自力型は阿部将大、岩谷拓磨、松本秀之介、追い込み型には山口敦也、大塚健一郎と強大な戦力を誇る九州勢が有利にレースを進める。中でも阿部は自力攻撃に一段と磨きがかかり、今年は素晴らしい成績を残している。４月高知記念、６月函館Ｇ３、７月別府記念とＧ３で３Ｖ、Ｆ１戦でも４Ｖと文句なし。一枚岩になるかはメンバー構成次第だろうが、いずれにせよ優勝候補の筆頭は阿部だ。共同通信社杯を病欠した影響があったのか、９月青森記念の動きは今ひとつだったが、この開催までには調子は戻せるか。松本はオールスターで２勝をあげると、９月武雄では優勝を手にしていて動きがいい。地元の岩谷も９月富山７１３着、単騎だった初日以外は戦えていた。追い込み型では山口が差し脚好調。７月小松島記念で決勝に乗ると、８月小田原では３連勝でＳ級初Ｖを達成している。ガッツマーカーの大塚は欠場が続いていて、今期はまだ実戦に姿を見せていない。体調には不安が残る。
共同通信社杯１１５２着。二次予選Ａでは古性優を撃破する大ヒットを飛ばすなど、素晴らしい伸びを披露していた大川龍二にも魅力を感じる。まくり、差しの威力は抜群なので、展開がもつれるようだと浮上してきそうだ。
山岸佳太、中田健太の関東勢も侮れない。最近の山岸は動き軽快。９月松山の決勝は、久田裕に先手を許さず先行して準Ｖ、共同通信社杯の一次予選では、佐々木悠のまくりを差し切っている。自在戦が奏功すれば単可能。
阿部将が軸になる九州勢
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阿部将大
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大川龍二
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山岸佳太
