今シリーズのS級戦は西日本勢によるV争い。Gレースで活躍している実力者がそろったが、中でも山田庸平は素晴らしい充実ぶりだ。6月別府では3連勝で今年の3V目を飾ると、高松宮記念杯は5212着と準V。更に7月小松島記念3117着と2勝を挙げていて、獲得賞金ランキング第7位に付けている。立ち回りは相変わらず俊敏だし、自力攻撃の破壊力も増した印象がある。九州ラインの軸となり主役を務める。当所ホームの坂本健太郎も最近の伸びは悪くない。6月当所記念では準決敗退も1281着と3連対を果たした。チャンスが巡ってくればものにできる状態にある。吉本卓仁も6月当所記念では1517着と2勝を挙げた。落車負傷で調子を落としていた上田尭弥が復調してきた。7月防府113着、優勝は成らなかったものの、先行して粘った脚勢は悪くなかった。九州の先頭で積極的に攻める。
九州勢を撃破すれば石原颯だろう。スピード豊かな先行は迫力満点で、末脚もしっかりしている。6月取手記念は132着で決勝進出、高松宮記念杯では予選を21着で西準決にコマを進めた。だが、その西準決で落車し、続く7月小松島記念を欠場している。体調に問題がないようなら、香川雄介を連れて主導権を握っての香川ワンツーは大いにありそうだ。
野原雅也、南修二の近畿勢も侮れない。ここのところ一息不足の場所が続いている野原だが、7月福井記念の動きはまずまずだった。南は7月福井記念の2次予選で、野原の仕掛けに乗って勝ち星をゲットしている。
地力強化した山田庸
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山田庸平
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坂本健太郎
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石原颯