1月松戸では惜しくも特別昇班を逃した佐藤礼文だが、9連勝へ向けて仕切り直しだ。デビュー以来、失格2回をのぞけば着外はわずかに1回と安定感は抜群。切れ味鋭いまくりにシビアな位置取りも織り交ぜて、同期対決を制すか。村上貴彦は1月松戸の準決勝で佐藤とワンツーを決めている。やや口が空く場面もあったが、ここもしっかりと佐藤に食い下がりたい。点数最上位の永井隆一も佐藤の番手回りなら。
優勝回数では佐藤を上回るのが磯島成介だ。12月は前橋、小倉を連覇するなど近況も好調。佐藤にはない先行力も魅力だ。北日本勢は磯島の他にも三浦大輝、猪野泰介と機動型が充実。まくり兼備でタテ脚鋭い玉木英典にもチャンスがありそうだ。
谷和也も有力なV候補のひとりだ。特別昇班に失敗した9月広島以来、優勝から遠ざかっていたが、1月四日市で完全優勝と今年は好スタートを切った。今シリーズの115回生では唯一、レインボーファイナルにも出場した選手。競走得点では佐藤、磯島に劣るが、実力では引けを取らない。
115期トリオに迫るなら最近は優出も増えるなど力を付ける113回生の中里福太郎だ。
115期による優勝争い
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佐藤礼文
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磯島成介