後藤大輝(写真)が、当大会2年連続で1レース1番車に選ばれた。S級デビュー戦だった昨年よりも、1年間で遥かに成長した姿を地元ファンの前でアピールする。
「去年の心境をまだ覚えてます。S級デビュー戦で、不安しかなかった。それに比べれば、開催の流れも分かってきたし、落ち着いていますね。レースでも周りが見えてきて成績が良いです。1年間自分のスタイルを崩さずに、流れに応じて先行基本でここまで来れたのは自信になっています。去年は準決で脇本(雄太)さんと戦ったのを鮮明に覚えてますし、それ以上の成績を残したいです」
地元同士の坂本健太郎が、昨年の初日同様に後藤をマークする。両者の連係は、これまで6度あるが、全て2人共確定板に上がっている。
「前(の後藤)がしっかりしてるんで、付いて行けば決まるでしょう。朝一のレースは嫌だけど、問題はないです。パフォーマンスには影響しないと思います。自分は今年一番の脚だと思いますよ。やっと練習の感じが上向いてきた」
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梶原海斗(写真)は、3月武雄FIIから9連勝を決めて、123期でS級一番乗りを果たした有望株。S級4場所目で、地元記念を迎える。
「(S級は)難しいっすね。全員脚があるんで、中団で見られちゃうと、なかなかまくりにもいけない。タイミングを一つミスすると終わりですね。(S級1場所目の)玉野の初日とかは緊張して、頭が真っ白だった。そこに比べれば緊張もしなくなりました。持病の腰痛の影響で、前回の川崎は右脚に全く力が入らなかった。ケアをしながら練習して、もう力は入るんで、(地元記念に)ギリギリ間に合ったと思う。失うものはないんで、積極的に走りたいです」
昨年の共同通信社杯でビッグ初優出など、昨年の後半戦は波に乗っていた佐々木豪だが、今年の前半戦は目立った成績を残せていない。そろそろエンジンをかけていきたいが。
「宮杯は噛み合わなかったですね。調子自体は、可もなく不可もなく、いつも通りだったと思うんですけど、それにしては良くなかった。成績も、動き自体もですね。(高松宮記念杯が終わって)中4日で移動とかもあったので、出来ることは少なかった。(練習は)ちょっと自転車に乗った程度ですね」
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松本秀之介は、高松宮記念杯に5日目から補充出走。GIの空気感を肌で味わって刺激を入れた。当所は熊本バンクが改修中に、練習地として過ごしたバンクで、馴染み深い。
「宮杯は去年は正選手として走ったけど、今年は補充でしか走れなかった。でも、負け戦でも良いメンバーがそろっていたので、いい勉強になりました。追加は3、4日前に受けました。ホームバンク(の熊本バンク)で乗ってきたし、昨日(前検日前日)は雨でももがいてきました。去年の(久留米で行われた)熊本記念でやらかしてしまったんで、そのリベンジをしたい。今回は九州の若手の自力がいっぱいいるし、自分も負けないように」
新村穣は、6月川崎ミッドナイト、続く松戸FIと、タイトなスケジュールをこなしてここに参戦。初日は、南関一人のメンバー構成だったが、横山尚則が東日本連係でマークを表明した。
「前回からは中8日なんですけど、ミッドナイトの後の松戸が実質中1日だった。それがきつかったですね。なので、ケアを多めにやってきました。北井(佑季)さんが欠場して、神奈川は僕一人になっちゃった。自分で気持ちを奮い立たせないと(笑)。アマチュア時代に、ずっと茨城で練習していたので、横山さんはその時の練習仲間なんです。頑張りたいですね」
小松崎大地は、高松宮記念杯で予選の2走を8、9着と叩いてしまい勝ち上がりを逃した。その中でも収穫はあったようで、巻き返しに期待したい。
「(高松宮記念杯は)良くなかったんですけど、気付けたことがあったので、そこはプラスにとらえたいです。全体的にですね。良い方に転がりそうではある。北日本自体が徐々に良い状態になっているし、そこに乗り遅れないようにしたい。終わってからは普通に練習してきました。疲れは特に感じてないです」
岩谷拓磨は、6月大宮FIで準V。決勝は、田中誠に4分の3車輪交わされており、あと一歩のところで優勝を逃してしまった。
「前回の大宮決勝は勝たないといけない展開だったのに、勝ち切れずに悔しいですけど、準決勝はカマシ気味のまくりで上がりが14秒0だったので、スピードはだいぶ戻ってきていると思います。(小川)勇介さんとは去年一番連係したんじゃないかっていうくらい連係していますし、初めて連係した頃のような変なプレッシャーもない。相手は格上の小松崎さんですけど、調子も上がってきているので、しっかりと自分の力を出し切れれば勇介さんと決められると思うので頑張りたい」
ナショナルチーム所属の山崎賢人(写真)が、昨年の競輪祭以来、207日ぶりに競輪に復帰する。パリ五輪へは帯同せず、リザーバーとして国内にとどまることになってしまったが、その悔しさは本業の競輪で発散する。
「(パリへ行けず)悔しい気持ちが一番にあります。でも、言い訳はないですし、選考は妥当だったと思います。今後の予定としては、サマーナイトと、オールスターは走るつもりです。ナショナルとして10月の世界選は走りますけど、その後は分かりません。ナショナルで結構きつめに練習していました。でも、鉄フレームには全然乗ってなくて、今週の月曜に追加を受けてから鉄フレームに乗り始めました。練習の感じは良いと思うけど、何とも言えないですね。ライン戦はリズムが違いますし。問題ないとは思いますけど」
園田匠は、久々の山崎との連係に期待を寄せる。高松宮記念杯は2走して途中欠場となったが、身体面の異常はないようだ。
「追加を受けたのは昨日(前検日前日)の夕方です。常に練習は欠かさないので、特に問題はないです。宮杯は家事都合で欠場したんで、体は大丈夫です。ホームバンクの小倉は記念がほぼないし、九州の記念に呼んでもらえるのはありがたいですね。(山崎は)どのくらい仕上がっているのか、自分でも分からないんじゃないかな。だとしても、相当強いだろうし、自分は付いて行くことだけに集中したい」
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石原颯は、白星を荒稼ぎ中。4月奈良FI、続く伊東FIを連続完全Vなど、絶好調だ。だが、自身に慢心はなく、まずは持ち前の積極策に徹する。
「(練習は)良い感じにできたと思います。手応えはあったり、なかったり。まだ飛ぶときがあるし、それはなんとかしないと。久留米のイメージは覚えてないです。しっかり持ち味を出したいですね」
石原の番手は田尾駿介。3月平塚FIの落車で大きく調子を落としてしまったが、そろそろ上げていきたいところ。気合を入れて、今年の前半戦最後の戦いに挑む。
「前回は家事都合で欠場しました。それで2週間くらい空いたので、しっかり練習できました。もう調子はだいぶ戻っていると思います。練習がやれているので体はもう問題ない。ちょっと気持ちを入れ直して頑張りたいですね。石原君とは1回くらいしか連係してない。最近強いし、しっかり付いて行きたい」
ダービーでは負け戦ながら3連対した志田龍星だが、高松宮記念杯は結果を残せず。だが、その前の武雄記念では決勝に進出しているだけに、ここも勝ち上がりには期待したい。
「宮杯は良い感じでは入れなかった。でも、単純に力不足でしたね。終わってからは1日休んで、あとはいつも通り練習してきました。疲れはあります。久留米はクセがなくて走りやすいですね。(同期の北井に)僕も追いつけるように頑張りたい」
初の地元記念にあっ旋された鶴良生。大敗の目立つ成績だが、ホームバンクの利を生かして爪痕を残したい。
「年始の静岡記念で落車して、初めて肋骨にヒビが入って、そこから今一つでした。1カ月ちょっとで練習の感覚は戻ったんですけど、レースでは今一つで。でも、前回の大宮で久々に自力で1着が取れたので良かった。あっ旋が出てから、ここに向けて頑張ってきました。初めての地元記念なんで、頑張りたいです」
取鳥雄吾(写真)は、全プロ記念で2連勝。高松宮記念杯は、負け戦で2連対と、ハイレベルなメンバーでも成績を残している。本人も、レベルアップを実感している。
「宮杯は前半は流れに乗れなくて良くなかったけど、負け戦から流れを取り戻して良くなりました。2日休んでから、地区プロのタイムトライアルに出たりしたのでバタバタしましたね。最近はデキが良いとかはないんですけど、成績自体が付いてきているので、アベレージが上がっているんだと思う。久留米は走りやすいですし、地元みたいに応援してくれる。気合を入れて頑張ります」
地元の吉本卓仁が、取鳥の番手を回る。試行錯誤の中で走った奈良GIIIよりも、今節は状態面を上げてきている。
「奈良はシューズを変えて、あまり良くなかったですね。今回は元に戻します。やれる範囲のことは全てやってきました。久留米記念は何年も出させてもらっているし、落ち着いて走れると思います。取鳥君とは、敵としては何回も戦っている。すごいダッシュでカマされているイメージだし、ダッシュには集中して付いて行きたい」
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急成長を遂げた藤井侑吾(写真)は、高松宮記念杯で白虎賞に進出。勢いに乗って、今節に挑む。
「5走したのは初めてだったんで、長かったですね。予選までは力を出し切る競走ができたんですけど、準決以上になるとまだまだ粗削りだなと感じました。組み立てが通用しなかった。まさか白虎賞に乗れるとは思ってなかったですけど、上のステージで戦えたのは良かったです。もっと戦法の幅を広げたいですし、引いてカマすだけじゃ駄目だと思っています」
山本伸一は、高松宮記念杯で準決勝に進出。地元地区のGIで手応えを得た。
「3ヵ月くらい前からトレーニング方法を見つめ直して、脚力も上がってきているなっていうのはあったんですけど、前回の宮杯はいいメンバーの中でもそれなりに戦えたのかなっていう手応えはありました。藤井君とは3月の玉野で一度連係していますし、強いのは知っているので信頼して任せます」
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森田優弥(写真)は、高松宮記念杯で準決勝まで勝ち上がるも、初のGI決勝進出はならず。勢いのある113期の関東勢の中でも中心にいる人物なだけに、期待は大きい。今節はGIの疲労をケアしながらの戦いになりそうだ。
「宮杯は色々足りなかったなと感じました。脚力と、判断力が足りなかった。終わってからは練習と、ケアを中心にやってきたんですけど、疲れは結構残ってます。走りながら調整していくしかないですね。久留米はスピードの出るバンクだと思う。自分はスピードがないんですけど、条件はみんな一緒なので」
上田尭弥は、前回の6月四日市FIで優勝。熊本バンクでの練習が再開し、調子が上向いてきたようだ。
「熊本バンクで練習できるようになってから、少しづつ感覚は良くなってきてますね。熊本バンクに入り始めたばかりのころは、周りとの力の差を感じて、トップスピードが落ちていたなっていうのはあったんですけど、徐々に上がってきていますね。前回四日市の前が20日間ぐらい空いていたので、そこでしっかり練習したら結果として出たので良かったです。同期の森田君とは久々の対戦ですね。結構、負けてはいると思うんですけど、勝ったことがないわけじゃないので頑張りたい」
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地元の田中誠は、前回の6月大宮FIで優勝をゲット。4月小田原FI以来で、今年2度目のVをつかんだ。差し脚のキレている今なら、活躍に期待できそうだ。
「今年は4月の玉野だけ調整を試したら大失敗したけど、それを修正して、今の調子は俺史上最高かな。昭和の練習を取り入れて、加倉(正義)さんと合同で練習したりして上向いた。直前はここに出る若手と脚合わせをしてきました。まあ、俺もまだまだピチピチの40歳で、働き盛りなんでね。今はなんのストレスもなく、完璧にやりたい練習をやれた。言うことない状態だと思うよ」
ウィナーズカップで決勝に進出した伊藤颯馬は、戦うステージを一つステップアップ。さらに上に行くためにも、記念ではしっかり結果を残したい。
「宮杯は着は悪かったんですけど、しっかり踏めていたので悪くなかったです。終わってから普通に練習してきました。疲労は残っているけど、いつも通りな感じですね」
松浦悠士(写真)は、高松宮記念杯の最終日に失格。レース巧者の松浦らしからぬ失格だった。シリーズを通しての感触にも納得はいっていなかったようだが、今節は修正力を示したい。
「(宮杯は)手応えはなかったです。行く前の感じからしたら、結果は思っていたような感じじゃなかった。とにかく体が使えていなかった。乗りたいように乗れていないのが、最近自力が出ていない要因かなと。でも、そこに比べれば上積みはかなりあります。まだ自分が求めているレベルじゃないんですけど、前回よりは上がっています」
高松宮記念杯の決勝は、神奈川勢の二段駆けに屈した新山響平だが、勝ち上がりの内容は決して悪くなかった。好調を維持したまま、ここに臨む。
「宮杯には調整して行ったわけじゃなかったので、あんまり仕上がってないかと思ったんですけど、入る直前に乗り方を調整したらうまく噛み合った。去年の5、6月頃の、良かった時の感じに戻したら、良くなりました。あとは、展開も向いたので。疲れもあって、練習はあまり良い感じじゃなかったんですけど、今日(前検日)休めば大丈夫だと思います」
嘉永泰斗は、高松宮記念杯で二次予選敗退と、期待に応えることはできなかった。4月川崎記念の頃のような勢いを、再び取り戻していきたい。
「宮杯は準決を逃したんですけど、体の感じは5月の時よりも断然良かったし、収穫はありました。宮杯から新車にフレームを変えたけど、寸法自体は前と一緒です。5月くらいは体の面で良くなかったですね。ケアはしてきたし、疲れもないです。熊本バンクが使えるようになって、練習も活気が出てきましたね」
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