久留米が誇るガールズトップレーサーの児玉碧衣の出走が予定されているシリーズ。ただ、児玉は年末のガールズグランプリの落車で鎖骨を骨折する重傷を負っており、果たしてここに間に合うか。出走なら本調子でなくても本命視が当然だが…。
児玉が不在ならかなりの混戦戦だ。総合力上位の久米詩がVの最有力候補となる。ナショナルチームメンバーとも練習する環境で機動力アップに励んでおり、22年は34勝、2着25回。ここも流れを見極めての自力攻撃で決着を誇る。
とはいえ、久米は実力の割に優勝回数は多くなく、決勝となると組み立てに失敗するケースが目に付く。他の選手にも付け入る余地はありそうだ。その筆頭は永塚祐子だろう。118期のナンバーワンでゴールデンキャップも獲得しているアスリート。落車で大怪我した影響でもどかしい状況が続いていたが、ようやく本領発揮できるようになったのがV2、準V3回の前期の走り。豪快な一発でV獲りだ。
廣木まこも児玉や尾方真生が練習仲間だけに着実にランクアップ中。11月富山で初優勝したことで最近は自信を持って攻め切れている。地元ホームなら3割増しの評価。前々好位からタテ脚を出せればV十分。
まくりが売りで一発には定評がある村田奈穂や、沖縄に移籍して上昇ムードの加藤舞も台頭があっていい。11月から長欠中の石井貴子も復帰なら迷いのない先行策でV戦線をにぎわす。
出走なら児玉碧衣だが…
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児玉碧衣
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久米詩