降班してきた機動型の実力も見極める必要はあるが、前期に引き続き119期勢がV争いをリードしていこう。本命は白井優太朗だ。吉本哲郎門下で、兄弟子の町田太我、竹内翼らとの練習で着実に力を付けている白井。デビューの前期は特別昇班こそ果たせなかったが、5Ⅴとチャレンジトップクラスの機動力で大暴れだった。レース内容もまくりには頼らず、自分の脚を信じて積極的に先手を奪って勝負するスタイルで非常に頼もしい。個の戦いになってもいけるが、中四国でしっかりしたラインが出来上がればV確率はさらに上がる。
疋田力也や地元ホームの原井剣也が白井に挑戦状を叩きつける。疋田は11月松山ミッドナイトで初優勝を3連勝で達成。疋田も長い距離を踏んでの勝負を心掛けており、白井の好きにはさせない。一方の原井は落車が多く、デビュー早々試練の連続だが、戦う姿勢を崩していない。ラモスレオは原井とは別で自力勝負だろうが、チャレンジではタテ脚が目立っていた吉成晃一あたりの援護を受けて思い切った走りができれば波乱を呼ぶかも。
機動力断然な白井優
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白井優太朗