6月小倉で特進を果たした121期の後藤大輝(写真)が、S級初戦を地元記念で迎える。初日は期待枠の1レース1番車を任されて、緊張しつつも気持ちを高ぶらせてレースに挑む。
「地元記念を走れるのは嬉しいです。ギリギリ間に合って良かった。特進すれば地元記念を走れるって意識はしていたし、諦めずにやって良かった。練習はいつも通りやってきて、調整方法を確かめながらやってきました。(アピールポイントは)これっていうのもはないんですけど、地脚なので長い距離を踏んで持ち味を出したい。9車を走ってないので、はやく感覚をつかんで上位で戦いたい。9車の動画とかは結構見てきました」
地元同士の坂本健太郎が後藤をマーク。練習仲間の後輩の強さに太鼓判を押した。
「(後藤が)強いのは知っていますし、練習だと抜けないですよ。久留米に練習で後藤を抜ける人はなかなかいないんじゃないかな。気が重いけど、レースで付くのは初めて。息子と一緒に走るような感覚ですかね。自分の状態は悪くないしてだし楽しみもある。息子と、通常通りって感じです」
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鈴木裕は高松宮記念杯で5走全てで人の後ろを回った。久々の前回りとなるここは、持ち味の自在性を発揮したい。
「(前回は)今ひとつの内容でしたね。展開もそうだったけど、勝ち切れないレースもあったので。課題のある開催でした。状態はいい意味でも悪い意味でも変わらずです。自分で動くのは久しぶりになるけど、ある意味流れを変えるチャンスだと思うし、きっちり勝ち切りたい。自力自在になんでもやっていきます」
腰痛の影響で長らく低迷した河端朋之だが、徐々に本調子に戻りつつある。課題に挙げていた航続距離もアップしてきている。
「去年と比べたらだいぶ戻ってきていますね。ただ、求めている所までは、まだまだっていう感じですけどね。腰に痛みが出ないように気を付けながら練習をしているので、あまり無茶をするとまた腰痛が出てしまう可能性もあると思うので、追い込み過ぎないようにやっている感じです。前回の初日はうまく駆けられたっていうのもありますけど、タレ幅自体も大きくなかったですね」
宿口陽一は高松宮記念杯で二次予選敗退。課題を再確認して、今節に生かしたい。
「宮杯は番手を回ったり、3番手を回ったり、先頭で走ったりしましたけど、自力でやった時に全然しっかり走れていなかった。今回はそれを修正できるように頑張りたい。宮杯で感じたことを練習してきました。疲れはあるけど、日に日によくなればと思ってます。初日はしっかり力を出し切って自力で走ります」
高松宮記念杯の勝ち上がりは叶わなかった伊藤旭だが、勢いある九州の若手の一人として大いに存在感を放った。二走目は伊藤颯馬の1着に大きく貢献する先行策。最終日は単騎で一撃を決めて高配当の使者となった。
「宮杯は自分は勝ち上がれなかったけど、後ろを勝ち上がらせることはできたので。日ごとに調子が良くなっていった感じでしたね。だから最終日に1着が取れたんだと思う。ただ、GII以上の1着は全部単騎。今度はラインを生かして1着が取りたいですね」
前期は110点以上の競走得点を保持していた松岡辰泰(写真)だが、今年に入って今ひとつ元気がない。昨年の熊本記念代替え開催で優出したゲンのいいバンクで、きっかけをつかみたい。
「宮杯が終わって、体の疲れよりも自律神経系というか、メンタル的な疲れがありますね。春前に腰を痛めたんですけど、そこからなかなか調子が上がってこない。痛みはないんですけど、力が入りづらいなって感じがします。宮杯も思ったよりも動きが悪かったし、自分の中でズレがありました。練習の感じは上がってきてるし、焦らずにじっくり上げていこうかなと思ってます。久留米はいつも練習しているバンクですし頑張りたい」
酒井雄多は前回の6月平塚FIでS級初優勝。決勝は落車のアクシデントもあったが、逃げ切りでつかんだ優勝は価値がある。
「前回の決勝は(落車と失格の)アクシデントもありましたけど、優勝できたので悪くはないと思います。久留米を走るのは久々ですけど悪いイメージはないですね。今回は久々に(師匠の)成田(和也)さんと同時あっ旋なのでたのしみですね。自分もしっかりと勝ち上がって、上で連係できるように頑張りたいです」
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野田源一(写真)は5年連続で地元記念に参戦。71周年大会以来の優出へ集中力を高めて臨む。
「宮杯は連がらみが1回だけだったので物足りなさがありましたけど、着以上に感触は良かったですね。そこからレースの疲れを取って調子を落とさずにここに来れたと思います。GIを走ると気持ちの維持が難しいんですけど、今回は気持ちも維持できています。久留米記念は毎年呼んでいただいて、今まで1度しか決勝に乗っていない。今回は決勝に乗れるように頑張りたい」
林昌幸は5月高松FI、6月玉野FIと優出。徹底先行を貫きながら、S級でも結果が出るようになってきた。
「5月ぐらいからしっかり残れるようになってきたんですよね。何も変えていないんですよ。4月の終わりぐらいから急に調子がよくなってきて、自分でもスピードに乗れている感覚があるし、後続距離も伸びているなって実感があります。結果が出ているし、変わらずに積極的に攻めていきたい」
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島川将貴は今年だけでFI戦を5V。直前の6月小倉FIも制して意気揚々と乗り込んでくるかと思いきや、本人は成績ほどの手応えはないと語る。
「小倉で優勝はできたけど、感じは良くなかったんです。練習は今まで通り。乗り方とかを変えて良くなってきて、さらに良くしようと欲を出したら失敗した。なので、最近はあまり欲を出さないようにして、乗り方もそこまで変えていないんです。久留米のバンクは走りやすいですね。外が伸びるイメージがあります。初日はコマ切れになるし、初手の場所次第では(仕掛けに)行くタイミングはあると思う。そこを逃さずにいきたい」
武田亮は一時の不調を乗り越えたのか、5月武雄FIで優出。競走得点も102点まで上げてきた。
「ちょっとずつ成績は良くなってますね。でも、まだそこまで感じは良くない。練習用と競走用でフレームが違うんですよ。サイズは一緒なんですけど、重さが違うんです。練習では重いフレームを乗りこなせるようにと思って重いものを使ってるけど、やっぱり競走用と違うと感覚にズレがありますね」
長島大介は68周年大会の覇者。冗談交じりでインタビューに応えたが、バンクとの相性は言わずもがな。
「宮杯は状態自体は悪くなかったけど、相手が強かったんで。展開をちゃんと作れないと苦しいですよね。負けたので余計に疲れましたよ。久留米記念は気持ちはディフェンディングチャンピオンなので(笑)。バンクも走りやすいイメージですよ」
久留米出身の中西大にとって、ここは大事な大会。声援を見方に怪力を惜しみなく発揮する。
「前回が終わってからしっかりトレーニングできました。調子が悪い中でダービーで1着が取れて、そこから調子も上がってきていたと思うので。練習の感触は良かったですよ。久留米に来た時はいつもなら実家に寄るけど、今回はデビューして初めて寄らずに来ました。応援が力になるし、期待に応えられるように頑張りたい」
取鳥雄吾(写真)は高松宮記念杯で準決に進出して大いにアピール。特に2走目で脇本雄太を苦しめた先行策は見事だった。
「宮杯は体の状態も良かったし、流れも番組も良かった。流れに助けられた部分は大きいと思います。準優までは自分のやるべきことをミスなくできたと思います。中4日で、半分以上はケアにあててきて、直前に一本もがいて良くなってるなと思ったので来ました。久留米は1着か、9着のイメージ。1着を並べられるようにしたい」
鈴木陸来は直前の6月函館FIで今年初優出。刺激を受けながら日々の練習に励んでいるようだ。
「函館で決勝に乗れたのはラッキーだった面が大きかったけど、状態自体も悪くなかった。静岡で、若手中心で練習してて最近は活気があるなかで練習できているし、アマチュアの子達も強い。自分も負けられないと思ってやれているので気持ちを入れて練習できまてますね」
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岩本俊介(写真)は高松宮記念杯で一、二走目と慣れない人の後ろを回って一次予選敗退。三走目からは立て直して1勝を上げて、なんとか面目は保った。
「宮杯の前半は人の後ろを回って、三走目からは本来の自力で走れて成績も出たので正直ほっとしました。まあ、ボチボチでしたかね。終わって1日だけ休んで3日はいつも通り練習してきました。疲れてないこともないけど、いつも通り。それにそこはみんな一緒なので」
4月四日市FIで完全優勝を飾った久米康平は、その後もコンスタントに白星をゲット。直前の6月大垣FIは未勝利も、3日間最終バックを取る仕掛けに出た。
「ずっと乗り方とかは考えてますね。4月ぐらいから良くなってきて、5月の佐世保でそれが薄れて、函館記念は良くなかった。でもその後にしっかり練習したらまた良くなってきたんですよね。最近は力み過ぎてるところがあると思う。前回は着は叩いたけど、感じが悪くて叩いてしまった感じではないので」
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北井佑季は3度目のGI挑戦だった高松宮記念杯で、自身2度目のGI準決勝進出。神奈川のホープは、大舞台でも力を示している。
「5走したのは初めてでしたけど、疲れはいつもと変わらない感じでした。5走ともしっかり自分の力を出すレースはできたと思います。でも、その中で前に出切れなかったり、まくり切れないレースはあった。練習はいつも通りやってきました。久留米は初めてです。しっかり自分の力を出し切るレースをしたい」
窪木一茂は、14日から行われた『2023トラックアジア選手権』に出場。中長距離種目の個人、チームパシュート、マディソンの3種目で金メダルを獲得した。久しぶりの参戦となる競輪でも結果を残せるか。
「21日に帰国したので、時差ボケと疲れは結構ありますね。個人でもオリンピックは狙えますけど、団体で権利を獲ればみんなで出られるので団体の金メダルは嬉しかったです。帰ってきてからは調整しかしていません。(北井と)同期対決はないと思ってたらまさかでしたね。今回は北日本の選手も多いので、色々なことを学びたいです」
伊藤颯馬(写真)は高松宮記念杯で白虎賞に進出。直近4カ月の競走得点も110点台に乗せており、戦うステージをワンランク上げた印象だ。
「宮杯はすごい良かったですね。(ラインの)前でも走れたし、番手でも良い競走ができた。その後はちょっと休んで久留米で1日練習しました。体調はバッチリです」
田中誠が伊藤の番手回り。直前の6月大垣FIで優出し準Vと、上り調子で地元記念に参戦する。
「大垣の準優から自転車の部品を変えて試してみたら成績も良くなったんですよね。ダービーで変えたペダルがよろしくないなと思って、調整しながら使ってたけど、元々使っていたものに戻したらよくなったんですよね」
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脇本雄太(写真)が、21年の熊本記念代替記念以来で当所に登場。高松宮記念杯は圧巻のパフォーマンスで4連勝で勝ち上がり、決勝は突っ張り先行で番手の古性優作を地元GI制覇へ導いた。
「宮杯は自分のできることはやったつもりです。腰の痛みは慢性的なものですし、それはもう変わらない。腰というよりも、純粋に昼間の5走は疲れましたね。他のGIと違う疲れがありました。(ファン投票1位の)表彰式もあったので実質中3日。1日だけロードで練習しました。前回久留米に来た時は1日だけ走って欠場している。それに中野カップを走るのは初めてなので、何かしらの爪痕を残したい」
新田祐大は高松宮記念杯の青龍賞で失格。悔しい結果となったが、状態自体は上向きだったと強調した。
「宮杯は積極的に仕掛けられていましたし、失格してしまったレースも(入線した)着順自体は悪くなかったので。良い状態で走れていたと思います。練習は週明けからやれましたし、状態は問題ないです」
茨栃勢は吉田拓矢が前回り。好メンバーがそろった初日特選で見せ場を作りたい。
「宮杯は純粋に力がなかった。見ていても分かると思いますけど、脚に貯金がない感じで走っていたし、情けなかった。でも、その中でも内容の良いレースはあったし、そこまで悲観はせずに。久留米は(72周年大会で)優勝しているので、そのイメージのまま走りたい。初日は僕のわがままで前で走ります。(坂井)洋も前で走りたいだろうけど、純粋に僕が最近良くないので、ここで良いレースをしたい」
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