて3番手に入る。和田真久留は、飛び付けずに内を後退。眞杉匠の反撃を確認した山崎が、最終2コーナー手前からのまくりで仕留めた。
 「(周回中の3番手は)考えてたなかで一番いい順番でした。やりやすくなりました。太田君と仕掛けがかぶったので、もう1個待ってからでした。叩くか追い上げるかは見ながらでした。(世界選手権でフランスから帰国したばかりで)ちょっと鈍いかなっていうのがあるけど、問題なく走れました。(キツい日程だけど)事前からわかってたので、準備はしてきたんで戦えるかなと思います」
 打鐘で内にいた和田に番手を奪われることなく井上昌己が山崎を追走。交わせずも2着に流れ込んだ。
 「(山崎)賢人が競輪選手らしいことをしてくれました。(最終)ホームで行くかと思ったけど、(山崎は)落ち着いていましたね。余裕もありそうだったし、自分は付いているだけだった。仕上がっていれば(山崎と)いい勝負ができたと思うけど、いまの時点(競走得点が)109点じゃこんなもんですかね」

11R

選手の写真です。
成田和也選手
 寺崎浩平が主導権を握るが、後方から中団まで押し上げた新田祐大がさらに踏み込む。稲川翔の強烈なブロックを乗り越えた新田が、最終ホームで主導権を奪って駆ける。番手の成田和也(写真)が、後続との間合いを計り差し切った。
 「新田が頑張ってくれて、抜けてワンツーで良かった。寺崎の行ったあの上を行こうと思うのはさすがだなって。新田は余裕がありそうに外を踏んでいて、自分もきっちり付いていけたかなと。(前回の落車から)気持ちを切り替えられたかなと」
 寺崎との力勝負で制した新田祐大が、さすがのスピードを見せて粘り込んだ。
 「タイミングだけ逃さないように心がけていた。(仕掛けたところは)あそこは僕の位置からしたら、行かないと難しいレースになると。出切れれば勝負圏内だし、出切れなければ、そこから勝負と。1日目に刺激が入るように走り切って、体にも刺激が入るレース展開と内容だったと思う」

12R

選手の写真です。
清水裕友選手
 郡司浩平が切って出ると、松浦悠士はタイミングを置いて仕掛ける。赤板2コーナー手前で松浦が出切り、そこを吉田拓矢が叩く。しかしながら、宿口陽一は連結を外す。番手には松浦が入り、郡司は4番手で最終ホームを通過する。6番手の古性優作が2コーナー手前から仕掛けて、松浦も番手から出る。逃げる吉田も懸命に抵抗するが、松浦マークから清水裕友(写真)が抜け出した。
 「赤板から結構、ハイピッチだったんで、脚にまったくきてなかったっていうことはなかった。けど、1着にこられているんで良かった。気持ち的にはデカいですね」
 郡司が外の古性を弾いて、佐藤慎太郎は最終2センターから内を踏んで伸びた。
 「(郡司が)いい位置を取ってくれたんで、チャンスのある位置だなと。古性が来ててかぶちゃったんで、自分はあのコース取りになりました。判断は悪くないけど、前橋のあのコースは危ないんですよね。掛かりがいいなかでコースを突けたのは、自分も悪くないんじゃないかと」
 古性はさばいてコースを確保した郡司浩平が、外を追い込んだ。
 「(周回中は)基本的に後ろからの組み立てを考えてました。あとは切ってからと。周りも見えていたし、状況を考えて踏むところで踏めた。感覚は良かった。松浦が(吉田の)番手に入った時点で、(松浦を)アテにしてしまったところがあった。松浦が仕掛けてからの判断だった。古性が横に来てかぶってしまったら勝負権がない。そこだけはしっかり確保してからの最後、ゴール勝負かなと。周回中はちょっと重たさを感じたけど、前に出てからはそこまで重たさを感じなかった。余裕をもって走れたつもりだったんで、そういう意味ではいいと思います」

6R

選手の写真です。
坂井洋選手
 赤板手前で坂井洋(写真)が仕掛ける。切って待っていた稲川翔は、坂井が主導権を握ると番手に飛び付く。打鐘では鈴木裕と併走になった稲川が、4コーナーでさばいて逃げる坂井後位を奪取。7番手の太田竜馬は、最終1コーナーから踏み上げる。太田が前団に迫るが、3番手の神田紘輔が太田をブロック。太田は不発。番手で車間を詰める稲川の外を神田も踏み込む。後続が詰め寄るも、坂井が踏ん張って逃げ切った。
 「1回(先頭に)出ないとしょうがないし、出てから考えようと。いいスピードで大丈夫かと思ったけど(稲川に飛び付かれていた)。もうそのあとは(自分の後ろというより)太田君に集中していた。(最終)ホームくらいまでいいピッチでいって、(太田が)来なかったんで全開でいきました。相当、キツかったけど、体調は昨日(初日)よりマシになりましたね」
 目標不在。初日は落車にも見舞われた稲川翔だったが、坂井の番手を奪い2着で準決に進んだ。
 「正直、自分がやることをやってと。悪い意味じゃなくて、結果を考えずに走ろうと思ってました。神田も頑張ってくれたし、山口(泰生)さんも3番手に付いてくれたんで心強かった。あとはその場、その場の判断を間違わないように。終始、焦ってしまって、自分に落ち着けって言い聞かせながらでした。坂井との車間が空いてしまったので、流すところがなくて、ゴールまで一生懸命踏んだだけですね」

7R

選手の写真です。
眞杉匠選手
 前受けから突っ張る眞杉匠(写真)を町田太我が強引に叩いて先頭に出る。中四国の3車がスピード良く出ると、別線は反応できずに眞杉に4番手が転がり込む。眞杉は逃げる町田を射程圏に入れて、赤板2コーナーから徐々に車間を空ける。6番手の松坂洋平、8番手の山田庸平は動けず最終周回。1センター過ぎに外に持ち出した眞杉が、まくりで1着。
 「昨日(初日)と同じになりそうで、ビクビクしていました。突っ張り切るつもりで出切られた。そのあとは、ああするしかないと。(まくりに行った時は)合わされると思いましたけど、昨日やらかした分までもですね。連日、突っ張ろうと思って失敗。前々に踏んでいいところに入れた。思い通りのレースはできていないし、良くはないですね」
 番手で懸命にブロックする門田凌だが、眞杉を止められない。3番手の小倉竜二は、町田と門田の間を追い込んだ。
 「門田に任せていた。その動きを見て、この走路で2着上がりは外(のコース)はなかった。(眞杉を)止めれば門田とだったけど、行かれてしまったので最短コースを行かせてもらった」

8R

選手の写真です。
和田真久留選手
 青板3コーナーで九州勢が押さえて出ると、和田真久留(写真)が3番手に続いて、小川真太郎は5番手に切り替える。赤板を通過して寺崎浩平は、8番手まで下げて隊列は一本棒。先行態勢の松本秀之介が踏み上げるが、打鐘4コーナーから小川も仕掛ける。小川のスピードが鈍り、最終2コーナーから外を阿竹智史も踏み込む。荒井崇博は、番手まくりで応戦する。荒井を追った和田がゴール前でとらえた。
 「前々に最低限の位置を取ってからと思ってました。(復帰戦の)昨日(初日)走って、練習とは違うんでセッティングを出した。初日に走って不安だったけど、なるようにしかならないかなと。ジャンくらいで寺崎君が来るかなとか、荒井さんもタテ含みだろうし。そこら辺を考えすぎて、自分で仕掛け損じました。着的にはいいクスリになる。ただ、もっと早めに仕掛けていければ。内藤(秀久)さんとのワンツーがベストだった」
 2車のラインでも松本は、寺崎を後方に置いて果敢に逃げる。2着で勝ち上がった荒井崇博は、後輩の頑張りを称えてこう振り返る。
 「もう本当に(松本)秀之介のおかげです。(この展開で番手から出たんで)1着を取らないといけないんですけど、(初日に落車して)今日はカンベンしてっていうのがあります。形としては一番やりやすくなってた。(小川は)止まってたし、(和田)真久留も見えていた。ただ、寺崎だけが見えてなくて、それが怖くてバック線から踏んでしまった」

9R

選手の写真です。
吉田拓矢選手
 赤板1コーナーで岩本俊介の上を叩いた橋本優己が先行策。7番手からの巻き返しになった吉田拓矢(写真)は、打鐘3コーナーから南関勢の内をトリッキーに進出する。吉田は3番手を確保して、後位は岩本と追い上げた吉澤純平で併走になる。逃げる橋本の余力を確かめた浅井康太は、最終2コーナーから番手まくり。浅井に続いた吉田が、ゴール前で交わした。
 「(赤板で)ホームでスイッチしようとした時に遅れて、前がモガいていたので、厳しいと思って臨機応変に内に行った。行こうと思った時に内に入っていって、後ろには迷惑を掛けた。余裕はありました。最近のなかでは、かなりいい方ですね」
 吉田の動きにも冷静さを失うことなく、浅井康太が状況を見極めて2着に入った。
 「ジャンで吉田君が来ると思って構えていたが、そのタイミングで姿が見えなくなった。吉澤君が見えたのでおかしいなと思って、吉田君が後ろにいるのを確認できた。しっかりとレースは見えている。自分が出た時に橋本君のスピードも落ちてきた。吉田君がインまくりにきそうだったので前に踏んだ。1着を取らないといけなかったが、吉田君の方が脚力は上ですね。(自分は)ゴールまでしっかり踏んだ。最近、番手が多くて風を切るタイミングがなくて、しんどさはあったけど、ゴールまで踏めたのはプラス」

10R

選手の写真です。
古性優作選手
 4車の関東勢が前受けから、古性優作(写真)を突っ張る。佐々木悠葵がそのまま先行態勢を取って、単騎の渡邉雄太は5番手に切り替える。古性は6番手で赤板を通過する。後方から竹内雄作が反撃に出て、佐々木もペースを上げて逃げる。古性は1車押し上げて関東勢の後位。竹内は不発。最終2コーナー手前から5番手の古性がまくり一気で、関東勢を仕留めた。
 「(突っ張られないように)ギリギリのところを攻めたけど、いまのルールじゃ突っ張ろうと思えばああなるんで難しかった。(最終ホーム付近で)内に差してしまって、1回バックを踏んで戻ってっていう感じだった。それもあって気持ち良くまくっている感じじゃなかった。南さんと決まったのが良かった。連日、自分の思い描いているレースができてない。ただ、攻めようとしてズレている。守ってズレているんじゃないので、そこはいいのかなと」
 古性の加速力に懸命に食らいついた南修二が、2着で大阪ワンツー。南はいつものように落ち着いて口を開く。
 「(古性に)全部任せていました。(古性とは)よく一緒に(練習)やりますけど、脚力差があるのでミスをしないようにと。自分なりに悪くないし、前回よりはいいかなと思います。(準決に向けては)体調管理だけですね」

11R

選手の写真です。
平原康多選手
 突っ張りを頭に入れて、山田英明も猛然と押さえに出るが、それでも吉田有希が主導権を渡さない。平原康多(写真)は、外をう回して吉田に付き直して諸橋愛まで続く。4番手が小松崎大地と山田で併走になり、関東勢に流れが向く。番手の平原は逃げる吉田、後続との間合いを計り、追い込んで人気に応えた。
 「タイミングがズレて空いたところで締められた。(吉田に)付いていったら、失格だとわかったので外から追い上げた。瞬時の判断でした。後ろがゴチャついていたので、これは残せるなと。初戦でお客さんに迷惑を掛けてしまったので、集中して走ることができた」
 諸橋愛が中のコースを伸びて2着。関東勢で上位を独占した。
 「(平原)康多がいい動きをしてくれた。僕は内だけ空けないようにしていた。感覚はものすごくいい。長野で練習をしてきて、33バンクの感覚を練習した。力は変わっていないんだけど、レース展開を想定できるトレーニングができた」

12R

選手の写真です。
松浦悠士選手
 山崎賢人が青板3コーナーで出て主導権を握るが、4車のラインの先頭を務める新田祐大は赤板手前から反撃に出る。打鐘で叩いた新田が駆ける。長崎コンビも内で抵抗して隊列が短くなったところを、8番手になった清水裕友が仕掛ける。守澤太志は清水を止められず、清水に続いた松浦悠士(写真)が追い込む。中国勢に続いた郡司浩平も外を伸びるが、松浦が僅差でしのいだ。
 「スタートは想定外でしたけど、(清水)裕友がいい走りをしてくれた。出脚がすごくて、最初はちょっとちぎれました。踏み出しはかなり良かったです。(清水がまくって)一瞬、待ったんですけど、郡司君の気配がしたんで慌てて踏んだ。なんとか押し切れましたね。自分でもう1回立ち上げる時も良かったんで状態は問題ない」
 単騎の郡司浩平は、赤板2コーナーからインを進出して7番手。清水のロングまくりにかぶり、中国勢に切り替えて追い込んだ。
 「思ってたより目まぐるしい展開になりました。(赤板2コーナーの中国勢をすくったところは)内に差して詰まったので、内に行くしかなかった。そこから勝負と思ったけど、しゃくって詰まってしまった。自分で行きたかったんですけど、清水のタイミングでした。自分が思っている以上に余裕がある。最後に差せてないのは、ただの脚力不足ですね。もう少し長い距離を踏みたいのはあるけど、走ってて余裕を感じた」
 郡司にすくわれた清水裕友は、8番手からの反撃。躍動感のある動きで北日本勢をのみ込んだ。
 「新田さんと山崎さんが、一緒に上昇してこなかったんで良かった。あとは新田さんの巻き返しも早くて、郡司さんにもすくわれた。もう行くしかなかった。新田さんが駆けていて4車だったんで、成田(和也)さん、(佐藤)慎太郎さん、守澤(太志)さんと1個、1個壁を越えていった。それで3着に残れたんで状態は悪くないのかなと。ただ、ちょっと売り切れた感じも。4日分を(2日目に)使っちゃった」

4R

選手の写真です。
新山響平選手
 態勢を整えた新山響平(写真)が、谷口遼平が緩めていたところを仕掛けて赤板1コーナーで出切る。新山の主導権に内藤宣彦が続いて、北日本勢を追いかけた三谷竜生が3番手に収まる。谷口と単騎の松谷秀幸が5番手で重なり、新山がリズム良く駆ける。最終ホームで8番手から仕掛けた小川真太郎は、中団まで。追い込み勝負になった三谷、内藤を振り切った新山が1着。
 「先に切って踏んで(谷口が)やめてくれればペースでと思ってたんですけど。少し前に出るのが遅れて、自分がアンコになって前に出られなかった。それで引いて整ってからになりました。前の谷口君が流してたんで出切れた。すごい掛かっていっている感じはなかったです。初日に極端なセッティングを出したんですけど、初日が終わってから変えた。初日の乗り方ができればいいんですけど、もうそこまでいじるのも怖いかなと。この乗り方でと思ってます」
 打鐘前には3番手に入っていた三谷竜生は、絶好のポジションも逃げる新山の掛かりが良く仕掛けられない。最終2センター過ぎに外に持ち出して追い込んで2着。
 「谷口も新山も両方踏んでいたんで、2人のどっちに付いていこうかと。そしたら新山がすごいバックを踏んだんで追突しかけた。そのあとはさすがに(仕掛けた新山の)上はいけなかった。谷口と勝負かと思ったけど、(3番手が)空いていた。(新山は)いいスピードだった。それでも無理やり仕掛けた方が良かったかもしれないですね」

6R

選手の写真です。
川口聖二選手
 松本秀之介が太田竜馬を叩いて、3車の九州ラインが主導権。打鐘過ぎには4番手が、内から太田、山口拳矢、松坂洋平の3車で併走になる。真ん中の山口が後退して、松坂は前に踏んで最終周回。最後方から切り替えた川口聖二(写真)が自力に転じてまくり上げる。2コーナーで大きなあおりもあったが、乗り越えた川口が、逃げる松本をとらえて1着。
 「(山口)拳矢を迎え入れる形だと、最終ホームでバックを踏まないといけなかった。僕の1着だとあれしかなかったし、拳矢にしたら待ってくれっていうのもあったかもしれない。申し訳なかった。ガツガツしちゃいました。(山口と)ワンツーだったら手を叩いて喜べるんですけどね。自分は補充だしデキすぎですね」
 打鐘からかぶって仕掛けられない太田は、最終2コーナーで小原太樹を外に飛ばして踏み込むが一息。太田マークの橋本強は、内よりのコースを進出して直線で伸びた。
 「混戦になってしまいました。スタートが後ろになったんで難しかったです。太田が(小原を)飛ばして前に踏んでいたけど、進みが甘かった。それでああなりました。今日(3日目)は力が入って、日に日に良くなってます。(2日目の1着は)たまたまコースで抜けたけど、踏みごたえがなかった」

9R

選手の写真です。
山田庸平選手
 宿口陽一の上を切って出た山田庸平(写真)が、中近コンビを受けて3番手をキープ。竹内雄作の先行でレースは流れて、一本棒の隊列で打鐘を通過する。7番手の隅田洋介は、最終ホームから反撃に出る。隅田が宿口の横まで迫ると、山田は2コーナーでまくって出る。逃げる竹内を楽にとらえた山田が1着。
 「(竹内)雄作は長い距離を行く先行選手で、切らせてくれるとは思った。その通りのレース展開に持ち込めた。3番手を取っても脚を使っていたので、落車の影響もあって脚がたまっていなかった。でも、感覚は今日(3日目)が一番良かった。バンクに慣れてきました。違う地区(和田圭)に付いてもらうっていうのは、信頼してもらえているのかな」
 他地区の山田に危なげなく続いた和田圭が2着。
 「(山田とは)初めての連係だったけど、レースは見ていて前々にいってくれる感じですよね。(3日目のレースも)さすがだなって。やっぱり(グランプリ出場の)賞金を争っている選手は違う。自分はこの3走、恵まれ続きなだけですね」

10R

選手の写真です。
吉田拓矢選手
 後方から上昇した眞杉匠が誘導を切って先頭に立つと、松浦悠士は関東3番手の吉澤純平の内で粘る。そのまま眞杉の主導権でレースは流れ、8番手の郡司浩平が赤板2コーナーから巻き返す。郡司を外にけん制した吉田拓矢(写真)の内を、松浦が打鐘の4コーナーで進出する。逃げる眞杉の番手がもつれて最終周回へ。松浦をキメにいった吉田は、返す刀で郡司をブロック。そのまま番手からまくりを打つ。郡司を弾いて、松浦が吉田のまくりを追いかける。浅井康太も外を仕掛けるが、吉田までは遠く。そのまま吉田が押し切った。
 「ゴチャついて焦ってしまった。もう少し(眞杉を)残せたかなっていうのがあります。(松浦の動きも)気づいてなくて、その辺のチェックも甘かった。眞杉君は3周以上行ってくれてる。もう少し自分にできることがあった。眞杉君に全部頼って、眞杉君の頑張りに尽きます」
 思惑通りにはならなかった松浦悠士は、反省交じりに振り返る。それでも瞬時の判断と動きはさすがで2着で準決をクリアした。
 「(関東勢が)押さえに来たのが結構、早かったんで、自分が引けば関東勢の後ろが自分かなと。それで誘導を残して引こうとしたら、眞杉君が(誘導を)切ってしまった。それなら4番手よりもいけるところまで(前に)行って、粘った方がと。吉田君のところは締まってた。吉澤さんを飛ばそうとかはなくて、吉田君が空けたらインから番手まくりと思ってた。そしたら締められてかなりもらった。あとは吉田君が番手まくりに行くと思ったので、その後ろで遅れないように。郡司君の押し込みもキツくて、フォームが崩れた。なんとかですね。あれなら吉田君のところを取り切って番手まくりの方が良かったかなっていう反省もある。状態はいいかなと思います」
 松浦の俊敏な動きに付け切った井上昌己は、直線で浅井を張りながら追い込んで3着。17年6月の高松宮記念杯以来、久々のGIファイナルに進んだ。
 「(松浦に)全面的に信頼して付いていきました。ずっと内に詰まって厳しい展開だったけど、さすがの運行でした。最後は浅井君も来てたんで、自分も必死に踏みました。(GIの決勝は)5年ぶりですか、懐かしいですね」

11R

選手の写真です。
古性優作選手
 青板の2センターで先頭に立った吉田有希に、3車の南関勢が襲い掛かる。吉田は突っ張り、主導権を譲らない。赤板で岩本俊介が降りて中団確保にかかるが、古性優作(写真)が3番手を確保する。内から大阪勢に続いた新田祐大が5番手も、佐藤慎太郎は連結を外す。新田は最終ホーム手前から仕掛けて、雨谷一樹のブロックを乗り越えて逃げる吉田をとらえる。新田にスイッチした古性が、ゴール寸前で交わした。
 「ちょっと気になることが多い。体の部分ですね。赤板の出力のところがキツくて、ムダ脚が多い。スピードに乗ったら、(前回の共同通信社杯で)コケる前よりもいいんですけど。間違いなく、新田さんが行く前に行かないといけない。誘導がいるのにキツくて、反省点が多い。出力に不安があるなりの踏み方はできるので修正をしたい。(2月の優勝した)全日本(選抜)の時もハムストリングを痛めていたし、それくらいちょうどいいのかな。(今年のGIはすべて決勝に乗っているので)しっかりと1番車の責任は果たせているのかな」
 新田祐大はタイミングを逃すことなく、持ち前の爆発力を生かしてロングまくりを断行。昨年同様の優出でグランドスラムに王手をかけた。
 「仕掛けるポイントがズレたが、タイミングはあそこを逃すと難しいかなと。(赤板過ぎに内に行ったのは)判断としては良かった。(佐藤)慎太郎さんには難しい仕掛けになった。吉田君があそこまで伸ばし、伸ばしで緩んでいるところで後ろが詰まっていて、あそこで仕掛けることができたのは悪いなかでもやることはやった」
 古性とはシリーズ初の連係になった稲川翔は、最終バックのあおりを乗り越えて3着に入った。
 「(古性)優作が力を出してくれたのをサポートできればと。それだけです。すべてを信頼している。(佐藤)慎太郎さんがいないのがわかって、僕が隙をつくらないようにと。最後に中を割ってくるかもわからない。(初日に落車したが)必死でやっているだけ。落車した瞬間から頑張って走るという気持ちでそれが切れずに、準決は優作と一緒で気持ちが引き締まって楽しく走れた。2人で勝ち上がってうれしいし、決勝を2人で走れるのも楽しみ」

12R

選手の写真です。
平原康多選手
 山崎賢人が坂井洋にフタをしているところを清水裕友が勢い良く切る。そこを山崎が出て主導権。すかさず坂井が反撃に出る。山崎も抵抗するが、打鐘3コーナーで坂井が叩く。山崎は踏み続けて平原康多(写真)と併走になる。最終2コーナーから後方の小松崎大地がまくる。平原は外併走から自力に転じる。まくった平原が北日本勢を振り切って1着。
 「山崎との壮絶な先行争いで、(坂井は)前橋でよく外から叩き切ったなって思います。相手がナショナルチームの山崎ですから。ものすごかった。順番が山崎(を叩く展開)だったのでかなり苦しくなるなと。坂井のスピードが勝った。そのあとは山崎がずっと(自分の)横にいたんで、ニュートラルに入らずに最後は仕掛ける形になりました。(小松崎が)外から来たのがわかったんで、行かせてもらいました。(番手から出て)着がどうなるかっていうのはあったけど、形にはしないとっていうのがありました」
 山崎と坂井の踏み合いがつくり出したペースに、後方の北日本勢にもチャンスが生まれる。小松崎のまくりを守澤太志が外から追い込んだ。
 「残り2周くらいで(別線が)トップスピードに入ってたんで、止まるかなと。あとは小松崎さんが仕掛けてくれれば。完全にオーバーペースだったし、小松崎さんは最後強いから。僕は脚をためて、あとは小松崎さんがどこまでいけるかでした。小松崎さんのまくりが進んでいたんで、どこまでいくかで自分は内か外かでした。今日(3日目)の感じはすごい良かった。昨日に関しては技術的な部分。脚じゃなくてこれからの課題ですね。(獲得賞金ランクでのグランプリ出場にも)ここでしっかりと決勝に乗れたのは大きいし、明日も気を抜かないように」
 清水にさばかれて下がってきた荒井崇博の余力の見極めが肝でもあった小松崎大地は、まくりでなんとか守澤と届いた。
 「かなりハイペースになったので、スピードをもらってしっかりと仕掛けられればと思ってました。前にいた荒井さんが車間を切っているのか、離れているのか、どっちかわからなかった。判断しづらかったけど、もう仕掛けるしかなかった。最後まで必死でした。(決勝まで)勝ち上がれているので、(状態は)悪くないと思います」