令和6年能登半島地震復興支援競輪 大阪・関西万博協賛 久留米競輪場開設75周年記念「第30回中野カップレース」は、6月22日~25日の日程で開催される。今シリーズは高松宮記念杯競輪の直後ながら、古性優作、松浦悠士、新山響平のSS班3名が参戦する豪華メンバー。対する九州勢も地元の北津留翼をはじめとして、嘉永泰斗、伊藤颯馬とトップスピードに定評がある選手がそろい、熾烈な優勝争いが繰り広げられる4日間だ。
中心視する古性優作は、昨年G1で年間3Vの偉業を成し遂げた勢いをそのままに今年に入っても全日本選抜決勝4着、ウィナーズカップ準優勝とビッグレースで安定感抜群の走りを披露している。また1月和歌山、3月松山記念とすでに今年2度の記念制覇もあり、クレバーな立ち回りから繰り出されるまくりの切れ味は変わらず素晴らしい。南修二は昨年の共同通信社杯で約7年ぶりのビッグ決勝進出を決めると、寛仁親王牌、競輪祭、今年の全日本選抜とG1舞台で3連続優出を果たしている。また古性とは連係実績も豊富で、直近ではダービーでもワンツーを決めており、ともにゴールデンレーサー賞に進んでいる。
昨年念願のグランプリを制した松浦悠士は、今年最初のG1全日本選抜で二次予選敗退、ウィナーズカップでも準決で落車(担入7着)とビッグレースで結果を出せていない。しかしながら1月川崎、2月高松、3月玉野記念はすべて決勝3着以内と好成績を残している。落車の影響が懸念材料ではあるが、中国連係で取鳥雄吾や、四国勢も犬伏湧也、佐々木豪、石原颯と機動型の戦力が充実。修正能力が高い松浦ならばここまでには確実に状態を戻してくるだろうし、ラインの結束力でカバーしてV獲りに挑む。
嘉永泰斗は4月川崎記念2111着。決勝は古性、郡司、新山ら強豪がそろうなかで豪快なまくりを決めて優勝と一発の魅力を秘めている。当所は代替の熊本記念で優勝実績があるし、2月F1戦でも好メンバーを相手に優勝を手にしている。北津留翼は昨年の競輪祭で決勝進出してからはなかなかリズムに乗り切れていないが、当所は73周年記念を制している。強敵相手でも地元のエースとしての意地をみせたい。伊藤颯馬もウィナーズカップでビッグ初優出と勢いがある。
全日本選抜では予選から3連勝で勝ち上がり決勝でも3着で表彰台入り、ウィナーズカップでも決勝進出と成長めざましい北井佑季。近況は持ち味の先行勝負だけでなく好位置キープからまくりを繰り出す場面も見られ、幅広い戦法を駆使して2度目の記念制覇を狙う。
今年に入ってからはやや一息の印象があったもう一人のSS班・新山響平だが、4月川崎、高知記念と連続で決勝までコマを進めてきており、状態は少しずつ上向いているか。積極的な競走スタイルは以前と変わっていないし、主導権さえしっかり握れれば好勝負に持ち込めそうだ。
安定感抜群の古性優を信頼
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松浦悠士
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嘉永泰斗